戻りたいんじゃない。一人が怖かっただけ。
カウンセリングをしていると、「どうしたらいいかわからないんです」というご相談をいただくことがあります。でも、お話を聴いていると、本当にわからないのは離婚するかどうかではなく、彼を選ぶかどうかでもなく、「私は本当は何を怖がっているのか」だったりします。先日、こんなご相談がありました。旦那さんは転勤族。子どもと二人きりの生活。知り合いもいない土地。寂しさを抱えながら毎日を過ごしていました。そんな時に、優しく話を聞いてくれる男性が現れました。怒らない。責めない。否定しない。自分の歩幅に合わせてくれる。その優しさに心が救われたそうです。でも、その男性には生活力がありませんでした。お金を貸し、支え、助けようとする。だけど苦しくなる。そして最終的に、旦那さんにも彼にも本音を伝えることになりました。すると今度は、離婚が現実になって怖くなった。一人で生きていくことが怖くなった。そうお話しされました。私はこのお話を聞いていて、離婚が問題なのではなく、恋愛が問題なのでもなく、ずっと抱えてきた寂しさが問題なんだと思いました。人は寂しい時ほど、自分にとって本当に必要なものが見えなくなります。安心が欲しい。認めて欲しい。見捨てられたくない。その気持ちが強くなると、嫌われたくないから我慢する。断れない。相手を優先する。本音を飲み込む。そんな行動になってしまいます。でもこれは、性格の問題ではありません。心の仕組みなんです。私は20年以上、4,000件以上のご相談をお聴きしてきました。その中で感じるのは、人は心の仕組みがわかると、驚くほど生きやすくなるということです。なぜ言いたいことが言えないのか。なぜ我慢し
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