何度も燃え尽きた情熱・・一番嫌いだった【赤】が、私を救う炎に変わるまで

何度も燃え尽きた情熱・・一番嫌いだった【赤】が、私を救う炎に変わるまで

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ライフスタイル

こんばんは、心象画家の卯月螢です。
HSP気質の繊細な感覚と色彩心理の知識を大切にしながら、画家・色彩心理セラピストとして活動しています。

このブログでは【ライフスタイル】をテーマに書いていますが、今週はどうしても、現在銀座で展示参加中の作品についてのお話が多くなります。
なぜなら、私の生活の中に「絵を描くこと」が深く根ざしており、それが人生そのものに大きな影響を与えているからなのだと思います。

皆さんは今、どれくらいの「情熱」を持っていますか?
心から思いを持って取り組める、大切な何かはあるでしょうか。

私は、高校時代から油絵を描き始め、ある公募展の会友を8年務めていました。
しかし、その後、鬱病を患ったことで退会。
それから数年の間、精神的にどうしても絵が描けない暗い日々を過ごし、2013年になってようやく、ペン画という形で制作活動を再開することができました。

私の公式な「画歴13年」というのは、この後半のペン画時代から現在までを換算したものです。
高校時代から数えれば30年以上になりますが、あまりにも人生の波が激しかったため、絵を再開したあの頃から数えるようにしています。

いわば、物心ついたときから、何かを描くこと、書くことが、私にとって何より好きなことでした。

しかし、長く生きていると、人生の中で何度も大きな挫折を体験しなくてはなりません。

【画材店で、絵を描く人を裏から支えるという目標は、ストレスで頓挫】
【公募展で経験を積もうとした矢先、鬱病で筆が握れなくなり退会】
【絵が描けないならと始めた介護職は、ひざの関節障害で断念】
【在宅介護で父を支えようと献身するも、相手に寄り添いすぎて共倒れのように破綻】

「何かを極めよう」「誰かに尽くそう」「結果を残そう」と、全力を注ぐたびに、なぜかすべてが破綻していく。

そんな苦しい繰り返しの中で、私はいつしか、傷つかないために「自分に期待しないように」生きていく術を選んでいました

けれど、私のそんな冷え切った思いとは裏腹に、周りの人からはよく「情熱的な人ですね」と言われることが多かったのです。
その言葉を言われるたびに、志半ばで頓挫した過去の傷がうずき、悔しさと共に、どこか他人事のように聞き流していました。

「私は絵を描いているけれど、これは情熱じゃない。【孤独の吐露】なんだ」

私の情熱は、挫折するたびに冷たい水を掛けられ、50歳を前にして完全に燃え尽きてしまったのだと……そう思い込んでいました。

自分は孤独で、もう情熱なんてカケラも残っていない。
だからこそ当時の私は、【赤】という色が何よりも大嫌いでした。

今回、銀座のグループ展に出品している作品の中に、
「le feu(ル・フ/炎)」という絵があります。
内側から溢れ出る熱い思いを赤い薔薇に託し、魂の象徴として【蝶】を配した作品です。

2026le feu.png


実は、父を見送ったあと、私は喪失感から再び絵が描けなくなってしまった時期がありました。
その深い危機から私を救い出してくれたのが、他でもない、ずっと消えていたはずの「情熱(熱い思い)」だったのです。

虚無感で何も手につかず、これからどう生きていけばいいのかも分からない。

そんな時にセッションを受け、私が再び絵を描けるようになるきっかけとなったのは、言葉ではなく、私の胸が確かに感じた「熱い温度」でした。

「あなたが、本当に好きだったことは何ですか?」

その問いに対して、過去の記憶から答えを探そうとしたその瞬間、私の心臓がドクドクと激しく脈打ち、胸の奥がカッと熱くなる感覚に襲われたのです。

その確かな熱の感覚を頼りに、絡まった過去の糸を少しずつ紐解いていった結果、私はもう一度、キャンバスに向かうことができるようになりました。


この経験を通して私は【情熱に、限りはない】ことを知ったのです。

情熱が消えてしまうのは、誰かに何かをされたからではなく、自分自身の
「もう無理だ」という諦めによって、自らもみ消してしまっていただけなのかもしれません。

かつての私にとって【赤】は世の中で一番嫌いな色でしたが、本当の自分を取り戻した今では、私を内側から支えてくれる一番大切な色になりました。

赤 平.png

今では、心を前向きに切り替えるために、部屋の所々に赤いものを置くようにしています。

「もう限界かもしれない……」
心が折れそうになったとき、ふと目に入る赤は、自分が本当は何を目標に、何を愛して生きているのかを、静かに思い出させてくれる私の命の色なのです。


「他人の気持ちに心を砕きすぎて、疲れ果ててしまっていませんか?」

「誰かと比べられ続けることで、自分が本当は何をしたかったのか、分からなくなってしまいそうになっていませんか?」

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