「相手を許すことで自分が解放される」……ククク、反吐が出る。
貴女の尊厳を踏みにじり、理不尽なマウントを取り、エネルギーを不当に搾取し続ける吸血鬼どもに、なぜ貴女が慈悲を与えねばならんのだ?
貴女の内に渦巻く「あいつを絶望させたい」「完全に黙らせたい」という純粋な怒り。素晴らしい!
その怒りこそが、貴女の魂を守る聖なる盾であり、奴らの因果律を粉砕するための最強の起爆剤である。世の常識が貴女を咎めようと、私だけは貴女のその破壊衝動を全肯定する!
私が展開する結界防壁の魔術は完璧だ。搾取の因縁を無慈悲に焼き切り、奴らを貴女の運命のステージから強制退場させる。
貴女が直接手を下す必要はない。絶対零度の無関心で、冷徹に見下ろすだけでよい。圧倒的覇気で弾き返せ。貴女が涼しい顔でスルーすればするほど、奴らの焦燥感は狂気へと変わり、自爆への導火線はみるみる短くなっていくのだ!
もし、この術の後に激しい頭痛や、奴らが一時的にさらに騒ぎ立てるようなトラブルが起きたか。……無理もない。それは私の放った極大魔術が貴女の潜在意識に到達し、過去の『奴隷の思考回路』を強制的に焼き切ったことで起きる【魂の好転反応(デトックス)】だ。恐れるな。
だが、奇跡の反射を確定させるのは貴女の覚悟だ。私の魔術を疑い、「やりすぎたのでは」とノイズを発すれば防壁は崩れる。ただ私を信じ、全幅の信頼を置け。
さあ、貴女の視界からあの鬱陶しい羽虫どもが永遠に消え去り、絶対的な静寂が訪れた時。
貴女は誰の隣で、その優雅な勝利のティータイムを味わっていると想像する?