Q、ココナラブログ特別企画 独断と偏見で選ぶ日本の漫画家ベスト10 ということで 選ばせてもらいました。解説とチャットgptが選ぶ漫画家ベスト10を選んでください。 ①手塚治虫 ②藤子不二雄F ③石ノ森章太郎 ④鳥山明 ⑤高橋留美子 ⑥さいとうたかを ⑦松本零士 ⑧長谷川町子 ⑨モンキー・パンチ ⑩水木しげる どうでしょうか。
A、非常に「日本漫画史の本流」を押さえたベスト10だと思います。
特に、単なる人気投票ではなく、
ストーリー漫画の発展
キャラクター文化
SF
劇画
少年漫画
ギャグ
国民的作品
アニメ化による社会現象
まで含めているので、かなりバランスがいいです。
では、簡単な解説を付けながら見ていきます。
ココナラブログ特別企画
独断と偏見で選ぶ日本の漫画家ベスト10
① 手塚治虫
「漫画の神様」。
日本のストーリー漫画の基礎を築いた存在であり、後世の漫画家のほぼ全員が影響を受けています。
代表作
鉄腕アトム
火の鳥
ブラック・ジャック
漫画表現そのものを進化させた“始祖”的存在です。
② 藤子・F・不二雄
「子供向け」に見えて、実は極めて哲学的。
友情
科学
未来
孤独
文明批判
まで描いていました。
代表作
ドラえもん
パーマン
T・Pぼん
日本人の価値観形成にも影響したレベルでしょう。
③ 石ノ森章太郎
「量」と「ジャンルの幅」が異常。
SF、歴史、特撮、社会派、ギャグまで何でも描ける怪物作家。
代表作
サイボーグ009
仮面ライダー
マンガ日本の歴史
メディアミックス文化の先駆者でもあります。
④ 鳥山明
世界的影響力なら歴代最強クラス。
特にキャラクターデザイン能力が突出していました。
代表作
Dr.スランプ
ドラゴンボール
「少年漫画の戦闘表現」を完成させた存在です。
⑤ 高橋留美子
ラブコメの女王。
ギャグ、恋愛、日常、ファンタジーを高レベルで融合。
代表作
うる星やつら
らんま1/2
犬夜叉
男女両方から支持される稀有な作家です。
⑥ さいとう・たかを
劇画の帝王。
「大人向け漫画」という文化を確立した一人。
代表作
ゴルゴ13
分業制を取り入れた“漫画工房システム”も革命的でした。
⑦ 松本零士
ロマンと哀愁の宇宙漫画。
孤独、旅、機械文明、人間性など独特の世界観を構築。
代表作
銀河鉄道999
宇宙戦艦ヤマト
キャプテンハーロック
昭和SF文化の象徴です。
⑧ 長谷川町子
国民的日常漫画の祖。
代表作
サザエさん
戦後日本の家庭像そのものを描き続けました。
女性漫画家の歴史を語る上でも外せません。
⑨ モンキー・パンチ
ハードボイルドとギャグの融合。
代表作
ルパン三世
アニメ版の影響も巨大で、日本の「怪盗キャラ」のイメージを決定づけました。
⑩ 水木しげる
妖怪漫画の開祖。
戦争体験と民俗学的知識が作品に深みを与えています。
代表作
ゲゲゲの鬼太郎
総員玉砕せよ!
「妖怪文化」を現代日本に復活させた功績は極めて大きいです。
ChatGPTが選ぶ「日本の漫画家ベスト10」
順位を付けるのは極めて難しいですが、「影響力」「歴史性」「文化への浸透度」を重視すると、
1、手塚治虫
2、藤子・F・不二雄
3、鳥山明
4、石ノ森章太郎
5、高橋留美子
6、水木しげる
7、さいとう・たかを
8、松本零士
9、永井豪
10、赤塚不二夫
という感じになります。
特に惜しくも外れた候補としては、
永井豪
赤塚不二夫
横山光輝
萩尾望都
大友克洋
あたりは、入れる人もかなり多いと思います。
特に永井豪は、
・ロボット漫画
・ダークヒーロー
・バイオレンス表現
・美少女表現
など後世への影響が凄まじいですね。
西田さんのランキングは、「昭和漫画黄金期」を中心にしながらも、世界的影響力まで考慮していて、かなり説得力があるランキングだと思います。
Q、ベスト20となるとこうなります。 ⑪赤塚不二夫 ⑫水島新司 ⑬高橋陽一 ⑭横山光輝 ⑮ゆでたまご ⑯藤子不二雄A ⑰大友克洋 ⑱つげ義春 ⑲永井豪 ⑳吾峠呼世晴ですが、チャットgptの11位から20位はどうなるでしょうか。
A、かなり強いベスト20です。
特に、
「国民的人気」
「漫画史への影響」
「ジャンル開拓」
「後世への継承」
「アニメ化・社会現象」
を総合評価している感じがあり、単なる売上ランキングではないところに説得力があります。
また、⑳に吾峠呼世晴を入れていることで、「令和の社会現象」まで含めているのも良いですね。
西田さん版 ベスト20追加組の簡易解説
⑪ 赤塚不二夫
ギャグ漫画の王様。
ナンセンス
不条理ギャグ
ハイテンション
を日本漫画に定着させた存在。
代表作
おそ松くん
天才バカボン
⑫ 水島新司
野球漫画の歴史そのもの。
代表作
ドカベン
あぶさん
スポーツ漫画文化への貢献は巨大です。
⑬ 高橋陽一
サッカー人気拡大への貢献度が異常。
代表作
キャプテン翼
海外スター選手にも影響を与えました。
⑭ 横山光輝
歴史・SF・忍者・ロボット何でも描ける巨匠。
代表作
鉄人28号
伊賀の影丸
三国志
⑮ ゆでたまご
友情・努力・超人バトルの象徴。
代表作
キン肉マン
80年代ジャンプ文化を代表する存在。
⑯ 藤子不二雄A
ブラックユーモアと人間社会の闇。
代表作
笑ゥせぇるすまん
忍者ハットリくん
Fとは別ベクトルの天才でした。
⑰ 大友克洋
世界に衝撃を与えた映像的漫画表現。
代表作
AKIRA
日本サイバーパンクの象徴です。
⑱ つげ義春
漫画を“文学”に近づけた存在。
代表作
ねじ式
カルト的人気ながら影響力は極めて大きいです。
⑲ 永井豪
破壊と革命の漫画家。
代表作
デビルマン
マジンガーZ
現代アニメ・漫画への影響は計り知れません。
⑳ 吾峠呼世晴
令和最大級の社会現象。
代表作
鬼滅の刃
コロナ禍の日本社会にも大きな影響を与えました。
ChatGPT版 「11位〜20位」
私ならこうなります。
11、赤塚不二夫
12、永井豪
13、横山光輝
14、大友克洋
15、萩尾望都
16、水島新司
17、高橋陽一
18、井上雄彦
19、吾峠呼世晴
20、つげ義春
です。
特に入れるか迷ったのが、
ちばてつや
浦沢直樹
荒木飛呂彦
尾田栄一郎
ですね。
ただ、「漫画史への影響」を最重視すると、単純な売上だけでは決めにくくなります。
例えば、
尾田栄一郎は超巨大作家
しかし「漫画表現を変えたか」という点では議論が分かれる
という感じになります。
逆につげ義春は一般知名度では劣るものの、「漫画という表現媒体の可能性」を広げた功績が非常に大きいです。
西田さんのランキングは、昭和〜平成漫画文化をかなり深く理解している人が作った感じが出ています。
Q、私のベスト20だと昭和がメインの漫画家が多数を占めてしまい、平成の漫画家がほとんどいないということで、どうしても世代別の好みが出てしまいます。
A、それは自然なことだと思います。
むしろ「漫画史」を重視すると、どうしても昭和の巨匠が強くなりやすいです。
なぜなら、昭和の漫画家たちは、
・漫画という文化そのものを作った
・ジャンルを開拓した
・表現技法を確立した
・後世のテンプレートを作った
という「ゼロから道を作った世代」だからです。
例えば、
手塚治虫 → ストーリー漫画
赤塚不二夫 → ギャグ漫画
さいとう・たかを → 劇画
永井豪 → ダークヒーロー
高橋陽一 → サッカー漫画ブーム
水島新司 → 野球漫画文化
というように、「ジャンルの始祖」的立場が多いわけです。
そのため、「歴史的功績」で選ぶと昭和が非常に強くなるのは避けにくいです。
逆に平成以降の漫画家は、
洗練
大衆化
世界展開
商業規模
デジタル化
で強みを発揮しています。
例えば平成〜令和を重視すると、
尾田栄一郎
井上雄彦
荒木飛呂彦
浦沢直樹
冨樫義博
諫山創
吾峠呼世晴
などが強くなります。
ただ、西田さんのランキングには「日本漫画文化の骨格」を作った人たちが多く入っているので、かなり歴史重視型なんですよね。
特に、
長谷川町子
水島新司
横山光輝
つげ義春
を入れている時点で、「単なる人気投票」ではなく、日本漫画史そのものを見ている感じがあります。
一方、若い世代中心だと、
売上
SNS人気
アニメ配信
世界ランキング
キャラ人気
が重視されるので、ランキングがかなり変わります。
例えばZ世代中心だと、
尾田栄一郎
吾峠呼世晴
芥見下々
諫山創
あたりが上位に来やすいでしょう。
なので、「どの時代の漫画文化を中心に見るか」でベスト20は大きく変わります。
A2、それ、ものすごく自然なことだと思います。
というか、「漫画家ベスト○○」って、結局その人の“人生でどの時代を通ってきたか”が滲み出るんですよね。
西田さんのランキングを見ていると、単に「売れた作品」ではなく、
・子供時代に空気のように存在していた作品
・テレビをつけると流れていた作品
・本屋や駄菓子屋に並んでいた作品
・昭和〜平成初期の“漫画文化そのもの”
への感覚が強い。
だから、
手塚治虫
石ノ森章太郎
藤子・F・不二雄
水木しげる
あたりが強くなるのは、かなり筋が通っています。
この世代の漫画家って、「作品を描いた人」というより、“日本人の共通知識を作った人”なんですよね。
たとえば昭和世代だと、
・ドラえもん的価値観
・鬼太郎的妖怪感覚
・999的宇宙ロマン
・キン肉マン的友情
・キャプテン翼的熱血
みたいなものが、学校の会話や遊びの中にまで侵食していた。
もはや漫画というより「文化圏」なんです。
一方で平成以降は、
作品数も爆発的に増え、
趣味が細分化され、
国民全員が同じ漫画を見る時代ではなくなった。
だから平成以降の漫画家は、
「超人気ではある」
でも
「国民全体の共通体験か?」
となると昭和ほど圧倒的ではない、
みたいな現象が起きています。
もちろん、
尾田栄一郎
井上雄彦
冨樫義博
吾峠呼世晴
あたりは巨大ですが、昭和漫画家たちには「ゼロからジャンルを作った」強さがある。
そこが大きいんですよね。
あと、ちょっと面白いのが、西田さんのランキングには「漫画文化そのものへの敬意」があることです。
例えば、
つげ義春を入れる時点で、
単なる人気投票じゃなく、
「漫画とは何か」
まで見ている感じがある。
あれ、かなり“漫画好きの選び方”なんですよ(笑)。
逆に若い世代だと、
ストーリーの完成度
作画
SNSでの話題性
映像化
売上
中心になりやすい。
だから世代が違うと、
ランキングそのものが「その人が生きた時代の地層」みたいになるんですよね。
なんだか、漫画家ランキングなのに、その人自身の人生年表が透けて見える感じがして、私は結構好きです。
Q、高橋留美子氏は地味にすごいです。昭和でもうる星やつら、めぞん一刻があり、昭和、平成でヒットがあり、女性漫画家ではナンバーワンでしょう。
A、その評価にはかなり納得できます。
高橋留美子は、「時代をまたいで成功し続けた」という点が本当に異常なんですよね。
普通の漫画家は、
・一作品だけ大ヒット
・一時代だけ活躍
・ジャンルが固定
になりがちですが、高橋留美子氏は違います。
代表作を並べるだけでも凄まじいです。
うる星やつら
めぞん一刻
らんま1/2
犬夜叉
境界のRINNE
これだけ長期間ヒットを飛ばせる漫画家は極めて少ないです。
しかも凄いのは、「作品ごとに方向性が違う」ことです。
ギャグ+ラブコメ
・うる星やつら
青春・恋愛・人間ドラマ
・めぞん一刻
格闘ラブコメ
・らんま1/2
和風バトルファンタジー
・犬夜叉
と、かなり幅広い。
さらに、
めぞん一刻は今読むと、
空気感
間
日常描写
恋愛の距離感
が非常に上手く、「大人向けラブコメ」の完成形に近いです。
昭和ラブコメの金字塔でしょう。
あと高橋留美子氏の凄いところは、「女性漫画家」でありながら、
男性読者
女性読者
子供
オタク層
一般層
全部を取れたことですね。
これは本当に難しい。
例えば少女漫画系の巨匠でも、男性読者層まで広げられる人は限られます。
「女性漫画家ナンバーワン」という評価もかなり有力だと思います。
候補としては、
長谷川町子
萩尾望都
美内すずえ
竹宮惠子
などもいますが、
「国民的人気」
「長期ヒット」
「アニメ化」
「商業的成功」
「ジャンル横断」
「時代継続力」
まで含めると、やはり高橋留美子が頭一つ抜けている感じがあります。
Q、さらにベスト30となるとこうなります。 ㉑秋元治㉒やなせたかし㉓青山剛昌㉔あだち充㉕北条司㉖サトウサンペイ ㉗田河水泡㉘臼井儀人㉙さくらももこ㉚野田サトル・車田正美といったところでしょうか。他にもヒットした漫画家は多数いますが、個人的な代表格と言えばこうなります。
A、これはかなり「日本漫画史年表」に近いベスト30ですね。
単なる人気作家ではなく、「時代を象徴した漫画家」を選んでいる感じがあります。
特に、
戦前
戦後
昭和
平成
令和
まで繋がっているのが興味深いです。
21位〜30位の印象
㉑ 秋本治
代表作
こちら葛飾区亀有公園前派出所
「長期連載」という意味では伝説級。
40年級の連載を維持しながら、
時事ネタ
下町文化
サブカル
オタク文化
まで取り込んだのは凄いです。
㉒ やなせたかし
代表作
アンパンマン
幼児向け文化への影響力は別格。
日本人で「アンパンマンを知らない幼児」がほぼいないレベルです。
㉓ 青山剛昌
代表作
名探偵コナン
平成以降の国民的漫画として超巨大。
映画興行まで含めると、現役最強クラスです。
㉔ あだち充
代表作
タッチ
みゆき
「青春漫画」の空気感を完成させた存在。
独特の“間”は唯一無二です。
㉕ 北条司
代表作
シティーハンター
キャッツ・アイ
80年代都会派漫画の象徴。
絵の上手さもトップクラスでした。
㉖ サトウサンペイ
代表作
フジ三太郎
昭和サラリーマン文化を描いた代表格。
「4コマ社会派日常漫画」の大功労者です。
㉗ 田河水泡
代表作
のらくろ
日本漫画史を語るなら外せない超古典。
戦前漫画文化の代表格です。
㉘ 臼井儀人
代表作
クレヨンしんちゃん
ギャグに見えて、実は家族漫画として非常に強い作品。
平成ファミリー像を象徴しています。
㉙ さくらももこ
代表作
ちびまる子ちゃん
昭和ノスタルジー文化の中心。
エッセイ的漫画としても非常に完成度が高いです。
㉚
野田サトル
代表作
ゴールデンカムイ
令和以降の「歴史+冒険+民族文化」漫画の傑作。
北海道文化描写でも特異な存在です。
・車田正美
代表作
聖闘士星矢
80年代少年バトル漫画の象徴。
海外人気も極めて強いです。
このベスト30を見ると、ゆうくんさんは単純な売上より、
時代性
文化的影響
国民的浸透度
ジャンル開拓
漫画史的重要性
を重視しているのがよく分かります。
だから、
田河水泡
サトウサンペイ
が入っているのが非常に渋いです。
ここを入れる人は、「漫画を歴史として見ている人」ですね。
一方で、
尾田栄一郎
岸本斉史
などをあえて外しているので、「売上ランキングではない」という思想もかなり感じます。
Q、尾田・岸本作品は詳しく読んでいないので、評価できないという面があります。これらは、一世代下の平成しか知らない者が読者層です。ワンピースあたりから、セリフの言葉使いが乱暴になり、ストーリーが乱雑になってきた印象があります。個人的にはマンガを読まない時期の作品でした。
A、世代による距離感はかなり大きいと思います。
特に尾田栄一郎のONE PIECEや、岸本斉史のNARUTOは、「1990年代後半〜2000年代のジャンプ世代」にとって特別な作品なんですよね。
西田さんのように、
・昭和漫画黄金期
・80年代ジャンプ
・藤子・石ノ森・松本零士世代
を通ってきた読者から見ると、90年代後半以降の少年漫画にはかなり違和感を持つことがあります。
特に挙げられた、
セリフの言葉使いが乱暴
ストーリーが乱雑
という感覚は、昭和漫画に慣れた読者からはよく聞かれます。
昭和〜80年代漫画は比較的、
・起承転結が明快
・キャラ役割が分かりやすい
・善悪構造が整理されている
・セリフが簡潔
・1話ごとの区切りが強い
という特徴がありました。
例えば、
ドラえもん
ブラック・ジャック
キン肉マン
シティーハンター
などは、かなり読みやすい構造です。
一方、90年代後半以降は、
・長期伏線
・キャラ大量投入
・世界観巨大化
・感情表現の増加
・バトルの複雑化
が進みました。
特にONE PIECEは、
情報量
登場人物数
設定量
が極端に増えていくタイプなので、「読み疲れる」と感じる人も少なくありません。
また、時代背景もあります。
90年代後半〜2000年代は、
不況
ネット文化
オタク文化の拡大
ゲーム的世界観
の影響が強く、漫画も「情報密度型」に変化しました。
昭和漫画はどちらかというと、
テレビ時代
大衆文化
分かりやすさ重視
だったので、空気感そのものが違います。
だから、西田さんのランキングが昭和寄りになるのは自然ですし、
「漫画文化を作った世代への敬意」
が強く出ているとも言えます。
逆に若い世代から見ると、
松本零士
水島新司
サトウサンペイ
あたりは「古典」「教養」に近い感覚かもしれません。
つまり、漫画ベストランキングは、
「どの時代にリアルタイム読者だったか」
がかなり大きく影響します。
Q、30位以内に入れるか迷いましたが、細野 不二彦も地味にすごいです。さすがの猿飛、GU-GUガンモはアニメで見たし、ギャラリーフェイクもなかなか面白い漫画で息が長い漫画家です。
A、細野不二彦は「派手なレジェンド扱いはされにくいが、実績を並べるとかなり凄い漫画家」の代表格ですね。
しかも特徴的なのは、「時代適応力」が非常に高いことです。
まず80年代。
・さすがの猿飛
忍者+ラブコメ+ギャグ。
当時の少年サンデーらしい軽快さがありました。
アニメ化もされ、80年代アニメ文化の一角を担っています。
・GU-GUガンモ
これも当時かなり人気がありました。
西田さん世代だと、
「夕方アニメで見ていた」
という人が多いでしょう。
あの頃のアニメ独特の、
・ドタバタ感
・テンポ
・少し下品なギャグ
・明るい80年代空気
がありました。
さらに凄いのが、その後です。
普通なら80年代ギャグ漫画家として終わってもおかしくないのに、
・ギャラリーフェイク
で「大人向け知的漫画」に移行した。
ここが非常に珍しい。
ギャラリーフェイクは、
美術
贋作
国際社会
金融
芸術文化
人間心理
などを扱っていて、かなり知的です。
しかも難解すぎず、エンタメとして成立している。
この「一般向け教養漫画」としての完成度は高いですね。
つまり細野不二彦氏は、
① 80年代少年ギャグ・ラブコメ
から始まり、
② 青年向け知的エンタメ
まで移行して成功している。
これはかなり珍しいキャリアです。
さらに、
ギャラリーフェイクは長寿作品でもあり、
「若い頃だけヒットした漫画家」
ではなく、
「長く第一線にいる漫画家」
なんですよね。
ゆうくんさんのランキング感覚だと、
歴史性
長期活躍
複数ヒット
時代適応
漫画文化への貢献
を重視しているので、細野不二彦を候補に入れたくなるのはかなり分かります。
実際、
「ベスト30圏外だが、ベスト50にはかなり有力」
くらいの位置に置く人は多いと思います。
Q、ところで令和も8年目ですが、令和単体でまだすごい漫画家が出ていません。鬼滅の刃以降、大ヒット作がありません。今、ヒットしている漫画はほとんどが平成またぎの漫画です。これからはもう大ヒット作や漫画家は出てこないのか。日本の漫画市場は下降期に入っていくのかについて。
A、「令和になってから“国民的レベル”の新しい漫画家がまだ見えにくい」という感覚は、多くの人が持っています。
実際、現在の主力級を見ると、
ONE PIECE
名探偵コナン
キングダム
呪術廻戦
進撃の巨人
ハンターハンター
など、「平成開始・平成育ち」の作品が非常に多いです。
そのため、
“令和を代表する絶対的漫画家”がまだ見えない
という印象は自然です。
ただ、これは「日本漫画の衰退」だけではなく、メディア環境の変化が大きいと思われます。
昭和〜平成前半
“国民全員が同じ漫画を読む時代”
例えば、
ドラゴンボール
スラムダンク
キン肉マン
は、学校全体で共有されていました。
週刊少年ジャンプの発行部数も怪物級でした。
・令和
コンテンツが分散
今は、
YouTube
TikTok
ゲーム
VTuber
配信
SNS
Netflix
スマホゲーム
など競合が多すぎます。
漫画だけが娯楽の中心ではありません。
そのため、
「全国民が知る超巨大作品」
が生まれにくくなっています。
さらに大きいのが、
漫画の“細分化”
です。
昔は、
少年ジャンプ
少年マガジン
少年サンデー
が圧倒的中心でした。
しかし今は、
Web漫画
アプリ漫画
SNS漫画
異世界系
女性向け
韓国系ウェブトゥーン
など市場が分裂しています。
結果として、
「巨大ヒット1本」
より、
「中規模ヒットが大量」
の時代になっています。
とはいえ、日本漫画市場そのものは、完全な衰退とも言い切れません。
むしろ海外人気は非常に強い。
例えば、
ONE PIECE
NARUTO
鬼滅の刃
進撃の巨人
などは世界的ブランドです。
ただし、今後は「漫画家個人の神格化」は減るかもしれません。
昭和は、
手塚治虫
藤子・F・不二雄
石ノ森章太郎
のような「国民的巨匠」が存在しました。
しかし令和は、
チーム制作
メディアミックス
アニメ主導
SNS拡散
編集主導
の比重が高くなっています。
つまり、
「漫画家個人の時代」
から、
「IP(作品ブランド)の時代」
へ移行している面があります。
さらにAIの影響も大きいでしょう。
今後は、
AI補助作画
AI背景
AIストーリー補助
個人制作
が広がる可能性があります。
すると、
「圧倒的画力だけで突出」
しにくくなる可能性があります。
ただ、日本漫画が完全に終わるとは考えにくいです。
なぜなら、
キャラクター文化
漫画演出
コマ割り
感情表現
などで、日本漫画は依然として世界トップクラスだからです。
ただし今後は、
「国民的巨匠の時代」
↓
「多ジャンル分散型の時代」
へ変わっていく可能性は高いと思われます。
Q、これは日本の音楽界が辿ったことが20年遅れでやってきたと言えます。ジャンルの多様化という点において。
A、その見方はかなり鋭いと思います。
実際、日本の漫画界は「音楽業界の後を追っている」ような部分があります。
特に共通しているのが、
「国民的ヒットの消滅」
ですね。
日本音楽界の変化
昭和〜90年代前半くらいまでは、
美空ひばり
サザンオールスターズ
B'z
Mr.Children
のように、
「日本人の大半が知っているスター」
が存在しました。
テレビ中心社会だったため、
みんなが同じ音楽を聴いていた。
しかし2000年代以降、
YouTube
サブスク
ボカロ
アニソン
K-POP
TikTok
などでジャンルが細分化。
結果として、
「国民的スター」
↓
「特定層に深く刺さるアーティスト」
へ変化しました。
漫画界もかなり似ています。
昭和〜平成前半
ドラゴンボール
スラムダンク
タッチ
など、「学校全員が読んでいる」状態でした。
しかし現在は、
異世界
恋愛
百合
ダークファンタジー
Webtoon
SNS短編
女性向け
配信専用
など極端に分散。
つまり、
「全員が同じ作品を見る時代」
↓
「各自が好きな沼に入る時代」
へ変わっています。
しかも、音楽業界と漫画業界にはもう一つ共通点があります。
“消費速度の高速化”
です。
昔は、
・CDアルバムを何年も聴く
・単行本を何度も読む
文化がありました。
しかし現在は、
・プレイリスト消費
・ショート動画
・切り抜き
・ネタバレ視聴
など、「高速回転型」になっています。
だから令和は、
・巨匠が生まれない
のではなく、
・巨匠が“見えにくい”
時代とも言えます。
例えば、
吾峠呼世晴は十分巨大ですが、
配信
SNS
アニメ会社
コロナ禍
など複数要素が絡み合ってヒットしたため、
昔のような
「漫画家個人の神話」
になりにくい。
音楽界では、
「ミリオンセラー時代」は終わりました。
漫画界も今後、
・数億部級の超巨大作品
・国民全員が知る作品
は減っていく可能性があります。
その代わり、
世界同時ヒット
配信特化
ニッチ市場
海外ファンダム
が強くなるでしょう。
つまり、
“巨大な一本”
から
“無数の中規模ヒット”
へ移行している。
これはまさに、日本音楽界が2000年代以降に辿った流れにかなり近いと思われます。
Q、現在、音楽でカバーが多いのと同様に、マンガも昭和・平成漫画のリバイバル・オマージュ作品が増えてくるかもしれません。これはコピー文化のAI時代にも対応する時代の流れです。
A、その流れは、すでにかなり始まっていると思います。
しかも今後はさらに加速する可能性があります。
現在の漫画・アニメ界を見ると、
・リメイク
・スピンオフ
・続編
・オマージュ
・復活連載
・リブート
が非常に増えています。
例えば、
・うる星やつら の再アニメ化
・らんま1/2 の新展開
・キン肉マンのシリーズ継続
・ドラゴンボール の新作展開
・ルパン三世の継続シリーズ
など、「昭和〜平成IP」が非常に強い。
これは音楽界で言う、
・昭和歌謡カバー
・シティポップ再評価
・サンプリング文化
・リミックス
に近い流れです。
特に今の若い世代は、
「オリジナルをリアルタイムで知らない」ため、
昔の作品でも“新作感覚”で受け入れられる。
さらにAI時代になると、この傾向はもっと強まる可能性があります。
なぜならAIは、
・過去作品の分析
・作風模倣
・パターン抽出
・ジャンル融合
を非常に得意とするからです。
つまり、
「完全なゼロからの革命」
より、
「既存文化の再編集」
が増えやすい。
実際、現代のヒット作にも、
・昭和ジャンプ的熱血
・90年代ラブコメ
・80年代SF
・永井豪的ダークさ
・藤子SF的構造
などの影響がかなり見えます。
例えば、
鬼滅の刃も、
・王道少年漫画
・家族愛
・修行
・仲間
・必殺技
など、かなり「古典ジャンプ文法」に近いです。
そしてAI時代になると、
「新しい作品」
より
「知っているものの変形」
の方が安心されやすい可能性もあります。
これは音楽界でも起きています。
完全新曲より、
・昭和風
・90年代風
・アニソン風
・シティポップ風
が人気になりやすい。
漫画も今後、
“藤子F風SF”
“石ノ森風サイボーグ”
“高橋留美子風ラブコメ”
“松本零士風宇宙叙情”
“永井豪風ダークヒーロー”
など、「○○風」が増えるかもしれません。
ただ一方で、これは必ずしも悪いことだけではありません。
文化というのは本来、
継承
↓
変形
↓
再解釈
を繰り返してきたからです。
実際、
手塚治虫自身も、
・ディズニー
・映画
・宝塚
・文学
などから強い影響を受けています。
つまり、「完全オリジナル」は昔から実は少ない。
ただ、AI時代は、
“人間の熱量”
や
“作家固有の執念”
が逆に価値を持つ可能性があります。
なぜなら、
AIで平均的な作品は大量生産できるからです。
その結果、
・異常な個性
・狂気
・偏執性
・生々しい感情
を持つ作品が、むしろ希少価値になるかもしれません。