かむっくの極致① 共同体設計という“最高到達点“ 障害がある方の「働く×生きる」を起点とした、 ユニバーサルデザインの共同体設計

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SEKAI NO OWARIの『最高到達点』という曲に、こんな一節があります。

「だから僕は君のために最高到達点にまで 一気に駆け抜けて行くから」

私は、この歌詞を聞くたびに胸が熱くなります。
なぜなら、私にも見えている「最高到達点」があるからです。

それが、

共同体設計

です。

「かむっく」とは、
かけて、むすんで、つくる。

という考え方です。

人と人をかける。
人と地域をむすぶ。
そして、新しい場をつくる。

私は、この考え方が障害福祉だけでなく、

街づくり、
地域づくり、
共同体づくり

そのものに活用できると考えています。

私はもともと、
障害がある方の働く場を作りたいと思っていました。

しかし考え続けるうちに気付きました。

働く場だけでは足りない。

と。

私は、長年障害がある方の入所施設で働いてきました。

食事。
排泄。
入浴。
睡眠。
移動。
見守り。

その人が、その人らしく生きるために必要な様々な支援に携わってきました。

そのために、生きる場が必要だ。

と。

障害がある方が働く。
そして、生きる。
仕事が必要。
生きるための助けが必要。
仕事を出してくれる企業が必要。
助けてくれる存在が必要。
移動手段が必要。
見守りが必要。
地域住民の理解が必要。
休める場所が必要。
お金が必要。
そのお金を生み出す仕組みが必要。

つまり、

障害がある方の働くこと、生きることを本気で支援しようとすると、

地域全体の構造に向き合わなければならない。

ということです。


私はこう考えています。

障害がある方が生きやすい共同体なら、

高齢者も生きやすい。
子どもも生きやすい。
子育て世代も生きやすい。
働きづらさを抱えた人も生きやすい。
孤立した人も生きやすい。

そのためには、

企業
公共施設
景観
制度
交通
文化
歴史
想い

を、

かけて、

むすんで、

つくる。

必要があるのではないか。
私はそう考えています。

皆さんは、

障害がある方が「働いている姿」を、
日常の中で見かけたことがあるでしょうか。

コンビニ。
駅の改札。
スーパー。
自転車置き場。
ショッピングモール。
銭湯。
ボウリング場。
学校。

本来なら、
どこにいてもおかしくないはずです。

けれど現実には、

私たちの目に触れる機会は決して多くありません。

その見過ごされている景色に、私は違和感を抱いていました。


現在、私は、
就労継続支援B型事業所という枠組みの中で働いています。

また、障害者雇用促進法では企業に法定雇用率が定められ、障害者雇用納付金制度などによって雇用機会が支えられています。

これらは、とても大切な制度です。

しかし私は、
障害がある方の働く場は、

福祉事業所や企業という単独の枠組みだけで完結するものではないと思っています。

商店街にも、
公園にも、
図書館にも、
農園にも、
祭りにも、

地域の至るところに存在していてもいいのではないか。


だから私は、福祉サービスを設計したいのではありません。

地域そのもの。

地域のつながりそのものを設計したいのです。


もちろん、

今の私にそこまでの力はありません。
実績も足りません。
仲間も足りません。
経験も技術も足りません。

大言壮語だと言われるかもしれません。
傲岸不遜だと笑われるかもしれません。

それでも、

私には見えている景色があります。

「かむっく」を思い描いたときから、
ずっと変わらず見えている景色です。


私が最初から見ていたのは、

人と人が支え合い、
地域の力が循環し、
誰もが役割を持ちながら生きていける共同体です。

障害福祉は、
その景色へ向かうための入り口の一つとなりました。


人と人をかける。
人と地域をむすぶ。

そして新しい場をつくる。

その先に、

障害がある方も、
高齢者も、
子どもも、
地域で働き、生きていける共同体がある。

私は、その景色を見てみたい。


それが、かむっくの“最高到達点“である、

障害がある方の「働く×生きる」を起点とした、
ユニバーサルデザインの共同体設計です。

では、
そんな共同体をどのように設計していくのか。

今から7〜8年前、私は自分が暮らしている地域をモデルケースとして、

人・企業・商店・公共施設・文化・制度をどのようにつなぎ、

地域の中に循環を生み出していくかを、荒削りながらも一つの設計としてまとめました。

それが、現在の団体名にもなっている『かむっく地域設計書』です。

また、その考え方の一端については、LinkedInに『レセプト ~発想転換処方箋~』(全4回)として残しています。


そして実は。

私は、この「かむっく地域設計書」を作っている今から7〜8年前、

あることを思いました。

これは、
宝が隠されている場所までの行き方を示す、
航海図なのではないか。

と。

ここに島がある。
ここに港がある。
ここに仲間がいる。
ここを通れば辿り着ける。

そんな地図です。


そして私は思ってしまいました。

スゲーじゃん、俺。

と。

こんなことを思いついてスゲー。
こんなことが実際に出来たらもっとスゲー。


見てみたい。
その景色を。

自分が思い描いた景色を。
自分が描いた航海図の先にある景色を。

だから私は、

7~8年の時を経て、今年の1月から実際に始めることにしました。


漫画『ONE PIECE』で、
大海賊時代の幕開けとなったゴール・D・ロジャーの言葉、

「おれの財宝か?
欲しけりゃくれてやる。
探せ!
この世のすべてをそこに置いてきた!」

に心を動かされ、

大海原へと乗り出した海賊たちのように。

何かに挑みたい。
自分という存在を、この世界に刻みたい。
証明したい。

そんな、ささやかな承認欲求に従って。

だから今日も、

原点であり、最高到達点を目指して歩いています。

もし興味を持ってくださる方がいたら、
一緒に共同体を設計しませんか。


なお、このような考えに至った経緯や、
私自身の迷い、葛藤、

そして共同体設計という航海へ漕ぎ出すまでの思考の軌跡については、

noteに、自分自身の思考整理のための「航海日誌」として書き残しています。

ご関心を持っていただけましたら、

『49歳の設計士と、13歳の冒険者の現在地/栞あるいはログポース②【本音】』

『どうしてソーシャルフィールドコンサルタントになりたいと思ったのか/栞あるいはログポース④ 第一章 ROMANCE DAWN ― “航海”の夜明け ―』

にも、お目通しいただければ幸いです。

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