病院では「安全・安心」という言葉をよく使います。
では、安全と安心の違いは何でしょうか。
安全とは、危険や被害がないように、設備やルールなどの条件が整っていること。
安心とは、「自分は大丈夫だ」「心が落ち着いている」と、その人自身が感じることです。
つまり、安全は周りが整えることができます。
でも、安心は本人が感じるものです。
私達がいくら「安心してください」「大丈夫ですよ」と声をかけても、ご本人がそう思えなければ、それは安心ではありません。
だから私は、安心とは不安がなくなることではなく、その人が「大丈夫かもしれない」と思えることなのではないかと感じています。
人が安心する時、それは「自分の気持ちを分かってもらえた」「自分を受け入れてもらえた」と感じた時なのかもしれません。
だから私は、相手に安心してもらえるように、とにかく話を聞きます。
この人は何を伝えたいのだろう。
何が不安なのだろう。
そんな事を考えながら、お話を聞いています。
上手く言葉にできない時は、一緒に言葉を探しながら。
全部聞いて、全部受け止める。
話を聞いてくれる人がいる。
気持ちを受け止めてくれる人がいる。
それだけで、少し心が軽くなることがあります。
安心とは、誰かが与えるものではなく、その人の心の中に生まれるものなのかもしれません。
🍀安心できる場所を探している時は