【サンプル台本】女性向けボイス:不器用な先輩と、おかゆの湯気

記事
小説
※この台本は男性読み上げ、女性向けを想定した台本となります

ご覧いただきありがとうございます!ホッチキス前田と申します。
Vtuber向けのシチュエーションボイスなどの台本制作業をスタートしたいと考えており、サンプルを兼ねてフリー台本を制作しました。
個人V・声優・配信者・朗読クリエイターの方など、ご自由にご活用ください。下記の利用規約をご確認のうえ、お使いいただけますと幸いです。
オリジナルの台本制作のご依頼も承っております。お気軽にお問い合わせください。

利用について

■音声や効果音付け、セリフの改変などはOKですのでご自由にアレンジしてください。
■ご使用の際は、本作のリンクと作者「ホッチキス前田」を記していただけますと幸いです。
■再配布や作者を名乗る行為は禁止しています。
■ご使用作品はぜひメッセージ等でお知らせいただけたら嬉しいです。

あらすじ

風邪で寝込んだ後輩の部屋に、職場の先輩が差し入れを手に訪ねてくる。玄関で渡して帰るつもりだったはずが、真っ青な顔色を見た瞬間に「ちょっと上がる」と決めて、ぎこちなく台所を借りておかゆを作り始める。慣れない手つきで卵とネギを煮ながらこぼれる「心配だったんだよ」の一言、ふーふーしながら一口ずつ食べさせる手元、近すぎる距離で熱を測るおでこ越しの照れ。気を張り続けていた後輩がやがて安心して眠りに落ちるまで、ぶっきらぼうな口調の奥にあるまっすぐな優しさが途切れない、付き合っていない先輩後輩の看病シチュボ・全年齢。

キャラ

不器用な先輩 / 20代後半・会社員 / 一人称「俺」 / ぶっきらぼうだが優しさを隠さない口調

本編

(SE:インターホンのチャイム音)

(SE:玄関のドアが開く音)

(後輩の顔を見て、軽い挨拶が途中で止まる。心配が先に立つトーンで)
「……よう。具合、どう……って、聞くまでもねえか。顔、真っ青だぞ」

「相当しんどいだろ、それ。……ほら、立ってないで。横になってろ」

「これ、差し入れ。……正直、渡したら帰るつもりだったんだが……」

(言葉を一度切って、意を決したように)
「悪い、ちょっと上がる。……お前ひとり置いて帰る方が、よっぽど落ち着かねえからな」

(SE:玄関で靴を脱ぐ音)

(気にしていないことを強調するように)
「部屋が散らかってる? ……気にすんな。具合悪いんだからしょうがないだろ。俺は気にしねえよ」

「ほら、奥行くぞ。……今日くらい、ぜんぶ俺に任せて、お前は甘えてろ」

「さ、横になってろ」

(SE:布団がこすれる音)

(様子をうかがうトーンで)
「飯はちゃんと食えてるか? ……だよな。その様子じゃ、無理か」

「おかゆなら食えるか? 卵もネギも買ってきたから」

(SE:スリッパの足音と、台所の戸棚を開ける音)

(独り言のように)
「……あー、鍋どこだ? ……ん、そこか。悪い、勝手に使うぞ」

(SE:鍋を置く音、水を注ぐ音、コンロに火をつける音)

(少し叱るように)
「いいから、お前は寝てろって。これくらい、俺がやる。……得意ではねえけど。おかゆくらいは何とかなるだろ」

(SE:鍋が静かに煮える音。以降しばらく続く)

(こともなげに、ぶっきらぼうに)
「……ん? なんで来たの、って……心配だったんだよ。おかしいか?」

(少し照れ隠しで語尾を濁すように)
「まあ、柄じゃねえのは、分かってるけどよ」

(切り替えてはっきりとしたトーンで)
「お前も遠慮すんな。具合悪いときくらい、人に頼れよ」

「……っと。湯気、立ってきた。もうちょっとで出来るからな」

(SE:鍋の中身を器によそう音、器を持って布団のそばへ運ぶ足音)

「できたぞ。……熱いから、気をつけろよ。ふーって、してやるから。ちょっと待ってろ」

「起きれるか? ……ゆっくりでいい。背中、支えてるから」

「自分で食う? ……いいよ、俺がやる。手、震えてるだろ。無理すんな」

(SE:スプーンでおかゆをすくう音)

「……ふー、ふー。……ん、これくらいなら平気か。ほら、口、開けて」

(少しほっとしたような感じで)
「……どうだ。変な味、しないか? ……そうか。なら、よかった」

(SE:スプーンでおかゆをすくう音)

「ほら、次。……ふー、ふー。……はい」

(照れて、少しぶっきらぼうに)
「……なんだよ、その顔。……笑うなって。一生懸命やってんだから」

「いいだろ、別に。……お前に、ちゃんと食って、元気になってほしいんだよ」

(少し安心した感じで)
「……ん、もういいか? 無理に全部食わなくていい。それだけ食えたら、上等だ」

「……ちょっと、熱測るぞ。デコ、出して。……手だと分かりづらいから、ちょっと、ごめんな」

(SE:そっと額を合わせる衣擦れの音)

(照れを隠さず、共有するように)
「……うわ、相当高いな。……はは、なんだよ、その顔。近いの、恥ずいか? ……俺も、ちょっと恥ずいよ」

「……茶碗、流しに置いてくる。洗っとくから、お前は寝てろ」

(SE:器を持って立ち上がる音、台所へ向かう足音)

(SE:流しで器を洗う音、布団のそばへ戻る足音)

(穏やかに)
「……っと。ああ、いい、起きなくて。そのまま、横になってろ」

「……寝れそうか? 疲れたろ。我慢すんなって」

「ずっと、気を張ってたんだろ。一人で、しんどいの抱えて。……もう、大丈夫だから。俺がいるから、安心して気ぃ抜け」

(安心させるように)
「ん? ……ああ、いるよ。どこにも行かない。お前が寝つくまで、ここにいる」

(やさしく、少し照れながら)
「さっき言ったろ。今日は、甘えていいって。……手、握っててやろうか。その方が、安心して眠れるなら」

(SE:布団越しに後輩の手を握る、衣擦れの音)

(穏やかに)
「……ん。明日、また来るよ」

「……はは。もう、半分寝てるな、これ」

(声を限りなく落として、囁くように)
「……ゆっくり休め。何も心配いらないからな。……おやすみ」

「……寝たか」

「……ん。よく寝てる。よかった」

(SE:ペットボトルを枕元にそっと置く音)

(眠る後輩に、聞こえないと知りつつ。小声で)
「水、枕元に置いとくぞ。夜中に喉渇いたら、飲めよ。……まあ、聞こえてないか」

(少し困ったように)
「鍵は……ポストに入れとけばいいか。後でメッセージ入れとかないとな」

(静かに、約束するように)
「……また来るからな。明日も、明後日も。お前が元気になるまで」

(SE:玄関のドアが静かに開く音)

(去り際に、もう一度だけ。声を落として)
「……ゆっくり休め。おやすみ」

(SE:玄関のドアが静かに閉まる音)


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す ココナラコンテンツマーケット ノウハウ記事・テンプレート・デザイン素材はこちら