私はこれまで、
自分自身の競技生活だけでなく、
多くの方のボディメイクやダイエットについて相談を受けてきました。
その中で強く感じることがあります。
それは、
ダイエットが続く人と続かない人を、
単純に
「意志が強い人」
「意志が弱い人」
と分類することはできないということです。
世の中では、
「継続できる人はすごい」
「続かないのは根性が足りない」
と言われます。
しかし、そうした単純な二元論では、
思考ばかりが停止し、
発展性がありません。
なぜなら、
・家庭環境
・仕事
・年齢
・体質
・性格
など、
多くの要素が複合的に関与しているからです。
私自身も、
誰かと比べて
「意志の強い人間です」
とは決して言えません。
減量中に甘いものが食べたくなることもあります。
もうやめたいと思うこともあります。
停滞すれば落ち込みます。
そして何より、
優勝より敗退の回数の方が圧倒的に多いです。
それでは、
続く人と続かない人の違いは何なのでしょうか。
私は、
「理解しているかどうか」
だと考えています。
例えば、
同じ空腹であっても、
空腹を
ただただ
「我慢すべきもの」
と捉える人もいます。
一方で、
「今は脂肪を使っている状態だな」
と理解している人もいます。
さらに同じ空腹でも、
その原因をどう捉えるかで対応は変わります。
本当にエネルギーが不足しているのか。
それとも単なるストレスなのか。
その見極めができるかどうかも、
「理解」の一部だと考えています。
体重停滞も同じです。
「変化がない」
と思う人もいます。
一方で、
「身体が適応している段階かもしれない」
と考える人もいます。
起きている現象は同じです。
しかし、
解釈が違います。
観点が違います。
そして、
解釈や観点の違いは、
アプローチそのものを変えていきます。
我慢だけで進んでいる人は、
必ずどこかで苦しくなります。
なぜなら、
我慢は有限だからです。
しかし理解している人は、
苦しい時でも理由を見失いません。
そして、
我慢以外の選択肢を考えることができます。
だから続けることができます。
私がオンラインコーチングで大切にしているのも、
知識を詰め込むことではありません。
「なぜ今その行動をするのか」
を理解しながら進めることです。
トレーニングも、
食事も、
睡眠も、
ウォーキングも、
すべてに理由があります。
理由が理解できると、
人は驚くほど継続できるようになります。
私はこれを、
意志の力ではなく、
理解の力
だと考えています。
もし今、
ダイエットが続かないことに悩んでいるなら、
自分を責める前に、
理解を深めてみてください。
問題は意志の弱さではなく、
まだ自分自身への理解が足りていないだけなのかもしれません。
次回は、
「なぜ私はウォーキングを続けるのか」
について、
競技者としての考えをお話したいと思います。