なぜ私はカロリー計算に依存することをやめたのか
私は長い間、「カロリー計算こそ正義」だと思っていました。食べたものを記録する。摂取カロリーを把握する。消費カロリーを計算する。その差を作れば痩せる。理論としては間違っていません。実際、私も減量初期には食事記録を活用しますし、今でもクライアントさんに記録をお願いすることがあります。しかし競技を続ける中で、一つの壁にぶつかりました。数字は合っているのに、思うように身体が反応しないのです。体重が落ちない。疲労が抜けない。空腹が強くなる。トレーニングの質も落ちる。当時の私は、「まだ削り方が足りない」と思っていました。しかし今振り返ると、足りなかったのはカロリー計算ではなく、身体への理解でした。睡眠はどうか。ストレスはどうか。回復は足りているか。本当に今削るべきなのか。身体は単なる計算機ではありません。同じ3,000kcalでも、誰が、どんな生活をして、どんな精神状態で、どんな目的を持って摂るのかで、反応は大きく変わります。だから私は、カロリー計算そのものをやめたのではありません。カロリー計算に依存することをやめました。数字は大切です。しかし数字は目的ではなく、現状を理解するための道具です。減量で重要なのは、数字を追いかけることではなく、身体の反応を理解すること。私はそう考えています。もし今、数字に追われて苦しくなっているなら、一度立ち止まってみてください。あなたが管理するべきなのは、カロリーではなく、身体の状態かもしれません。次回は、「ダイエットが続く人と続かない人の違い」について、私自身の経験を交えながらお話したいと思います。
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