「いいね」が沢山欲しい。
Aさん
「あ・・・フォロワーが3人減った・・・」
うおー!
Bさん
「え?人数とかチェックしてるの?」
Aさん
「インスタ映えしそうな店があるから一緒に行かない?」
一人だと行きにくい
Bさん
「なんで写真撮るためにお店探してるの?」
Aさん
「だっさぁいい写真じゃないと」
けっこー大変なんだから
「フォロワーが増えないんだもん・・・」
Bさん
「評価気にしたり取材撮影したりお仕事なの?」
さぼるとクビなの?
Aさん
「経費自腹だし何ももらえないけどね・・・」
いや・・・ただの自己満足
SNSのおかげで、自分の好きな事を何でも発信できるようになりました。
投稿した内容に反響をもらうことで、多くの人に自分のことを知ってもらえるようになったり、
新たな活躍の場を得たという話も沢山聞きます。
そういった目的ではなくても、自分が発信したものに反応をもらえると嬉しいですよね。
「いいね」の数字が増えるほど、共感してくれる仲間が沢山いるような気持ちにもなります。
でも、それが度を超してしまうと、毎日数字をチェックしたり、自分をよく見せるためにオシャレな場所に行って、ネタを集めて演出したり・・・。
そして、「いいね」の反応が少ないと原因を考えてへこんでしまったり・・・。
でも、たまに思うのです。
数字ってわかりやすいけど、けっこういい加減だなって。
たとえば、SNSで有名な人がリアクションすると、ものすごい勢いで拡散されます。
中には、「これ、そんなに面白いかな?」と思うのが、突然話題になることもあります。
「いいね」を押す時に、すでにいくつ「いいね」がついているか確認しちゃうことってありませんか?
日本人的な考え方ではありますが、誰も手を挙げてないうちって、自分だけ手を挙げにくいんです。
でも、すでに沢山の人がいいと言っていると、便乗しやすい。
それに、SNSは種類によっても「いいね」が集まる傾向が変わります。
たとえば、大衆娯楽的なXと、オシャレな写真が並ぶインスタグラムでも、「いいね」が集まる人気の内容は全然違います。
もちろん、純粋に高い数字を得て評価される人は沢山います。
でも、これらの色んな要因が合わさって増えたり減ったり、SNSの種類によっても変わっちゃう数字です。
その為に原因を考えてへこんだり、演出の為に日常を振り回されてしまうのは、毎日がもったいなくありませんか?
日常で周りの人から「すごい」って褒められたり、認めてもらった時、その笑顔の下に数字や「いいね」は見えませんよね。
本当の「いいね」って目に見えない時にこそ沢山あるのだと思います。
本当の「いいね」は、目に見えない。