会社に気が合わない、口うるさい上司がいると「何でこんな会社に入っちゃたんだろう・・・自分はついてないなぁ」と思うかもしれません。
毎朝会社へ行く足取りが重かったり、「早く週末にならないかな・・・」なんて考えちゃったりもしますよね。
ですが、こんな上司でも一緒に働いていることのメリットに目を向ければ、気分も少しマシになります。
もちろん、あなたの人格を否定するような度が過ぎるパワハラだったら、会社の人事部などに相談したほうがいいかもしれません。
ですが実際には、パワハラと言えるほどひどくはないけれど、毎日一緒にいるのは苦痛、という場合が多いと思います。
そうなるとすぐその上司と離れることもできないし、つらい気持ちだけが続きますよね。
そんな時はぜひその上司と一緒にいることのメリットについて考えてみてください。
どんなにムカつく上司であっても一つくらいは良いところがあって、それはあなたが仕事をする上で助けになったり、参考になったりするものです。
とはいえ、「そんなのは単なる気休めでは?」って思うかもしれません。
ですが、この方法は
ストレスのかかるような状況の中でもプラスの面を見つけることによって、メンタルの病気を予防できたり、人生の満足度が上がる
と言われているんです。
・例
20代女性のAさんはある病院に看護師として勤めていましたが、いつも看護師長から厳しい口調で注意をされていました。
Aさんは看護師長の顔を見る度に「また注意されるのかな・・・」と不安になっていたそうです。
そこで私はAさんに看護師長と一緒にいることで何か良いことはなかったかを振り返ってみました。
そうするとAさんは「看護師長は口調は強いけど、言ってることは正しいし、看護師長の指導の通りにしたら患者さん対応がうまくいくようになった」と言っていました。
そのうち「どんな人でもいいところもあれば悪いところもある。ちょっと言葉が強いところは残念だけど、
自分が看護師長になった時にはそういう言い方はしないようにしようって勉強になった。
あとこれからも自分の足りないところは看護師長に教えてもたったことをやっていけば早く成長できる」
思えるようになりました。
こうしてAさんは看護師長の前であまり不安になることもなくなっていったようです。
どんなことでも捉え方次第でストレスの度合いは変わります。
ぜひ物事の良い面にも目を向けてみてください。
嫌な上司でも学ぶところを見つければ、それはあなたの糧になる。