インクルーシブ教育を実現する先生は,多様性と流動性を尊重する【6分で読めます】
ここでいう「多様性を認める」とは,
様々な特性をもつ子ども達がいるクラスの中で,
その違いを認め合うことです。
それは,担任の先生が認めることであり,
子ども同士が認め合うことです。
ここでいう「流動性がある」とは,
固定された人間関係ではなく,
必要に応じて一緒にいる友達が変わっていくことです。
逆に,絶対このグループじゃないと嫌。
グループに所属していないと「ぼっち」になってしまう。
という固定された人間関係には,
同調圧力が強く働き,違いや多様性も認め合えずに,
エクスクルーシブ=排除の力が働きます。
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私は,特別支援教育を学び直すために大学院へ行きました。
そこの院生は,ほとんどが現場の先生。
アラフォーおじさん・おばさんが学び直す場所。すてきです。
私はワクワクしていましたが…。意欲に燃える初日,オリエンテーションでビックリ!ガックリ…する出来事がありました。
幹事の先輩(アラフォーの現場の先生)が…
「学内で,ソフトボール大会が開かれます」
「おそろいのポロシャツを作って,みんなでそれを着て出場しましょう」
はあ?????
私は我が耳を疑いました。
学校の先生,しかも大学院で学びを極めようという人たちが,
おそろいのポロシャツで「団結」というノリをあらわそうとしている。
子どもの個性や思いに寄りそうことが求められる人たちが,
みんな一緒,みんな同じというノリを求めている。
何も考えていない。
思考停止だ…。思考停止のノリ…。ノリだけだ…。
私は,そもそも,同じ格好をしている集団に違和感をもつ方でした。
もちろん,職業として制服を着用
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