私が考えた史跡・名勝 ・天然記念物の地図記号
前回は、漢字の「城」の形に簡単なイメージを取り入れたデザインが特徴である未来の「城跡」の地図記号について紹介しました。 次は、歴史または学術上価値が高いことで国や自治体に指定されている城跡や古墳などの遺跡のこと「史跡」、芸術上または観賞上価値が高いことで国や地方公共団体が指定した土地のこと「名勝」、学術上貴重であることで国が自然を記念するものとして指定した動物・植物・地質・鉱物などの自然物のこと「天然記念物」の地図記号について紹介します。 地図記号はこれら3つをまとめて一つの記号として出します。 従来は、過去に紹介した「茶畑」の形と似ていますが、3つの黒丸のサイズが異なり若干こっちの方が大きいのが特徴です。 その由来を調べてみると特に具体的なことは書いてありませんが、古くはフランスをはじめヨーロッパでも使用された地図記号であるそうで、日本ではそれが昭和40年に採用され今に至っているそうです。 このことを知ってから今でも従来の記号が用いられていることについて以下のような疑問が湧きました。「黒丸のサイズが違うだけで、遠くから見ると誰が見ても『茶畑』と形が似ているように見えて、ほとんどの人が間違えると思うのでは?」「なぜ、昔ヨーロッパで使用されていた地図記号が採用されたのか?」「なぜ『茶畑』と似たような形のデザインが採用され、今でも使用されているのか?」「例えば、簡単な神社の形、自然風景や動物など初見でも覚えやすく分かりやすいイメージから記号化すればいいのに、なぜそこまで黒丸にこだわるのか?」「史跡・名勝 ・天然記念物は学術的に価値が高いまたは貴重な存在なのに、黒丸3つだけの記号を
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