前回は、火山の火口から蒸気とともに漢字3文字がバラバラの方向に噴き出した姿が印象的な未来の「噴火・噴気口」の地図記号について紹介しました。
次は、石油、岩石、土砂や地中の鉱物などを鉱山で採掘する場所「採鉱地」の地図記号について紹介します。
従来の地図記号は、2本のつるはし(※土地を掘り起こすために使う道具)が互いに交差した形が特徴で、これがそのまま記号化にしたのが由来です。
考えながら、上記で述べた記号を再び見ると以下のような疑問が湧きました。
「『つるはし』そのものが一般人にとって馴染みのない道具であるため、その記号だけ見ても『採鉱地』とすぐに理解できる人はほとんどいないと思うのでは?」
「一般人からして『採鉱とは何か?』『鉱物とは具体的には何?』と思う人が多いので、鉱物のイメージを記号の一部に入れた方が良いのでは?」
「なぜ『採鉱』の象徴的な存在である『鉱物』のイメージを導入せずに、『つるはし』のイメージだけの記号化が採用されたのか?」
「『つるはし』は工事現場でも利用されているため、その道具が2本だけの地図記号であると、『工事現場』の位置を連想する人がいると思うのでは?」
このように思った私は、次のように未来の地図記号として表現しました。こちらです。
「かっこよさ」を強調した3つの鉱物の簡単なイメージと「かわいらしさ」を強調したスマイル顔の「つるはし」を組み合わせた姿をデザインにしました。
初見の方でも見て理解しやすいように、イメージだけで「かっこよさ」「かわいらしさ」の両方を兼ね備えた印象的な地図記号にするように工夫しました。
このような地図記号が将来、教科書や地図などの書類やスクリーンなどでの掲載に実現することを願うばかりです。