前回は、ハート入りの「交」という漢字とシンプルな警察官を家の形で囲んでいるのが特徴的な「交番」の地図記号について紹介しました。
次は、「交番」と同様に警察官が主に勤務している場所でもあり、各地域の警察本部や事務所でもある「警察署」の地図記号について紹介します。
従来の記号は、丸に囲まれた×印が特徴で「交番」のと類似しています。
地図記号の由来とそれを見て疑問に思ったことについては、前回の記事「私が考えた交番の地図記号」について既に記載しているので、ここで割愛させていただきます。
もし由来と私が疑問に思ったことについて詳しく知りたければ、「私が考えた交番の地図記号」がタイトル名である記事にアクセスお願いします。
いろいろ思う所があって考えたところ、私は次のように未来の地図記号として表現しました。こちらです。
デザインの構造については前回の「交番」と同様に、「警察署」の「署」という漢字と警察官のイメージを「本部」「事務所」を彷彿させる建物のイメージで囲んだのが特徴です。
これは、小さい建物である「交番」に対して「警察本部」「その事務所」ということから大きい建物である「警察署」と明確に区別しやすくするためです。
「交番」の地図記号の外形は、町に位置している小さな場所というイメージから家みたいな形で表していますが、「警察署」は警察の本部やオフィスというイメージが強いことから、四角い2階建て建築の形で表現しました。
さらに、「交番」の地図記号と異なってもう一つ工夫している所があります。それはどこでしょうか?
それは、警察官のイメージと「署」という漢字の配置です。この2つを組み合わせると「警察署」とも読むことができます。
ちなみに、未来の地図記号「交番」の配置は上から下に「交」→警察官のイメージですが、これは「交替で警察が(立)番している場所」という意味が込められています。
未来の地図記号として実現できることを祈るばかりです。