前回は、スマイル顔にした採石場のシンプルなイメージと、漢字の「石」の形とを融合したのが特徴的な未来の「採石地」の地図記号について紹介しました。
次は、何かを記念にしたり、称えたりするもの、または悲劇な出来事が二度と起こらないように後世に戒めるために、銅像や彫刻などの立像として建てられるもの「記念碑」の地図記号について紹介します。
従来の記号は、上部だけ角丸型の長方形の底辺に伸びる形が特徴で、石でできた記念碑を前から見た形とその影の形を記号にしたのが由来です。
この由来について頭に入れておきながら、再びその記号を見ると以下のような疑問が湧きました。
「『お墓』のシンプルな形と似ているため、人によっては『記念碑』ではなく、『墓』があるようにしか見えないのでは?」
「この記号を見て『記念碑』であるとイメージが湧く人がどれだけいるのか?」
「記号に文字があれば他のと見分けがつくのに、なぜ『お墓』と似たような形にしたのか?」
このように思った私は、次のように未来の地図記号として表現しました。こちらです。
「記念碑」ということで、全体的に漢字の「記」を未来の地図記号の形として表現しました。
それに加え、訪日客も含めて初見の方にも印象を残せるよう、「記」の部首「ごんべん」の部分に、「記念、命日」の英語表記「Anniversary」の略称「Anniv.」が記されたハート型の記念碑の形を導入したという工夫をしました。
※記念碑の英語表記は一般的「monument」ですが、略称があるかどうか検索したところ、こちらが見つからなかったので、意味が近い上記の略称にしました。
この未来の地図記号が将来、教科書や地図などに現れて見る人にとって「記念」になることを願うばかりです。