前回は、その建物のイメージと英語表記「APartment」という文字とを融合した形が特徴である未来の「マンション」の地図記号を紹介しました。
次は、イオンモールなどの代表的な例として挙げられるように、休日中に多くの人が利用している小売店、食品売り場、薬局、化粧品店、飲食店や映画館などの複合的な商業施設のこと「ショッピングモール」の地図記号について紹介します。
※「ショッピングモール」は「ショッピングセンター」と定義が似ていますが、英語「mall」という言葉から長い通路を挟んで店舗が並んでいる細い形の商業施設で、「ショッピングセンター」より規模が大きい建物の事を指します。
※本記事では、日本で製作した記号であり、日本ショッピングセンター協会の定義が「ショッピングモール」は「ショッピングセンター」に含まれるということから、それに合わせて、「ショッピングセンター」もこれから紹介する「ショッピングモール」の「未来の地図記号」に含まれます。
国土地理院が公開している従来の地図記号はありませんでしたが、さらに調べてみると「ショッピングセンター」という名のフリー素材のものはありました。主に横から見たショッピングカートの形が特徴です。
このことを知った私は、以下のような疑問が湧きました。
「ショッピングカートのみであると『スーパーマーケット』やその他の小売店と間違える人がいるのでは?」
「ショッピングカートのみのイラストでは、大規模の小売店というイメージが思い浮かばないのでは?」
「『ショッピングセンター』は大規模の小売店というイメージがあるので、地図記号にその建物のシンプルなイラストを入れた方が良いのでは?」
このような考えから私は、次のように「未来の地図記号」として表現しました。こちらです。
斜めから見た「ショッピングモール(またはショッピングセンター)」のシンプルな建物が中に入っているショッピングカートと、それがアルファベット「M」に囲まれた姿をデザインとして表現しました。
また、アルファベット「M」と「ALL」は「ショッピングモール」の英語表記「mall」から取り上げた文字から、見る側からインパクトがあるようにデザインの一部として取り入れるという工夫をしました。
ショッピングモールの建物のイラストは、正面では他の建物と間違える可能性があるため、英語が分からない方でも覚えやすいように敢えて「斜めから見た」シンプルな建物の形をカートのイメージの中に描きました。
このような地図記号、今後教科書などに掲載されるとどんな感じになるか想像しただけでワクワクしている自分がいます。