私が考えた老人ホームの地図記号

コンテンツ
デザイン・イラスト
 前回は、ハート形のスマイル顔がある「保」と漢字に、Cが乗っかったHがカバーしている姿が特徴的な「保健所」の地図記号について紹介しました。

 次は、お年寄りになるとほとんどの方々がお世話になる「老人ホーム」の地図記号について紹介します。

 従来のものは、身体が不自由な方が使用する杖(つえ)を家がカバーしている所が特徴です。

 これをみて私は、次のように疑問に思いました。

「一見シンプルで分かりやすく良い感じに見えるけど何かもの足りない」

「中には元気な老人がいるにも関わらず、地図記号として杖だけポンっとが置かれているのは、老人ホーム=寂しいという印象にも与えかねないし、老人ホームに対してネガティブな印象にも与えかねない」

「老人ホームに通う方に優しい地図記号はないのか?」

 このような考えを持った私は、未来の地図記号として表現しました。こちらです。

230118老人ホーム_オリジナル地図記号.png

 これは未来の地図記号について紹介する際に何回か言っておりますが、老人ホームを含めその公共施設に対する親しみを強調するために、ハート型のスマイル顔を入れています。

 今回は「老人ホーム」ということで、通りすがり、もしくは初めて見る人に「老人が穏やかで元気に過ごしていますよ」というポジティブな印象を植え付けるために、このように表現しています。

 ここでは従来の記号とほぼ同じですが、「穏やかで元気に過ごしている老人を温かいホームで見守る」という意味を込めて、家で囲む所を加えました。

 さらに、「老人が楽しく過ごしている」という印象を与えるため、ハート型のスマイル顔のおじさんが杖を持って元気にしている姿を描くように工夫しました。
 また、かっこいい老人の姿を見せるように顔にひげを少し描くという工夫もしました。

 実際地図でこのような地図記号があれば、パッと見て少しでも元気になるのではないかと願うばかりです。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す