前回は、筆で書いたような「学」という漢字にラブリーが含まれているのが特徴的な「学校」の地図記号について紹介しました。
次は、貴重な資料や美術品などの価値のある「お宝」が展示されている場所「博物館」の地図記号について説明します。
従来の博物館は誰が見てもシンプルで分かりやすいです。
ところが、私としては堅いイメージがあってどこか物足りなく感じた印象です。
「見方によってはアメリカのホワイトハウスにしか見えない。」
「日本らしい地図記号はないのか?」
「博物館に親しみを持てるような地図記号はないのか?」
このように考えた私は、未来の地図記号として次のように表現しました。
全体な形としては「博物館」の「博」という漢字で表しました。日本にしかない地図記号を表現するため、太さを筆文字チックにしてみました。
ここで少し変化球を加えたのは、「博」の右側の田んぼような形に「博物館」のシンプルな形にしました。
さらに、右上の点に該当するところを英語表記である「museum (ミュージアム)」のMを導入しました。
また、博物館への愛情表現として左の土(つち)へんにハートを入れました。
「博」という漢字とこれらのものを融合することで、全体的に遊んでいるような地図記号に出来上がりました。
この未来の地図記号を見ると、博物館に興味をもつ人が増えると願うばかりです。