私が考えた自衛隊の地図記号

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デザイン・イラスト
 前回は、火の玉と消防士のかわいいイメージに、筆文字のような「防」という漢字が書かれたのが特徴的な「消防署」の地図記号について紹介しました。

 次は、私たちの国を守るために安全な環境を作り、国の防衛を担う組織である「自衛隊」の地図記号について紹介します。

 従来の地図記号は、旗に横線1本というシンプルなデザインです。昭和30~40年までは陸上・海上・航空自衛隊でそれぞれ異なる地図記号に分かれていました。それ以降から現在まで今のデザインに至っています。
 太い横線1本であるのは、陸上・海上・航空自衛隊という3隊が統一された象徴であると言われています。
※自衛隊と関わりある防衛本庁や防衛大学校は、この記号でなく、官公署の地図記号が用いられているそうです。

 そこで私は、その記号の由来を知ったうえで再び見ましたが、以下のように疑問に思いました。

「横線1本の旗だけで『自衛隊』の地図記号と分かる人がどれぐらいいるか?」

「初見で『自衛隊』の地図記号と明確に理解できるデザインが今までなかったのか? もしくは誰も提案していなかったか?」

「旗だけのデザインであると、米軍基地とか秘密基地に間違えられそう。」

「時代が令和になったのに、昭和から変わらず使用されているのが謎。」

 このように考えた私は、次のように未来の地図記号として表現しました。こちらです。

230111自衛隊_オリジナル地図記号.png

 可愛いデザインは印象に残りやすいと考えたので、顔がスマイルなのも含めて全体的に可愛いイメージで表現しました。
 さらに可愛らしい顔にヘルメットをかぶっているのは、陸上・海上・航空自衛隊の3隊に共通する象徴的なものであるからです。
 また、ヘルメットに筆文字のように書かれている「JSDF」という文字は、「自衛隊」の英語表記「Japan Self-Defense Forces 」の略称であり、外国人に理解しやすくするために導入しました。

 未来の地図記号として、将来このデザインを見かけると、外国人も含めた観光客など見た人が「自衛隊」に対して興味を持つのではないかと願うばかりです。
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