私が考えた発電所の地図記号

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 前回は、連続したハートマークの煙に「工」という漢字と建物の顔としてのスマイルが特徴である「工場」の地図記号について述べました。

 次は従来の記号が「工場」と類似している「発電所」の地図記号にて説明します。

 先ほど述べたように従来の記号は、硬い印象を与える太陽の形に加え横棒を伸ばしてカクっとしたのが特徴です。
 しかし、私がこの地図記号を見た時の印象は以下のように感じました。

「形がほぼ似てるから、工場の(従来の)地図記号と間違えそう」
「従来の記号は歯車の派生やと思うけど、これは初見の人からしたら分かりにくいと思う」

このような疑問に思った私が考えた「発電所」の地図記号はこちらです。

230111発電所_オリジナル地図記号.png

目に見えて発電所であると分かるように描きました。

 これで前回紹介した「私が考えた工場の地図記号」を並べると、「工場」と「発電所」の区別がつくと思います。

 発電所とは火力発電や原子力発電のイメージが先行しがちですが、未来の地図記号においては現代の発電所として象徴的な太陽光発電をイメージして表現しました。

 私は毎朝ウォーキングしていろんな町を回っていますが、太陽光発電を設置されている家があちこちで見られますね。さらに、私の家の近い距離で太陽光発電所が2か所あります。

 ここで前回の3つの地図記号と違うのは、漢字が入っていないのが特徴です。なぜかというと、この記号を描いた当時、発電所の「発」や「電」という漢字は他の場所でも使うと思ったからです。例えば、電車、新幹線やバスのような公共交通機関が挙げられます。

 ところが簡単なイメージで終わらせないのが、私が考えた地図記号の特徴です。太陽光の象徴的である太陽の絵にハート型でスマイル顔を描きました。

 前回の工場と理由が違いますが、近年、東日本大震災以降の原発問題から「発電所」に対するイメージが良くないと思われます。

 しかし、この地図記号を見ると想像が湧いて、時代に合った発電所の環境についてや「発電所のことをもっと詳しく知ってもらおう」という様々なアイデアが出やすくなるのではないかと思います。
 これを見て、前回の工場と同様に、発電所に対してポジティブなイメージが大きくなることを願っています。
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