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ストレスを過食<嘔吐>で解消してしまう原因と対策

今日はテーマを"摂食障害"に。少し長くて重いかもなので、興味のない方はスルーして下さいね。  今の心境を書いてみます^^全部、私自身の実体験からの内容なので、1人の摂食障害者の考えだと思って、これが正解!!とかというわけではなく、ひとつの想いとして読んでもらえたら嬉しいです。 摂食障害って?聞いたことありますか?言葉通り食べることに対する障害、拒食症や過食症、という言葉は多くの方がご存知かと思います。それに加えて、過食嘔吐(大量に食べて自らの意思で吐く)また食べたあとに下剤を飲んだり極度に運動すること、なんかも含め摂食障害と呼ばれています。 厚生労働省の難病指定されています。  摂食障害の原因は?摂食障害の原因はなにか??摂食障害の本人や、摂食障害の方を身近に持つ方、多くの方が知りたいテーマだと思いますでも、一般認識されている用語を用いて、 原因はこれですよ!と全ての人に共通して言うことは難しいと思います。人それぞれ境遇や環境が違うからです。 自分の経験を踏まえて私は、
摂食障害は栄養不足と、自己否定感が生み出す、自傷行為であると考えています。 摂食障害や鬱は病名、というよりは幼少期からのその人の今の心の状態根深く深いんです、これが 最近わかった、私の過食嘔吐の原因は、栄養不足に加えて<寂しさ>や<よくわからない怒り>、<ぼやっとした不安>や<無自覚の自尊心の低さ>でした。 思春期に差し掛かる15歳の頃、母が病に倒れ、家事一切が私の身に降りかかり当時喧嘩ばかりして母に反抗していた私は荒れていました。ガンの痛みの影響でモルヒネ漬けになってしまいたまに入院中の病院から、一時帰宅する
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心の病から抜け出した方法

こんにちは。この記事に目をとめて頂いたことに感謝します。 私は摂食障害をかかえ、うつ病を併発した。 しかし、改善した。 なぜか。改善のきっかけになったと感じる事を記録しておこうと思う。心の病の改善 毎日、寝るのが嫌だった。 やっと1日を終えたのに、寝たらまた目覚めなきゃいけなくなるから。 「生きている意味」なんてないのはわかっている。 みんなそんなこと考えて生活していない。 でも、なんか虚しくて、辛くて、苦しかった。 毎日何もしたくないのに、何もやることのない自分が嫌で、 自分の心が空っぽだった。 周りに、「こんなにつらいんだぞ」という事を 知ってほしくて。でもわかるわけもないし、 分かってもらったところで何も変わらないのも理解していた。 今考えれば、心の病だったと思う。心の病からの脱出方法 今回はまず3つ紹介するが、すべてではない。 今の段階で10個ほどは思い浮かぶ。 これから日常生活を送る中でまた 「あ、これよかったのかも」と感じることがあると思うので 随時更新していこうと思う。 1.死を意識する 2.肉体(脳を含む)は魂の入れ物であるという概念を理解する 3.自分の才能に気づく、知る努力をする 死を意識する 人はいつか死ぬ。自分はずっと生きているものだと思っているが、死ぬ。 死にたいと思っても思わなくても死ぬ日は来る。 でも、死ぬまでは生きている。 3日後、いや5分後に死ぬと仮定して、 超リアルに自分の死に際について考えてみよう。 悔しくはないか毎日死にたいと思うくせに。悔しかった。肉体は魂の入れ物 辛い。悲しい。虚しい。 これらはすべて感情である。 感情は、脳が自動的に
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叶う願望と叶わない願望

こんにちは。 今日も出会いに感謝します 引き寄せとか波動とか、よく耳にする。 というかもう耳タコである。 願えば引き寄せられる 引き寄せを使って億万長者うぇーいみたいな。 確かに、願望は宇宙は叶えてくれるが、 じゃあ何故叶う願望と叶わない願望があるのか この違いも耳タコかもしれないが、 今一度確認しておこうとおもう。 【叶うか叶わないかの違い】さぁもう知ってい人もいるだろうからぱっと言っておこう 結論 『なると決めているか決めていないか』 である。 まぁそうだよなーと、わかる方は分かるだろう。 だがしかし、この決めることが難しいから、願望実現なんてゆめ物語などということが言われるのだ。それは事実であろう実際の叶え方 知らない。そんなもの、時と場合による。 それはそうだろう。でも、自分なりの『叶いやすい環境』を把握することは、とても有効なのではないだろうか ・上手くいった時はどんな時? ・その願望を実現している人はどんな人? ・今、その願望がほんとに叶うってどれぐらい思ってる? ・なぜそれを叶えたいの? そのように自分に問いかけ、 自分との対話をしておくという事は、願望を実現するための 最低限の準備だといえる。 現状に満足することと、願望実現とのちがい「現状に満足」し続ける事こそが、幸せでいられる唯一の方法 という事は、本当だと思う。 実際、願望が叶ったとしても、そのころの自分にはきっと 「もっともっと」という新たな願望が出来ているだろうから。なら、願望をかなえようとすることは 幸せになるという事と逆行することになるのか? ここではき違えたくないのが、 「願望を実現しようとする段
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死ぬまでは、命がある

お先真っ暗。生きずらい。頭の中で反芻して、抜け出したくて、いろんな自己啓発的なものを検索し、観る。結局 「病は気から」 「生きずらさは自分で作ってるだけ」 「捉え方次第」 確かにそうやけども。頭では理解するけど、頭と心と体は必ずしも一致しない。 自分の心の声に正直に生きたいけれど、どうしても人間の構造的に、エゴは存在するもの。それこそ人間らしさとも言えるのだから。今を味わうあるがままの今を味わうということは、時には悲しみや苦しみと言われる負の感情を伴うことだってある。 でもこの言葉はなんか、真理すぎて、ぐうの音も出なかった。 「「「死ぬまでは、命がある」」」 「「「過去も未来もない。ただ導かれた今を、全力で生きることしかできない。それで完璧。」」」 そうだよ。死ぬまでは生きてる。生かされてる。過去も未来もない、あるのは今だけで、今を生きることしかできない。 腑に落ちて納得する日までまたもや頭では理解。腑に落ちているのか?それは怪しいな。 だからこそ、結局は行いで体験するしかない。そして心の底から納得し、自然とそうなる日が来る。人生とはそういうものではないか?夢見てるだけじゃ変わらない。だから行いを今から始める。 じゃあどうやって、何から始めるの?? とりあえず私でも、今日やりたいことを素直にやることだけは、できるさ。 エゴと付き合うもう一度言う どうしても人間の構造的に、エゴは存在するもの。それこそ人間らしさとも言えるのだから。 その中でいかに自分の内側に目を向け、魂の喜ぶ方へと行くのか。それは ドキドキワクワクに従って、とにかく動く。 それに尽きるのだなぁ。
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魂が成長したがっている

こんにちは。目を止めていただいた方々に感謝を伝えたい。今日もとりとめもない文章を描きたくなって戻ってきた。 昨夜日本酒風呂につかり、今朝は海へ行き砂浜でアーシングしていた。本当に気持ちがいい。 ここで伝えておくが、この類の文章に対して宗教感や怪しさ、不信感を覚えた方は、全く共感できる内容ではないだろう。どちらが良い悪いという話では無いが、共感していただける方がいると嬉しい。 そして、そのような方とどんどん学びを深めて行きたいと思う。 敏感になるさて、最近なんだか自分の感覚に敏感になりつつあると感じる。というのも、そのような出来事が続けざまに起こっており、色々と繋がってきている感覚があるからだ。 今日はなんとなく、魂が成長したがっている今やるべきだと感じたことについて記しておこうと思う。 意識的に成長しようとする生き方に決める。 未来から流れている自分を意識し、執着を握りしめようとしない。 ワクワクすることを全て行う。 (具体的には、全て書出し、順番を決めて、実際に行ってみるなど。) 無意識的に生きていくことが悪いことでは無い。が、1番をするかしないかできっぱりと分かれることは言うまでもない。 2番はかなり難しいと感じる。これは行動しながら身につけていく力、土台のようなものであるように思う。 だから私は、とりあえず3番を今日やってみることにした。ワクワクすることに敏感になる。今までおざなりにしていた感覚を呼び覚ます。意識的に、魂を成長させる生き方に決めたいま、それこそが最も重要なことに思えるからだ。
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摂食障害さんも多様性の流れに乗って!埋もれている貴重な人材がいます!

摂食障害は精神科や心療内科の領域の疾患ですが、鬱病や統合失調症とは異なり、精神障害者手帳の対象となる疾患ではありません。 摂食障害者さんでも、精神障害者手帳の対象となる疾患を併発していれば、その対象となるようですが、摂食障害単体では手帳は交付されません。 摂食障害さんが精神障害者手帳の対象となる疾患ではないということ、分かるような気もするのですが、難しいところだなとも感じています。 経験者である私が何度もブログで言っているように、「摂食障害は人生に立ちはだかる成長のための大きな壁」です。 誰もが生きていれば、試練ともいえる大きな壁にぶち当たることがあると思います。その壁を乗り越えることで人として成長できるということを、その乗り越えた経験から学んでいる人は多いと思います。 抱いている夢を叶えるための壁、結婚生活や子育てによる壁など、個人によって異なりますが、 その「成長のための壁」が、とある人にとっては「摂食障害だった」ということです。 なので、 人として1人前になるためにセッティングされたような摂食障害という壁だから、 「精神障害者手帳の必要はないよ」というのも、分かるのです。 しかし、 壁を乗り越えるための支援として、精神障害者手帳があっても良いのではないか、という気もしています。手帳があれば、社会的な支援が受けられるので、気持ちが上向けば自立しやすくなります。 摂食障害にも他の病気と同じように、その症状には軽度〜重度など程度があると思っています。自分の経験や出会ってきた摂食障害さんを通し、以下勝手に症状に「レベル付け」をして少し話をしていきます。 「軽度」はいわゆる「痩せた
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拒食症の方の社会復帰を考える

一切の食べ物を食べない(食べられない) もしくは 特定の食べ物しか食べない(食べられない) それが拒食症です。 入院レベルで血色の悪い飢餓状態の拒食症の方でない限り、その痩せ細った痛々しい身体でも堂々と社会に入り込んでいることが多いかもしれません。 見るのが申し訳ないくらいか、逆に2度見3度見してしまうような細い女性を、学校や外出先で見たことがある人は案外いるのではないでしょうか? そんな他人からは明らかに病的で病院に行った方がいいですよと言いたくなるくらい危なっかしく見える人が、 普通に学校に通って、普通に会社に行けるのは、 「自分が極端に痩せすぎている」「自分は何だかおかしい」という認識がないためか、「群を抜いて痩せている自分」を誇らしげに感じているためで、「病的意識が欠如している」そして「ボディーイメージが歪んでいる」ために、「命を失う危険がある」という意味では、拒食症は過食症より深刻です。 私は高校時代拒食症となり、その後長く過食症となり、40代にしてようやく摂食障害を克服できました。 そんな拒食症の経験から、 「拒食症の方が社会に地に足着けて生きていくため」「拒食症の方が社会復帰するため」 必要だと思うことを考えてみました。 あくまでも、私の経験から考えた3項目になります。 ①「自分は拒食症という病気だ」と認識し、その現実に目を背けず向き合っていく ②信頼できる人に支えてもらう、諭してもらう ③過食症に転じてしまう では、1つずつ説明していきます。 ①「自分は拒食症という病気だ」と認識し、その現実に目を背けず向き合っていく 先述したように、 拒食症の方は「自分は極端に
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過食症の方の社会復帰を考える

私は高校2年生の時に拒食症になりました。 ダイエットから生理がなくなり、黄疸が出るほど肝機能が悪くなっても、痩せようとすることをやめられませんでした。 何度かブログでも書いていますが、拒食症にある時は、痩せるという自分の思いに矛盾なく真っ直ぐに生きていられるので、なんだかんだあっても気持ちは前向きでいられます。 見るに堪えないほどの棒のような脚を堂々と披露している女性を時々見かけますが、 拒食症の時はまだまだ痩せる必要はあるけど、着実に私は痩せていると自分に酔いしれる時なので、活動的に動けたりもします。 しかし、 過食症ともなると、痩せるという自分の思いとは裏腹に、禁断の食べ物を大量に食べてしまうという現象に襲われるので、 それまでは痩せるという自分の思いに矛盾なく遂行されてきたはずの自分のネジが外れ、 思いと行動が矛盾しているコントロールできない自分に、軽いパニックを起こし気持ちは前向きでいられなくなります。 どうやら自分はおかしいようだと気が付き、摂食障害に向き合っていくことを促されていくのはこの過食症にある時ですが、 コントロールが効かない自分に疲れ、自信を失い、「社会生活に支障をきたす」のもこの時ではないかと思っています。 私は、摂食障害を克服するためには「社会とのつながりが最も大切」だと思っています。 摂食障害さんはそのままの自分では自分に自信が持てないので、 「そのままの自分で生きていける」という「強さ」を身につけなくてはいけません。 そのためには、「自分を評価してもらい自分への自信や信頼を獲得していく必要がある」のですが、それらを獲得する場が「社会」なのです。 摂
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過食症はコントロールできない。気が付くための苦しみだから。

このブログを読んでくれている方で、「自分をコントロールできず苦しい」と思った経験がある方はどのくらいいるのでしょう。 私は10代半ば頃から40代前半まで拒食症と過食症で、そのうち過食症であった長い期間、自分をコントロールできないという思いを抱き、それが自分を苦しめていましたが、 摂食障害といった依存症(アルコール依存・薬物・買い物依存など)ではなくても、自分をコントロールできずに苦しいという思いを抱くこと、そんな経験って誰でもあったりすることなのでしょうか? 過食症は 「食欲のコントロールが不能になる」のではなく、 「食べるという行為のコントロールが不能になる」のだと思っています。 食べたいという気持ちは常に持っていて、日頃は意識してそれを抑制しているので、食欲のコントロールは不能になっていません。 災害に遭うなどして食べ物が調達できない時は、過食も鳴りを潜めるより仕方なくなります。しかし、その意識していた食欲のコントロールを振り切ってしまった時、例えばそれは誰にでもあるような、 ダイエット中だから甘いものは食べちゃだめというような 「食べてはいけないと自分に指示していたコントロールを自分で破ってしまった時」食べ物を目で探し、食べ物を手で掴み、食べ物を口に入れ、食べ物を咀嚼し、咀嚼したものを飲み込むという 「『食べる』という一連の行為のコントロールが効かなくなってしまう」のだと思っています。 制御が効かない、歯止めが効かない、タガが外れる、スイッチのオフが効かなくなりずっと稼働している、 そんな状態にも似ているのが、過食症にある時でしょう。 ハッキリ言います。 「過食はコントロ
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痩せている体型至上主義は変えられない。だから、「私が変わる」。

私は摂食障害の専門家ではなく、底辺でウロウロしている管理栄養士なのですが、ただ過去20年間摂食障害だったという願いもしなかった貴重な経験から、 多分こうなんだろう、きっとこういうことなんだろうということを書いています。 この20年間で社会がアナログから完全にデジタルに変わり、 年功序列という社風は薄くなり、 女性も社会進出しやすくなるなど、時代の移り変わりを感じていますが、 そんな変化していく時代や社会の中で、痩せている体型至上主義は何も変化せずに残っているなと感じています。 痩せている体型至上主義は、変化の波に乗れずに時代に取り残されているということなのでしょうか、 それとも、 豊かな国では、太ることは簡単に叶い、痩せることに努力が必要で、 貧しい国では、太ることは困難で、痩せることは簡単に叶うという 物質的豊かさの違いからくる価値観の違いなのでしょうか。 恐らくどちらもですよね。 痩せている体型至上主義の現在の社会的な意識下では、多くの女性が摂食障害になるリスクを抱えていると言っても過言ではなく、 痩せている体型至上主義ではない社会的意識に変えていくことなんて、物質的に豊かな先進国には相当に困難なことなので、 摂食障害にならないために「生きる自信と強さを身に着けていくこと」 たとえ摂食障害になったとしても「生きる自信と強さを身に着けていくこと」 これが大切だと思っています。 社会に適応できず迷って摂食障害になっても「生きる強さと自信がある程度でもあれば」 自分がそうであったように、何とか社会と向き合っていけると私は考えています。 また、家族も最小単位の社会であるということを
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摂食障害というモラトリアム~予防策は得策ではないと思っています~

ブログにも何度も書いていますが、 私は20年以上およそ人生の半分ほど摂食障害でした。 私は壮年期真っ只中までモラトリアムを体現していたということで間違いないと思っています。 最終的には、私の身体が悲鳴を上げて過食嘔吐が強制終了する形になりましたが、 この強制終了させられる前には、 「自分の人生には自分で責任を持ちたい」 そう思うようになっていました。 育った家庭を恨んでも、生まれ変われるわけじゃない。 良いことも悪いことも、私が招いたこと。 悪いことを誰かのせい、ご先祖様のせい、神様のせいにしても何も変わらないのなら、 自分がここから動こう、現状を動かすことで良くしていくしかないと思いました。 壮年期にようやく初めて「生きる自信と強さを身に付けた時」でした。 そんな気持ちで行動している中で、過食嘔吐は「惰性のように続いていた」ので、然るべき時に取り上げられたんだと思っています。 摂食障害になるような人って、自分軸がブレブレです。赤にも青にも紫にもなれる。自分が何者か分からないためです。 そのため、周囲の環境に飲み込まれやすく影響を受けやすく、あっちに揺れてこっちに揺れて気持ちも落ち着きません。 また、自分軸がブレブレだから周囲と自分を比較してばかりいます。 自分と他人との違いにも敏感です。 他人と違うことを「私は私でいい」と思えないのは、自分軸がなくブレブレだからです。 多くの人が諭してきます。 「自分は自分」「あなたはあなたでいいじゃない」 けれども、 自分軸がない人、自分という人間が分からない人は、そもそもの自分がブレブレだから、自分が自分がわからないので、 「自分は自分」
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摂食障害というモラトリアム

「自分は何がしたいんだろう」「自分はどんな人間なんだろう」 主には青年期において、 誰もがそんな「モラトリアム」的な課題に直面し悩んだことがあると思います。 でもこんなモラトリアム的な時期、 青年期ではなくても、壮年期においてもあるんじゃないかなと思っています。 ちなみに、 私は壮年期ですが、年がら年中モラトリアムみたいなところがあって、 社会との接点がイマイチ掴めていない、常にフィットしていない感覚を持っていて、 社会との違和感を抱きながら、常にベクトル探しをしている感じです。 いい年して地に足着かない大人でダサいなと、自分に対して思ってもいますが、 もしかしたら案外多くの人が、 青年期・壮年期・老年期というステージに関わらず、常にモラトリアム的な課題を持ちながら生活しているんじゃないかなと思っています。 壮年期には地に足着けて生きていけるかと思ったら「何だか違うぞ。そんなことはない」と思えませんか? 全然普通に生きることに迷うし、壁にぶつかる時には、 「自分は何がしたいのか?」「何がしたかったのか?」「何をするためにここまで来たんだ?」 そんな課題に直面していると思います。 老年期には余生を過ごしながら、 自分の人生はどうだったか、自分という人間はどういう人間だったか、 ということを振り返ったりするんじゃないかと思います。 「モラトリアム」って、何となく幼稚でメンヘラちっくな印象を持つ言葉ですが、 人生のステージを問わず、誰もが常に課題として抱えていることなんだと感じます。 ここで突然ですが、摂食障害はモラトリアムを「究極に体現化させたもの」だと思っています。 痩せ細ること
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続・摂食障害は遺伝するのかしないのか?

前回に引き続き。そもそも、私が突然変異的に摂食障害になったとしても、 脈々と繋がれてきた摂食障害を持たない私の家系のどこかに、薄っすらと摂食障害となる「遺伝子の種」があったということも、考えられるでしょう。 今回は、摂食障害となる「遺伝子の種」となるものを探ってみようと思います。 探るにあたっては、私の遺伝子を持つ娘と対比させます。 私が拒食症になったのは高校1年の夏です。 ダイエットをきっかけに拒食症となり、続けて過食症となりました。長女は今年高校3年生になります。次女は今年中学3年生になります。どちらも多感な年齢で、私の発症年齢からもいつ摂食障害が発症してもおかしくないタイミングです。 特に長女は痩せ信者、ダイエット信者で、 「食べたい遊びたい」と「痩せたい可愛いって言われたい」が同居した状態です。 ダイエット信者の長女は高校2年生で本格的にダイエットをスタートさせて、元々細かった手足が、更に細くなりました。 一時期、「生理がこない」と私に訴えた時期があり、私は「貴方の身体には無理な体重だということだからしっかり食べなさい」と伝えました。 長女はそこから徐々に食べる量を増やし、生理が順調にくるまでに体重を戻しました。 ここ、ここなんです。この「体重を戻す行動をとれたこと」が 私の遺伝子と違っているんだと感じるところだなあと思うのです。 長女は自分の身に起きていることを「これはやばいことだ」と感じることができたので、もっと痩せたいと思いながらも、そこから進むことなく自分の行動を変化させることができました。 私はそれができませんでした。 やばいと思いながらも、そのまま突き進みま
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ストレスで過食する

なぜ、ストレスがたまると過食してしまうのでしょうか? ストレス状態とは、生物として危機的な状態をいいます。人も動物ですから、生命の危機は絶対に避けなければならない。寝不足もひとつのストレスです。寝ることが出来ないほど、身の危険があなたに、迫っていると脳が勝手に判断してしまいます。たくさん食べて、エネルギーを確保するようになってしまいます。身を守るため、逃げるか、戦うしかないのです。そのために、エネルギーを確保する。 すなわち過食になるわけです。もはや、食欲コントロールが不能になります。戦闘態勢なのです。交感神経がフル稼働します。職場で強い緊張など、ストレスがかかることが多い人は、帰宅すると、ついついほっとして、ドカ食いをしてしまう。夜遅い時間に過食してしまいます。わかっていても止められない。副交感神経が働き、脳がたくさん食べてエネルギー確保しろと、指令を出すのです。また食べる行為によって、興奮状態の脳を、副交感神経に切り替えているとも言われています。 また、ダイエットしたいと思うと、その思う気持ちが食べることに対して、罪悪感を持ったり、強迫観念で、強いストレスを生むという、悪循環を招いています。 
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摂食障害は遺伝するのかしないのか?

私には子どもが2人いますが、2人とも女の子で高校生と中学生、特に高校生の長女は思春期真っ只中です。 「可愛くいたいから痩せてたい」 「友達に痩せてると言われるから太れないの」 そんな発言を聞くといつかトイレで吐いてしまうんじゃないかと心配になったりしますが、そんな様子は今のところなく、 可愛くいたいし、お友達とのごはんも楽しみたいから、ダイエットも頑張っているようです。 「摂食障害は遺伝するのかしないのか?」今回はそんなことを独自の解釈で考えたいと思います。 高血圧症や高コレステロール血症は「遺伝する」と言われ、家族性高血圧、家族性高コレステロール血症と呼ばれたりします。 しかし、両親ともに高血圧症、両親ともに高コレステロール血症で、 遺伝子レベルで高血圧症や高コレステロール血症になりやすい原因があるにしても、 親が塩分の多い料理を作る、親が塩分の多い料理を好む、という家庭環境で育つと、 子も塩分の多い料理を作る、子も塩分の多い料理を好む、という食卓の影響がある 言わば、「食卓の遺伝」がより大きな原因だと言われています。 なので、遺伝要因はあるにしても、食生活を改善していくことで、予防や病状の悪化を防ぐことができますよと言われています。 では、摂食障害はどうなのか? 摂食障害だった私は幼い頃、父は単身赴任、母は仕事でほぼ家にいない家庭に育ったので、祖母の食事を食べて育ちました。 祖母は摂食障害ではないし、 私の両親もモチロン摂食障害ではありませんでした。ダイエット信者でもなければ、健康オタクでもない、特に食事にこだわりもない家庭でした。 遺伝の始まりは必ずどこかに出発点があるは
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①ドン底!の摂食障害を経て、心地よく生きられるようになって。【自己紹介】

今日は私がどういう人か「?」と思ってる方へ🌱初めましての人も、そうでない人にも。改めまして、心とカラダの管理栄養士 しま (竹内 瞳)です^^今日は●私がどういう発信、活動をしているか●私の摂食障害の経緯●なぜ摂食障害の発信をしているのかをお話しします。発信をしてると、私がキラキラ✨して見える人もいるかもしれないです。過去はドン底の日々だったの(^◇^;)ーーーーーーーーーー私は今SNSを通して摂食障害からラクになるヒントを発信し、個別の相談窓口も開かせてもらってます。SNSはYouTube、インスタグラム、アメブロです。2023年には視聴者さん、フォロワーさんとのオフ会も開催いたしました✨最初にスタートしたのはYouTube。2022年1月にスタートし、2024年1月現在、1080名の方にチャンネル登録をしていただきました!(ありがとうございます^^)YouTubeでは動画のUPとライブをしております。ライブではリアルタイムで視聴者さんとコメントで交流できるので、私もとっても楽しいです⭐️ライブにもぜひ遊びにきてください💕そして2023年末から、文章でも発信をしていきたいと思い、アメブロを始めました。私のココナラのブログでは・摂食障害からラクになるヒント・心とカラダが歩み寄るダイエットについて、発信しています★ーーーーーーー1991年6月生まれ(2024.1現在32歳)3歳の息子のママ。3人兄弟の長女です。高校3年生、空手部の引退後、ダイエットにハマったことがきっかけで拒食症になりました。身長156cm38kg、生理も止まった。当時は拒食と気づかなかった。ただただ体重が落ちる
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「食べることが大好きなんです」という言葉に詰め込まれる現代人のいろいろな感情。

「食べることが大好きなんです」と言われる人や、芸能人がいますが、 その言葉を聞いて私としては、 1日、1週間、1ヶ月間、1年間生きているうち、 「食べることが大好きなんです」と口から出るような状況なのだとしたら、 「え?なんか違うよね?」と違和感を持ってしまいます。 何故「え?なんか違うよね?」と違和感を持つのかというと、 シンプルに、食欲は、睡眠欲、性欲と同じで人間としての「本能」だからです。 本来人間「食べることが大好き」って思っていないといけないわけですよね。 食べないと生きていけないわけですから。 そう感じるようなデフォルト設定だと思っています。 睡眠にしても、眠って休息をとらないと生きていけないので、眠気を誘って眠るように仕向けるデフォルト設定があるわけです。 性交は、私たち人間という種族が生き残るために必要で、行為の際気持ち良いと感じるデフォルト設定をもたせることで、種族の繁栄へと導きます。 「食べることが大好き」という思いは、生きていくために必要な感情であって、とても原始的で単純な感情です。 その原始的で単純な感情「食べることが大好き」を堂々と答えている人を見ると、この楽しいことで溢れているように見える豊かな日本ですが、大好きなことってこんな単純なことになるのか?他に大好きなことって言えることはないのか? 楽しいの選択肢がどれだけ多くても一周回って食べることに戻るのか? そんなことを考えてしまいますし、 「え?違うよね?本当は他に大好きなことあるよね?」と聞きたくなります。人によっては、その「食べることが大好き」の先頭に 「友達と」「彼氏彼女と」「子どもと」など付
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この仕事「向いてないとわかった」が消化された摂食障害の社会復帰。

深刻な人材不足は2024年の宅配業界に限らず、様々な業界でも起きていることは、ファミレスの配膳ロボットの普及やコンビニの自動精算機などを見れば一目瞭然です。新しいものが世の中に現れてきたと思ったら急速に浸透して、今となってはロボットを見ても新しいとも珍しいとも思わない「かわい〜」くらいで私たちは簡便さを受け入れるのはとても得意です。 さて、私が働く特別養護老人ホームでも慢性的な人材不足ですが、ここにきて、慢性的に輪をかけたような人手不足が生じてきています。 また、入居者様に食事を作って出してくれる委託給食会社さんも同様に、慢性的な人材不足に輪をかけるように人材不足が生じてきています。 介護ロボット導入まではまだ時間がかかるようですね。 調理師の代わりは既製品を温めて提供するだけになるでしょうね(実際、食材から作る作業を省いた「クックチル」を導入している施設も増えています。) この人手不足の打開策の1つとして、 摂食障害や心の病気で働けない人、障害を持つ人を就労までサポートする事業が注目を集めてきているようですが、 私も20代の若い頃、働けない時がありました。 東京リベンジャーズばりの本物のヤンキーがウロウロしていた底辺の高校を卒業するときには、母親と同じ看護師になろうと思っていましたが、当然のことながら私のアタマでは無理でした。 働きながら准看護師の資格を取ることも考えましたが、准看護師上がりでその後苦労して正看護師となった母親の強い勧めもあり、正看護師の学校を目指すために予備校に通うことにしました。 1年後、県立の専門学校に入学することができましたが、あと1年で卒業という3年
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摂食障害から解放されるためには「自分を知る」ことが必要。

摂食障害から解放されるためには、 「自分を知る」ということはとても大切になります。 摂食障害になる人の多くが自分と他人とを比較していて、自分らしさが置いてぼりになりがちです。 しかしながら、自分を知るためには他人との比較も必要なので、 摂食障害の人には他人との比較がプラスにもマイナスにも影響するということになります。 自分を知るための策は他人との比較の他にも、 自分の良いところ悪いところを挙げるとか、自分の好きなこと、やっていて楽しいことを挙げるとか、 自分という人間を少し客観視するような作業として、私も散々箇条書きにしてノートに書いてきました。 でも、自分の良いところを挙げてノートに書いたとしても、それを見返すことなんてなかったし、 やっていて楽しいことなんて今自分の首を締めている食べることだったし、 「生まれ変わろう」みたいに思って定期的にノートに書く日はやってきて、「生まれ変わろう」と思っているからノートから一新したくてわざわざ買ったりするんですけど、 まあ生まれ変わっては即死んでといった感じで、瞬間瞬間で終わりましたね。 だからというのはナンなのですが、 「自分を知る」ためには、 「生きる」しかないんですよね。 場数を踏むしかなくて、辛い時期をひとつひとつ越えていくしかないんですね。 摂食障害を加速させること、 他人ともう散々比較することしかなくて、 「自分を追い詰めて追い詰めて、見えるものを知るしかない」 人によっては場合によってはギリギリな感じなんだと思います。 優しいこと、綺麗なことを並べ立てて、 「そのままでいい」「無理しなくていい」といった考えで摂食障害を捉え
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ずっと過食症のままということなどあり得ないから大丈夫という話。

「自然界で起こることは人間界でも起こる」 と古代中国人は考えていたようです。 自然の中で生き、自然の恩恵によって生かされている私たちは、 「自然にのっからせてもらっているだけ」 なので、自然を無視して生きることは絶対にできません。 昨日は1年で最も日が短く夜が長い冬至でした。太陽の角度は低値のピークを迎え、これから徐々に日が伸びて明るい時間が長くなります。 太陽に照らされ明るい時間が長くなるというと、緊張がほどけて開放感があるイメージに対して、 太陽が隠れて暗い時間が長くなるというと、気持ち的にちょっと構えるような緊張感や刹那的なイメージを抱きがちですが、 暗いと感じるから、明るいと感じられる。 暗い夜があるから、日中が明るいと感じられる。 暗い夜には太陽が見えないけれど、明るい日中では見ることのてきない月を見ることができる。 つまりは、 暗いも明るいも表裏一体、片方があるからもう片方が引き立つといった感じで、 良い悪いはないということになります。 しかし、この事を実生活で理解するよう咀嚼して飲み込むには、なかなかの修行だなと思いますよね。 ここを乗り越えればきっとたどり着けると思っていても、街灯もなく暗い道を歩くのは辛く苦しく、明るい光が差し込む兆しすら感じられなくなって、 どこまでこの道は続くのか、この道で良いのか不安になるものです。 途中、店内の明るさが外まで漏れ出るコンビニを見つけて、その明るさにやっとたどり着いたと自分を称え安堵を得ても、 コンビニにそのまま居座ることも、コンビニの駐車場に座り込んで寝泊まりしようにも、営業妨害だと店員さんに注意され警察官に連行されて、
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今年は摂食障害のブログをいっぱい書きました。冬至を前に1年の振り返りと未来目標。

来週12月22日は陰陽の陰の極みである冬至ですが、私は冬至が好きです。陰陽どちらにも役割があって、どちらが欠けても成り立たないのは分かっているのですが、 日の長さが伸びるということで、 明るく照らされる時間が伸びるということなので、 なんとなく、 冬至から明るい気持ちになることが増えるかな? なんて毎年自然とそんな思いや期待を抱いて、ちょっとだけ楽しい気分になったりします(たいてい抱くだけで終わりますけど)。 もうすぐ1年が終わりますね。 今年を振り返っての思いを書かせて頂こうと思います。 昨年と今年と毎日葛藤が多く、その日その日対応していくことで四苦八苦していたところがあり、結構しんどいということは間違いなかった1年でした。 気持ちをマイナスに持っていったらおしまいだと思い、メンタルをフラットにすることを意識していたわけではないけど、 職場の人とプライベートのつながりを持たないように気を付けて、 例年以上に1人でいる時間を大切にしたり、1人でいる時間をつくるようにして、 口にするとそうなってしまうことが怖くて、弱音だけは吐かないように、人に飲み込まれないように自分に負けないようにと頑張ってきた1年でした。 周囲にストレスを感じることが多かったということで、今年は環境に何とか折り合いをつけて、よくやってきたなと自分を褒めたい気持ちです。 今年は管理栄養士のスキルを上げることに本格的に意味を見出せなくなり、 講座や自己学習といったことが手付かずになったことで、それまで勉強していた時間をブログを書くことに費やしていました。 環境に折り合いをつけるって、とても大切ですよね。今年はその
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私的過食症を克服したい人の心構え

① いつか必ず過食症から解放されると信じ悲観的にならない。 ずっと同じ状態が続くなんてこの世には有り得ません。 慰めにならないかもしれませんが、おばあちゃんになってまで過食症だという人はいません。 ② 人によりますが、長期戦の覚悟はしておく。 過食症は依存症のひとつなので、1度陥ってしまうと抜け出すことが難しいことは認識しておきます(浅く浸かりならあっさりと抜け出せる人もいます)。 ③ 過食嘔吐に振り回されない。 過食嘔吐することは事の本質ではないので、そこに問題意識を向けていても何も解決しません。自己コントロールできない自分に自暴自棄になったり自信喪失しないこと。 ④ 過食嘔吐する自分を責めないようにする。 誰がなんと言おうと、過食も嘔吐も今の自分に必要だからしていることだと信じます。 ⑤ 1度に大量に食べること、それを嘔吐することは、自分の身体を虐めることだと認識しておく。 過食嘔吐は自分にとって必要なことだとしても、身体にとっては大きな負担となる迷惑行為だということは忘れずに。 ⑥ 嘔吐したあとのトイレ掃除はきちんと行う。 やったことの自己責任として、汚したトイレは自分でしっかり掃除します。 ⑦ 痩せること以外の目標を持ち努力する。 大きな人生目標ではなく、小さな目標・中くらいの目標でいいので達成するための努力をして、自分を信頼する力を育てます。 ⑧ リアル社会とのつながりを断たない。 社会で関わる人や経験を通して学び成長します。これ以上は無理だと感じたら避難しつつ、リアルでの接点をできる限り保つようにします。 ⑨ 過食症は自分で克服するしかない。 カウンセラーやパートナ
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「太っている人はリーダーにはなれない」について思うこと。

今は一般論になったためか、あまり聞かなくなってきましたが、 10年以上前かもっと前か定かではないのですが、「太っている人はリーダーになれない」といった内容が話題になったことがありました。 この「太っている人はリーダーになれない」の意味するところは 「太っている人は自分の身体も管理できず自己管理力に欠けているのであって、そんな自分も管理できない人間に、人や組織を管理できるわけがない」ということで、 主に社会人の間で話題になったんじゃないかと記憶しています。批判めいた内容に、体型で人を判断することをビジネスの世界でも堂々と公言するんだと、ちょっとセンセーショナルに思ったことを覚えています。 年代など詳しくは覚えていないのですが、恐らくこの辺りから健康ブームの波みたいなものが来ていたんでしょうね。 低脂肪ヨーグルトとか低カロリーレトルトカレーとか、普通に出回っていた頃でした。 当時の自分はモチロン、痩せることに闘志を燃やしている摂食障害でしたので、「やっぱり太ってるってダメなんだ」そう納得していました。 肥満者が多い米国に倣ってこんな考えが入って来たようなことも聞きましたが、社会的な流れもちょうど当時の日本にマッチしていたのかも?しれません。 さて、 この内容について、 時が経ち今は、 「適正体重の人でも自己管理できない人は山ほどいる」と感じるし、そんな人を見てきたし、 太っている、肥満という括りをするのであれば、もちろん標準値があって、痩せの域もあるBMI値という国際基準を指標としていると考えられますが、 標準値以下の痩せている人もまた、標準値に近づけるよう食生活を見直す、自己管理
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毎日の食事が人体実験。

この数ヶ月胃の調子が良かったので、休日にリラックスしたいなとカフェでコーヒーを飲む機会をつくっていたら、あっという間に胃もたれや消化不良を感じるようになりました。私は過去長く過食症だったので、酷い逆流性食道炎だということは何度も書いていることですが、 嘔吐する際の胃内部からの圧で、胃の入口噴門部が緩み、そこから食道まで胃酸が逆流したこと、またそれが常習的に繰り返されたことが大きな要因だと考えています。 散々食べ物を粗末にしてきた罰だと受け止め、更にこれからもあらゆる罰を受けるだろうと覚悟はしていますが、40代後半にしてこんなに弱っている胃をどこまで自己管理で支えていけるのか心配になりますが、 まあそれこそが罰なんでしょうね。 これも何度か書いていますが、 私自身、「長いこと摂食障害だったけど何だかんだ健康で生きている」 という摂食障害者のポジティブなサンプルになりたいと思っています。 「食べたものを躊躇いなく消化させる」という、普通とも感じさせない当たり前の生きる本能として組み込まれた行為ができないことは、 それが、 人によってはかまってちゃんだとか、自虐的にみえる行為が「自作自演」ちっくに写ったとしても、 身体を擦り減らし寿命を縮めて生きていることは事実です。 環境や自分の弱さなどが総合的に絡み合い摂食障害になったことで、同年代の女性よりも身体にガタがきていることはどうしようもないし、自分はなんて不幸なんだ、八方塞がりなんだと嘆いても、幸せがくるわけでもなし、道が開けるわけでもない。 この年齢まで来たら親の教育が原因だとか言うことも、恥ずかしいと私は思うので、 「長いこと摂食
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少し分かってきました。

摂食障害の原因きっかけは、些細な事だという。娘の場合は養生本の影響を受けすぎた?抜け出すことがとても難しく、数年単位で完解には時間がかかると資料にも書かれている。そして、何が良かったか?という、これというものはあまり出てきていない。だけど、少し分かってきたのは、何か心の中にひっかかっていることがあるのだろうとそして、少し前まで皆が食べていることがうらやましくて、恨めしくて泣いていた。以前からおいしいをシェアすることが好きな娘、それがなかなかできていなかったのだ。おいしくなくてもよいだろう、娘の立場に立って食べれるものを、娘の嗜好を一緒に食べて肯定してあげればよかった。今日息子と三人でデザートタイムにショコラごま豆腐が食べられた。息子も今日、娘がチャレンジできたメイバランスいちご味を飲んでくれた。家族の愛と協力でというキーワードを元に、戻ってしまうことはあるけれど、食べることをあきらめない。生きることは苦しいけれど、決してあきらめない。
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太ることへの恐怖をかわす術→「逃げる」「誤魔化す」「帳尻を合わせる」

私は過去長く摂食障害でした。 拒食症となり食べて吐く過食症から解放された今でも、太ることを許さない自分がいることを強く感じています。 この強い気持ちは、 摂食障害を克服できたつもりでいたけど、きちんと克服していないのか、 摂食障害者としての染み付いた思考の名残なのか、 摂食障害を経た美意識的な拘りなのか、 意識して自分の気持ちを追ったりしています。 自分の気持ちを追って探っている中で、 「自分は太ることへの嫌悪はあるけど、太ることへの恐怖はもう持っていない」とはっきり意識できたので、 太ることを許さない自分はいるけれど、それは染み付いた思考や美意識的な拘りに傾いていて、摂食障害は克服していると言っていいだろうなと思い至りました。 摂食障害者は太ることへの恐怖でいっぱいです。 恐怖は常にコップ1杯スレスレの液体が入った状態です。 常にコップ1杯スレスレなので、コップの中にスポイトでポタリとたった1滴の液体が入っただけで、コップから液体が溢れます。 液体が溢れた瞬間に、自分が壊れるかのような恐怖が押し寄せてきて、その恐怖に自棄(やけ)になるかのように、恐怖を振り払うかのように、もっと自分を破壊するかのように過食をします。(その後それをリセットさせるかのように嘔吐をします。) その1滴の液体が流れ落ちる時は、だいたい意にそぐわないものを口にする時です。例えば、 仕事で会食があり出席しなければいけなかった時や、学校の調理実習後の致し方ない試食だったり、 友人に食べてと催促された飴玉ひとつを口にしてしまった時や、ゼロカロリーだと思って自分で選び飲んだ飲料水がカロリー控えめ(ゼロではなくい
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摂食障害:心と身体の不調和

摂食障害は、食事習慣において極端な変化や異常な行動が見られる精神的な健康の問題です。 この障害は、食べ物や体重に対する異常な心配や制御欲求から生じ、しばしば身体への害を及ぼします。 一般的な摂食障害には、拒食症、過食症、過食嘔吐症の3つの主要なタイプがあります。それぞれについて詳しく見ていきましょう。 1. 拒食症 拒食症は、食事を極端に制限することで体重を減少させることを特徴とします。 患者は自分の体重や外見に対する異常な不満を持ち、食事摂取を急激に減らすか、あるいは食べることを拒否します。 拒食症は、栄養不足、体力の低下、不正常な体重減少、そして心身の健康への影響をもたらします。 2. 過食症 過食症は、一度に大量の食べ物を摂り、それをコントロールするために嘔吐、下剤の使用、過度の運動などの異常な行動を取る特徴があります。 患者は自己評価に問題を抱え、過食と嘔吐のサイクルに陥ります。 3. 過食嘔吐症 過食嘔吐症は、過度な食事摂取が特徴で、過食後に嘔吐や過度の運動を行うことがあります。 この障害は、体重の増加と肥満を引き起こすことがあります。 摂食障害は、心と身体の不調和をもたらします。 心理的な側面では、自尊心の低下、抑うつ、不安、孤独感、そして社交的な問題が起こりやすいです。 身体的な側面では、栄養不足による健康問題、骨密度の低下、心臓の問題、消化器系の障害などが発生します。 摂食障害の治療は、専門的な精神保健のプロによるアプローチが必要です。 心理療法、栄養指導、および薬物療法などが一般的な治療法です。 友人や家族のサポートも重要で、早期の介入が病状の改善に役立
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「子どもに太る食事を与えることは、もしかすると虐待に値することではないか」と考えています。

親が子どもに食事を与えないことは虐待の典型的なパターンですが、 肉大好き一家とか、大食い家族とかのタイトルで、子どもにモリモリ焼き肉や食事を食べさせているテレビを数年前に見て、 モリモリ焼き肉を食べている子どもが、肥満体型だと目にした時に私は、 「子どもに太る食事を与えることも、虐待に値するようなものだ」と感じました。 このことについて、 摂食障害経験者なので、やや偏った価値観と、管理栄養士の知識で発言させて頂きたいと思います。 偏りがあるので不快に思われる方もいるかもしれません。すみません。ご了承下さい。 多くの子どもは親や親族のもとで、食卓に出された食事を(食物アレルギーや嫌いで食べられない他は)無条件に受け入れ、食べます。 食べることは生きるために必要だからです。 食卓には親の食事に対する興味関心、食事の嗜好はもちろん、食事への価値観がそのまま映し出されるし、 忙しい家庭では、お店で買ってきたものを家で食べる頻度が多くなるなど、食卓には家庭環境をも反映されるので、 子どもは親の「食」と食卓を囲む「環境」全てを、無条件に受け入れることになるとも言えるでしょう。 私自身はその時代にはまだ珍しい共働き夫婦のもとに育ったので、おばあちゃん子でした。 料理や家事を引き受けている祖母の食事は華やかさのない和食ベースの食事で、 母は「おばあちゃんは料理上手でレパートリーも豊富だった」と言っていたけど、それは大昔のことか、単に私が子どもだったから嗜好が合わなかったのか分からないけれど、 遠足に持っていくお弁当は毎回「茶色」という印象がする「地味弁」で、他の子の華やかな色のあるお弁当が羨ま
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何が私をそうさせたのか?

ただがむしゃらにダイエットに走っていたあの頃、今、たとえ10キロ太ったとしても、あのパワーは湧いてこない…。もう、十分にダイエットは成功していたはずなのに、何が私をそこまでさせたのだろう?凄く当たり前のようなことを言うのですが、やっぱり、答えは当たり前のところにありました。当時、約10年働いていた歯科医院の仕事を辞め、親元からも離れて暮らしていた私。新しい環境に馴染めずにいました。何とか、馴染んでいこうと、あれやこれやとやってはみたのですが、何かが違う…。どこかが違う…。何が、どう違うのか?どうすれば…どうすれば…?答えが見つからないまま、もがいていた。その、なんとも例えようのない気持ちを何かにぶつけたかった…。そんな気がします。もう、自分の中では、答えは出ていた。ここから逃げだそう!1歩踏み出すことは、とても勇気がいることで、なかなかその決心がつかず、グズグズしていた私。ある日、ふっと、ホントに、何気なく1歩踏み出せた…。そう、私は、そこから逃げ出したのです。もう、二度と戻ることのないその場所から逃げ出したのです。1ヶ月後、私の体重は、もう40キロに戻っていました。全ての人がそうだとは思わないけど、止められないダイエットには、自分でも気付かない原因が隠れている。そんな気がする。でも、それって、きっと後からしかわからない…。どんなに人から指摘されても、きっと言うんだろうなぁ~。「えっ?私?元気、元気~!」って。
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女優遠野なぎこさんの摂食障害について、自分の経験から思うこと。

女優の遠野なぎこさんが15歳から摂食障害と闘っているとのネット記事を見ました。摂食障害遍歴だけを切り取れば、自分と似ているなぁと思いました。私も高校1年(15歳)から拒食症となり、その後44歳まで過食嘔吐でした。遠野なぎこさんは今43歳なので、そろそろ過食嘔吐のダメージが表面化してくる頃かなと思います。なんとか踏ん張ってバランスを保っていたところが傾きはじめ、ある時ガタつき、大きな病気になるかもしれないなと思っています。「病気になること」=「悪いこと」ではありません。一概にそうとは言えません。病気によって救われることもあります。私は44歳の時に発見された良性腫瘍を機会に生き方を修正し、過食嘔吐から解放されました。ブログで何度か書いていますが、私は腹痛によって「原因不明」の上腹部の腫瘍が発見されましたが、その腫瘍が発生した場所が左上腹部で胃に接しているようだと聞いたときに、原因不明なんかであるはずないと思いました。その場所は、嘔吐する際に左手で圧迫する場所だったからです。上手に吐けない私は、嘔吐する時に胃に外側から圧をかけることで吐きやすくしていました。納得いくまで吐ききるまでに30分間かかるとして、何十回圧迫したんだろうというくらい、繰り返していました。間違いなくこれが原因だと思いました。案の定、腹腔鏡手術で取り出した直径7センチもの腫瘍の病理検査結果は「筋腫のような組織」だったらしく、圧迫しながら嘔吐を覚えて恐らく15年以上、積み重ねた悪習慣を改めて恐ろしく感じました。圧迫を重ねた悪習慣がもたらした結果として腫瘍ができたわけですが、これ、圧迫しなければセーフだったんじゃない?
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痩せて困ったあれやこれ!

生まれ落ちたときから痩せたことが一度もなかった私は、30過ぎて、初めて「痩せ体験」をいたしました。自分勝手なダイエットを行っているうちに40キロを切り、ついには、36キロ…。それでも、風邪1つひくことはなく、毎日、元気に過ごしていました。でも、身体の中は少しずつ壊れて行っていたのだと思います。そして、それ以上に心は完全に壊れていたと思います。毎日、カロリ-がない食品でお腹を満たしながら、その一方では、アイスを食べ続ける…。痩せ体験をして、初めて知ったこと…。知らない間に、肋骨辺りに青あざが出来ていて、何だろう?って思ったら、お風呂掃除で、肋骨が湯船にあたっていた(笑)。お風呂続きですが、湯船につかっていると、座骨があたって痛い(笑)。洋服を買いに行って、必ず「お直し」が必要で、すぐに着れない(笑)。ブラのサイズがトリプルAになった(笑)。ムダ毛処理で、T字のカミソリが脇に入らず、傷だらけになった(笑)。などなど…。どれもこれも、今となっては笑い話。あのままだったら、今、どうなっていたんだろう?そう、考えると、怖ろしい…。
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元気、元気!大丈夫!

いつの間にか自分勝手なダイエット方法で突っ走っていた私。肉は食べない、魚も白身だけ。メインは、豆腐、野菜(毎食キノコ)、こんにゃく…。お米もパンもほぼほぼ食べない!おまけに便秘が怖くて、マグネシウムを服用!吐くことはなかったが、食べたものは必ず出す。当時は考えたこともなかったけど、これ、完全なる摂食障害です。でも、めちゃくちゃ元気でした。週に数回通っていたエアロビクスもフィットネスクラブに切り替え、毎日、通っていました。動くことをやめるのも怖かったし、何よりも楽しかった。その頃になると、もう体重計にのることもあまりなくなっていました。が、ある日、何気に計ってみた体重に愕然…。40キロを切っていました。何度見直しても、体重計の針は、40の手前(当時はデジタルではなかった)。いつの間にか生理もとまっていたし、体温は35度台…。周りの人たちからも「大丈夫?」と心配されるありさま。でもね、私、元気だったんです。だから、いつも答えてました。「元気、元気!大丈夫だよぉ~!」って…。いやいや、それこそが異常でした。
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Perfumeあ~ちゃんの激痩せについて思うこと。

Perfumeのあ~ちゃんが激痩せで摂食障害ではないかとファンは心配しているとのYahoo!ニュースの記事を見ました。記事に関して、Perfumeのファンというわけでもないんですけど、摂食障害と長く付き合ってきた人間からの、個人的な見解を述べさせて頂こうと思いました。私はこの記事と、他同じようなことが書いてあるものを読んだだけですし、 私はインスタをやってないので、あ~ちゃんのインスタでしっかり写真を見てもいないのですが、 「あ~ちゃんは摂食障害ではない」と思います。 何故かというと、あ~ちゃんはもうしっかりと「自分」を持っていると思うからです。「Perfumeのあ~ちゃん」ではなくても生きていける位置にいらっしゃると思います。 メンバー二人と比べられることがあるようで、それがコンプレックスになっていたようなことも、記事には書いてありましたが、 コンプレックスから摂食障害になる可能性があるとすれば、今じゃなくてずっと昔、まだ駆け出しの頃とか、メディアに出始め広く知られるようになった頃とか、その頃ならば、あるかなと思えるようなことです。 というのも、自分の立ち位置に迷いが生じたり、自分に自信がなくて他人と比べることが、摂食障害に陥るリスクとなるためです。 あ~ちゃんが今現在もメンバー二人にコンプレックスを抱いているにしても、過去のパーセンテージにすれば大したことないんじゃないかなと思えるので、 何故に今摂食障害?と思えるわけです。 また、彼女たちは海外で活動するほどのパフォーマンスで、凡人からかけ離れたプロです。サポートしているスタッフもプロでしょう。 間違った方向に進んだ場合、
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「セロトニン」って何?

こんにちは✨ ダイエット心理カウンセラー りりです🌈 「セロトニン」って何? 今日は、幸せホルモンのお話しです。✨✨✨✨✨✨✨✨✨ 人生は、嬉しい楽しい事もあるけど、人間だから、そりゃ、つらい事や苦しみを感じる事もありますね。 大なり小なり、感情の揺れはあって当たり前です😭 そんな、感情のコントロールを支配しているのが「セロトニン」 脳内神経伝達物質です🌈 例えば 悲しくて泣きっぱなし・・ つらくて、食欲もない・・ 悔しくて眠れない・・ 平常心に戻らないという事は つらい状態がずっと続くという事です。 また嬉しくて、ぴょんぴょん飛び上がる!楽しくて、ゲラゲラ笑う!なんて、ずっと続けていたら、それはそれで、生活に支障が出ます。これを平常心に戻す働きをするのが「セロトニン」なのです。 🌺セロトニン不足にしない 必須アミノ酸のトリプトファンを摂ってください。 主に、タンパク質源。 大豆製品、乳製品(チーズ・ヨーグルト)赤身の肉 などに含まれています。 食べないとセロトニンが作れないのです😭 ここが重要です😭もう一度言います。食べないと作れないのです✨✨✨食べて忘れよう!とか、 食べると元気になる!って そういう事かもしれませんね😄 何を食べるかって、とても大事な事なんです❤️ いつもあなたを応援しています🌈
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ブログを書くキッカケ「管理栄養士でなくてもワタシ」になって気が付いたこと。

私はブログで摂食障害について書いていますが、摂食障害のブログを書くまでは、管理栄養士として管理栄養士のブログを書いていました。摂食障害のブログを書くことは自分の中でタブーでした。それは、そのまんま「管理栄養士」という意識であったからです。管理栄養士として、栄養・食事管理のプロとして、食事から健康増進・維持を指導する立場でありながら、その対極にあるような摂食障害を語るブロガーはいるし、アリだとは思うけど、管理栄養士である自分の中では「ナシ」でした。それだけ、私の中では管理栄養士であることが誇りで、汚したくない、侵されたくないものでした。そんなカミングアウト「ナシ」の私が、どうしてカミングアウト「アリ」に変化したのかというと、管理栄養士という仕事への意識が、「生きがいや自己実現」から「お金を稼ぐための手段」に変化したためでした。「管理栄養士のワタシ」から「管理栄養士でなくてもワタシ」に気持ちが変わりました。これまでずっと、摂食障害だったということを封印して隠したかったのは、自分の管理栄養士としてのプライドでした。管理栄養士として働いていることは私を助けました。生活も、世間的な目も、国家資格でそれなりの資格ということも、管理栄養士という職務に就いているから、「自分を保っていられる」そう思っていました。それに気がついてしまった時に「なーんだ、やっぱりアホか」と思いました。「痩せていないと自分を保っていられない」気が付けば、摂食障害にある時と同じ心持ちでいました。「痩せ頼み」「管理栄養士頼み」「◯◯頼み」思考でした。このことは、管理栄養士としてステップアップしようと体当たりでチャレンジし
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摂食障害とは?

 'ダイエット願望'は大人だけではありません。むしろ最近は、小中学生の頃から「やせたい」、「おしゃれしたい」との理由でダイエットをしている子どもも珍しくありません。 しかし、児童期や思春期に十分な栄養が摂れていないと、体は「低栄養の状態」になります。低栄養の状態に体が慣れると、心身の機能低下に陥ります。 身体面では、「低身長」、「貧血」、「低血糖」、「無月経」、「不眠」、「免疫低下(よく風邪を引く)」となります。また、常にやつれた顔つきに見られることが多いです。 精神面では、「だるい」、「無気力」、「疲れやすい」、「注意散漫」、「感情の振れ幅が激しい(よくキレやすい、泣きやすい)」などとなります。 そして、「低栄養の状態」が一生続くと「性ホルモン」の分泌が不十分となり、卵子と精子の製造が減少します。また将来、不妊や仮に妊娠できても低出生体重児の子どもが生まれる可能性が高くなります。 そして、何よりも児童期や思春期は生涯で唯一「骨密度が増える時期」です。 しかし、低栄養の状態に体が慣れると、骨密度が低いまま高齢期を迎えることになります。それは将来、「骨粗しょう症」として転倒のリスクが高まり、寝たきりになる可能性もあります。 その低栄養の状態が「依存的なもの」の1つが「摂食障害」だと思います。 「摂食障害」は'立派な病気'です。主な特徴は「極端なダイエットを続けた結果」、「拒食症(神経性やせ症)」となるもの。食べ過ぎやその後吐いたり下剤のOD(お薬の一気飲み)が続くものの「過食排出型」。その両方を兼ねたものとあります。 どちらも女性に多く、最近では低年齢化が深刻になっています。 「
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40代から太る人と太らない人がいる

心理カウンセラー りりです。「40代から太る理由について」🌈太る人と、太らずにシュッとして若々しい人との違い✨✨✨✨✨✨✨✨✨🌺年齢とともに減少するもの*代謝*筋肉量*ホルモン中年太りは、老化現象とも言えます。老化とは、身体の中での、酸化、糖化、炎症が進む事です。太らないようにするとは、老けていかないという事でもあるのです。若々しくいる人は、体内も若いのです。🌺酸化防止に効果がある栄養素<野菜をたっぷり摂る>*β―カロテン*ビタミンC*ビタミンE*ポリフェノール*フラボノイド🌺糖化防止<糖質に偏らない食事>体内にあるたんぱく質と、食事によって摂った糖が結びついて糖化タンパク質になり、組織の老化を早めます。お米、パン、パスタのみの偏った食事をしていませんか?血糖値を上げないような食事をしましょう。🌺若返りホルモンDHEAこのホルモンは20代がピークで、40代になると約半分まで減少し、80代では、ほぼ分泌されなくなるのです。このホルモンをアップさせるためには、*ストレスをためない生活*軽い筋肉運動*ビタミンCこのような老化が進まないような食生活や運動習慣ありますか?自分に向いている、ストレス発散方法がありますか?身近な人との人間関係が良好ですか?それが大きな違いとなっているのが事実です。いつもあなたを応援しています🌈
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モデルさんアスリートの弱肉強食の世界と、一般人にも大切な防御力。

私は何度も書いているように、摂食障害歴が人生の半分ほどの20年以上と、えらく長いのですが、拒食症歴と過食症歴の割合としたら 拒食症だったのは1割ほどの2年半といったところで、残りの9割が過食症。 私の摂食障害歴は、ほぼほぼ過食症歴だということになります。 拒食症は死ぬか、過食症になるかの二択と言ってもいいくらいに、恐らく長く続くものではありません。 それは、前回のブログに書いたように「不自然な在り方」だからです。 私たちは生に向かって、未来に向かって進むことが自然な姿なので、 「生きること、食べることを拒否する自然に反したこと」は無理が生じて長続きしません。 一方の過食症は「食べる」ので、拒食症よりは自然に近い状態です。 ですが、嘔吐する行為が自然の営みからは外れます。 (過食症は過食嘔吐の症状が有名ですが、嘔吐できず過食だけを重ねる過食症の方もいます。今回は嘔吐する過食症を取り上げて書いています。) 嘔吐することは、これまた不自然な在り方ではありますが、 嘔吐しても、食べ物が全て胃から綺麗になくなるわけではありません。 いくら嘔吐のプロでも、自発的に嘔吐する場合、食べた物の幾らかは胃内に残っているはずです。 摂取エネルギー量が、個人の必要エネルギー量を満たせずに痩せていったとしても、 口から自由に大量に食べて、微量の栄養は消化吸収されていることを考えると、 嘔吐する行為は通常の生活において、不自然極まりないとしても、 自然の営みは維持されていると考えられるのかなと思うのです。 拒食症よりは、ですが。 自分が嫌悪する、太る元凶であるスイーツやパンを、狂ったかのように貪る自分の姿
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ラーメンが好きな女優さんが美しく輝く人気と幸運の理由

アロハ☆ハナイノウエです。まず、マウイ島の災害について温かいお言葉をたくさん頂き、心より御礼申し上げます。日本からカウンセリングをボランティアでお受けし始めると想定以上にたくさんご依頼があり、こちらのブログの更新が2週間空いてしまったことをご容赦ください。今日は先日の災害とは関係しない内容にします。でも、ハワイでも日本の人気のお店がどんどん増えているラーメンの話です! 今朝、ハワイでモデルのお仕事で仲良しだった子から久しぶりに連絡がありました。彼女は日本が大好きで、日本のラーメンがものすごく大好き!特にハナが好きなお店に一緒に行ったら気に入って、しばらく1週間に3回来店していたそう。特に好きな日本食の一つだそうです。そのラーメン屋さんに今日も行ってきたそうで、餃子も一緒に注文しておいしそうな写真を送ってくれました。この店の餃子は大きい!ラーメンとセットならボリューム満点ですが、今も健康的で美しい体型です。彼女は自分のプロフィールに変えられないけれど欠点と思っていることが原因で、今では信じられないほど体重が増えて暗くなっていた時期がありました。痩せるために苦手な味のジュースを頑張って飲んで空腹に耐えていたそう。その結果、チップスが止まらなくなってどうしたらいいのかわからないと聞いた時に私は「一緒にラーメンを食べに行こう!」と誘いました。なぜなら、彼女がその時一番食べたくて我慢していたのがラーメンだったからです。「信じられないほどおいしい!!」と言いながら食べる彼女の笑顔はとてもハッピーで輝いていたし、そこから冷静になれて以前の食生活に戻りました。だから体型も今でもとても綺麗で素
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摂食障害・自傷行為・反抗期の子どもとの向き合い方

********摂食障害自傷行為反抗期の子どもとの向き合い方子どもの反抗期わかっていても辛いものです。そのうえ拒食や過食リストカット…まるで自分の体が傷つけられているような思いになりました。そんなとき親は眠れなくなったりため息をついたり激しく口論したり泣きわめいたり甘やかしたり突き放したりありとあらゆることをやってみるものです。でもねそれで解決しないのなら子どもが求めているものはそれじゃないと気づいてください。効果のある対処法としては①一過性のものだと割り切る(人生にもにわか雨は降ります)②正論をぶつけない(火に油を注ぐようなものです)③同じ土俵に立たない(取っ組み合いをしてもお互い傷つくだけ)④自分の思いや希望を押し付けない(自分と子どもの人生は別物)⑤口を出さない、手を出さない、金もあんまり出さなくていい⑥自分の人生を楽しむ⑦とにかく話を聞く(胸くそ悪い暴言でも、支離滅裂でも頷きながら聞く)子どもは本人に自覚がなくてもきっと親にわかってほしいことやしてほしいこと気づいてほしいことがあります。それを言葉にして言わせるのは至難のワザです。なぜって信頼関係が揺らいでいることで問題行動が起きているから子どもとの信頼関係を取り戻すには1にも2にも3にも話を聞くことです。これ、パートナーとの関係にも同じことが言えます。人間は話を聞いてくれる人に心を開きたくなるもの「それでどう思ったの?」「続けて…」「そう思ったのね」否定せず心にたまっているものをひとまず吐き出させましょう。あとは安心させてあげることです。子どもは親の愛情を試しているのかもしれません。もしかしたら見捨てられてしまうんじゃ
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摂食障害だった人間として、ポジティブなサンプルになりたい。

私は人生の半分以上を、摂食障害として生きてきましたが、そこから解放された今となっては、当時抱いていた苦悩や痛みは随分と薄れてきているように感じています。しかし、薄れてきた感覚とは逆に、食べたものを吐いてきた生活で蓄積した身体への負担は年々色濃くなり、私の消化器系はかなり弱ってきていると実感しています。逆流性食道炎を庇いながらの生活、胃に負担をかけるような食事の禁忌など、食事の制限はかなり多いように思っています。また、食事と共に胃酸を嘔吐してきたことにより、歯の露出も多くなってしまいました。嘔吐した後は、過食した汚らわしい自分から早く浄化された自分になりたいので、一生懸命歯磨きをしたことが仇になった感じですね。歯肉が減りました。全てのことには原因があって、結果としての現実があります。やったことは必ず跳ね返ってくると考えれば、人生の半分以上もの積もり積もった悪習慣があれば、身体への影響は避けることができないと理解できます。例えば、大量に食べるということだけでも、急激に上がった血糖値を下げるために大量のインスリンが分泌されます。続けていけばインスリンの感受性は低下し、結果として糖尿病を引き起こしやすくなります。一生涯に生産分泌されるインスリンの量は決まっています。日本人はインスリン分泌量が欧米人に比べて少なく、元々の身体の造りとして糖尿病になりやすいのです。(本来、欧米型の食事は適さないということです。)行き過ぎた拒食症は飢餓状態となり、肝機能障害を引き起こしますし、脳まで栄養が行き渡らず、脳が萎縮するといわれています。脳の萎縮は認知症の状態でもみられることなので、認知機能含め、様々
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家族やパートナーとの対話で 注意したいこと NGワード

********家族やパートナーとの対話で注意したいことNGワード精神的に問題を抱えている家族の対応はとても難しいものです良かれと思って話を聞いていてもイライラして途中で口論になったり相手の症状を悪化させることになったりもします不安症自傷行為摂食障害うつこれらの疾患には家族との対話が良い影響を与えることがわかっていますでも良い影響を与えるのは正しいコミュニケーションを取れたときにという意味ですまず最初に相手に「今話せるかな?」と伺いを立てる聞けない状況の人にいくら物を申しても伝わるわけがありませんよねお腹が空いていたり疲れていないそしてなるべくネガティブになりやすい夜ではなく明るい日中に話すのがいいです家族やパートナーといえども心をオープンにして距離を縮めるのには痛みが生じることもありますだから最初から一度で片づけようと思わずにゆっくりと話してみて少しずつお互いをわかりあうそんな気持ちでトライしてみましょう大切なのは①話を遮らず、最後まで聞くいくら筋が通っていなくても相手が話したいだけ相槌を打ちながら聞きます支離滅裂でもほとんどの人が回数を重ねるごとにきちんとした話し合いができるようになります話をきちんと聞いてくれると心は開いていきますよ②どうして?なぜ?と追い詰めない出ない答えを無理やり引き出してしまうとせっかく開きかけた心の扉が閉まってしまいます質問は信頼関係が築けてから追い詰めると良いことは何もありません③会話の着地点を決めない今日はここまで話す!これを聞き出す!こんなふうに決めてしまうと話し合いはうまくいかず後には疲れだけが残ってしまいますそんなことならむしろ中途半端に
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こころの兎–kokoronousagi-ココナラデビューしました!!

初めまして☆こころの兎-kokoronousagi-ミサキと申します内蔵マッサージチネイザンセラピストを目指し自分の不登校、摂食障害、心の病の経験を通じて心のサポートの活動を広げていくためにココナラを始めさせていただきましたカウンセラーの資格はありませんが只今勉強中です♡ここに辿り着いたあなたは自分が思う以上に頑張っていますそこに気づいてあげて自分を褒めてくださいとはいえなかなかできるものでもないですよね自分も自分はだめな人間だ自分はもっと頑張らないと何もできていない頑張れていないあの人はできるのにわたしはできていないあの人は、あの人は、、、仕事に関しても育児に関しても自分を卑下して人と比較して生きていましたでもそれがダメなことでもないんです頑張る向上心は捨てていません!人への尊敬心も大事にしたいですただ過度に卑下し人と比較してしまうのは疲れますよねあなたに寄り添い何か一押し(サポート)できるそして傾聴を大事に活動をしています。始めたばかりでまだ不慣れではありますがその辺はご了承くださいませここまで読んでいただきありがとうございました次回スケジュール告知のブログをアップさせていただきます!!では、また〜
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「離脱ごっこ」は要らない。

20年以上の摂食障害歴を持ち、40代でようやく過食嘔吐から解放されたことで摂食障害から解放されるためにはどうしたらいいのか?ということを自分なりに考えてブログにして書いています。個人的には「摂食障害は成長を促すための課題」として捉えていて、「自分らしさ」へ向かう成長へのステップなので、課題解決方法は一人ひとり異なると思っています。私の場合は、愛情が持てなくなった人と離婚して、人生を再スタートさせようと動き出した時から、もう過食嘔吐は必要ないものになっていました。けれど、悪習慣としてズルズルと過食嘔吐を手放せなかったことで、左上腹部の腫瘍(良性)が見つかり手術となり、強制的に過食嘔吐から解放されたわけです。「不必要なものにしがみつくと、こうなるんだな」と感じたことでした。「自分を信じることができれば摂食障害なんて必要ありません。」自分を信じることは、自分に自信を持ち、自分を信頼して、自分を大切にすることとイコールです。私は、自分を信じてもう一度自分らしい人生をスタートさせようとしたことで、摂食障害から解放されました。課題解決には人それぞれテーマが違えど、ある種、自分の強さが必要になると感じています。なので、私個人の考えとしては、摂食障害のコミュニティなどで、過食嘔吐に共感を求めたり、応援し合っていると、摂食障害から解放される日が遠のくように思っています。「辛い、苦しい、もうやめたい、今日もうすでに過食2回目」「わかる、食費がヤバいよね、死にたい、吐く前に炭酸飲料飲んだら少しラクに吐けた」感情を吐き出せるので、その時はラクになり救われたような気持ちになるかもしれません。でも、感情を
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自然の流れに倣い、急がないことで事が動くこともある。

食べて吐く過食症は、人間の生理的な自然に反します。食べ物を口に入れて咀嚼して飲み込んで消化吸収させる生理的な営みを、強制的に阻止するべく逆流させることは、自然に反する不自然なことです。 あえて命を削りにいくような、生きることに反する行為を取り続ける拒食症も、不自然です。 自然に反する不自然な行為は、見ている人にどこか危なっかしい印象を与え、 不自然に生きることの方が、実は何倍も難しいんじゃないかと思ってきています。 私たちは自然に包まれ保護され生きています。 太陽の光からエネルギーをもらい、天が降らせる雨で潤い、それらを受容する大地から生まれた恵みを口にすることで、生命活動の原動力を頂いています。 上から下から、私たちは大きなエネルギーで守られているのだと感じます。 わたし達が生きるためには「母なる大地」「母なる海」「母なる地球」と言われる自然の保護が必要で、 それら母からの守りがないと、無力な赤ちゃんのように、わたし達は生きてはいけないのでしょう。 自然は常に規則正しく循環し、時が流れています。 常に季節が巡ることで、大いなる恵みが生まれ、わたし達は成長という流れに従えるのです。 そんな大いなる自然の中に在るわたし達が、自然に保護されている身だということを忘れ、自然の中で悪目立ちするようでは自然から干されてしまいます。 自分達が世界を作っていると勘違いして、自然に在ろうとしなければ、不自然な異物として排除されてしまいます。それが「自然の摂理」だからです。 わたし達は地球という場所を借りて生きているだけなのでしょう。わたし達の世界は確かにあるけど、その世界を形作る「基盤」は借り
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思うに、健康でいるために特別なことってないんです。

最近胃の調子がそこそこ良い感じです。 私は長年過食嘔吐していたために、かれこれ8年近く酷い逆流性食道炎に悩まされているのですが、 今は数年間服用している「六君子湯」という胃を元気にする漢方薬のみで、胃酸を抑える逆流性食道炎の服薬なく、生活できています。 食生活には気を配っています。 胃酸の分泌を促進させるカフェインを控えるように、コーヒー・紅茶・緑茶等を断ち、白湯生活にしました。 甘いものは夕食後の癒やしだったけど、ほんとにごくたまに食べるだけにしました。腹八分目も、できるだけ気を付けています。 以前までカフェでブログを書いたり、本を読んだり、勉強するのが日課のようだったけど、 カフェに行く必要性を感じなくなって、強烈なインドアになっても、 「健康になるためなら」と案外あっさりカフェ断ちすることもできました。 ずっと続けていたことを断つことは、何かをスタートさせることと同じくらいのエネルギーを必要とすることだけど、 「断てる」と思った気持ちに応じて、しっかり行動も一致させていくことは、エネルギーを有効活用するためにとても大切だと思いました。  私は長く摂食障害で、若い頃には踏ん張れた身体も、30代後半から徐々に身体がガタついて、悪習慣の積み重ねにより40代で左上腹部に腫瘍(良性)が見つかり手術したことから、「健康でいられることは尊いことだ」と身をもって学びました。 健康というのは歳を重ねるほどに、若い頃のようにタダでは手に入らなくなります。 若い頃のままの感覚でいると、健康でいることがあまりにも当たり前なので、その尊さは意識もされません。 しかし、何か健康上に問題が現れると、と
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「セルフマネジメント」の基本

こんにちは✨ 「嫌な気分を切り替える」心理カウンセラー りりです。「セルフマネジメント」できていますか?🌈 ・ストレス管理 ・感情コントロール ・時間管理 ・健康管理 いろいろあります。 ✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨ 人は健康になるためだけに生きているわけではありません。 それぞれの人に、それぞれの目標がたくさんありますね💕 想いを実現するためにも、セルフマネジメントは重要です。 「自己管理」もどれかひとつではないはずです。 でも、どれも、健康を左右してしまうものです。 🌸食生活セルフチェック🌸 ✔1日3食、決めた時間に食べる。 ✔1日に何をどのくらい食べればいいのか、だいたい把握している。 ✔間食した時やイベント食の時には、その後に調整している。 ✔外食の時にも栄養バランスを考えて食事を選んでいる。 ✔なるべく食事はゆっくり食べるようにしている。 最近、太った、または痩せてきたなど、体型の変化はありませんか?体型の変化は、こころの変化でもあります。または、なんらかの病気のサインかもしれません。そんな、身体の変化を見逃さないで下さいね。人生を自分の理想にしていきましょう🌈 いつもあなたを応援しています✨
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摂食障害予備軍について考えてみました。

食事を拒否する、あるいは最小限でしか口にできない、自分で良しとしたものしか口にできない症状を一般的に拒食症と呼びます。 大量に食べては自発的に嘔吐する、あるいは大量に食べて嘔吐しない、嘔吐できない症状を一般的に過食症と呼びます。 拒食症も過食症も、器質的な問題はありません。 そして、拒食症と過食症の総称を、一般的に摂食障害と呼んでいます。 私は摂食障害の専門家ではありませんが、 自分の人生の約半分を占めた拒食症と過食症からようやく解放された経験から、 摂食障害について毎度飽きもせず考えています。 今回は「摂食障害予備軍」について考えてみました。 予備軍なので、境界線だよねというところです。 うちの高校生の長女は完璧な摂食障害予備軍です。 食べるもののカロリーチェック、食事量やスイーツの制限、など、いわゆるダイエット生活をしています。 一方で、お友達と遊びに行くとお腹いっぱいになるまで食べてきては、 「どうしよういっぱい食べちゃった」と言って厳格なダイエット生活に戻ります。 これに加え炭水化物を制限していた頃、毎月順調に来ていた生理が来ないと言ってきたので、 ここまであえて放っておいた私もさすがに声を掛けました。 「貴方の身体はもうここが限界ということだよ」 「ダイエットのし過ぎ。排卵誘発剤を打つために婦人科に行かなきゃいけなくなるよ」 長女は「もっと痩せたかったのに」と口にしたけど、ヤバいなと感じてくれたようで、 「え〜ママどうしたらいいの?」と聞いてきたので 「ごはんを抜かないできちんと食べるようにしなさい。うちは玄米混ぜてるんだから健康的なんだよ」と答えました。 長女は私と
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欲張った金の斧でもなく、手にしていた銀の斧でもなく、未知である無色の斧。

さんざん書いているように私は今ようやく、20年以上続いた拒食症と過食症いわゆる摂食障害とさよならできました。さよならできたきっかけは、左上腹部の腫瘍(手術後に良性と判明しました)という衝撃的であり、もう降参だと思わせるものでしたが、さよならできてお得だらけでした。 過食代にかかっていた消費がなくなり、お金の出どころを把握しやすくなって、消費への不安が軽減しました(何故かそのぶん貯まるわけではなかったけど)。 過食嘔吐に費やしていた2〜3時間ほどの時間を、他のことに使えるようになり日々の充実感が深まりました。 ほぼ嘔吐のたびに出血していた傷みきった限界ギリギリの食道が救われ、逆流性食道炎の症状が軽減しました。 他にも、トイレットペーパーの消費が減ったとか、面倒な嘔吐後のトイレ掃除がなくなったとか、言い出したらきりがないくらいですが、 過食嘔吐に振り回されない20年ぶりの普通の生活は、なんて平和で落ち着いて安定感があるんだろうと感じました。 過食症である最中は、摂食障害とさよならできたらこんなにお得だらけです!と教えてもらえても、 「じゃあお得だと感じられるところに行き着く策を教えてよ!」と詰め寄りたいくらい、先のことなんて知ったこっちゃないくらい、 早く過食嘔吐という呪縛のようなものから救われたくて仕方ありませんでした。 私が過食症ど真ん中であった当時に教えてもらいたかったことは、 心療内科の医師にもカウンセラーにも誰にも友人にも教えてもらえませんでした。本にもネットにも載ってなかったと思います。 私が教えてもらいたかったことは、摂食障害は「生きていかないと治らない」ということで
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過食の毎日で身体も心も限界だった時(part3)

高校生活も後半になり、心身ともに、パンパンで相変わらず満たされない気持ちを食べることで埋める毎日が続いてました。学校が終わり、直ぐに電車に乗って帰宅する(多分、誰よりも早く学校を出てました)いつも通り、食べ物を買って家に帰ってテレビを見ていると(もうその頃には、お菓子を隠してもバレてたので堂々と食べてました(笑))母が隣に座って『マリ、高校生活ってもっと楽しい時なはずなのにこのままでいいの?高校生は今しかないし、いろんなストレス発散が全部食事になっててもったいないんじゃない?』その喋り方が、すごく気を使って言葉を選んで話してるのが伝わってきて涙が止まりませんでした。私のその時の感情は、親にも過食や友達関係が上手くいっていないことがバレてる恥ずかしさと虚しさと心配かけたくない気持ち、そんなこと言ったてどうしようも出来ないんだもんという気持ちでした。母『身体を動かすとスッキリするから、少しジムに行って運動するのもいいよ!』と元々身体を動かすことが好きだった私は母が行っているジムに通うことになりました。最初は乗り気ではなく渋々でしたが学校終わりにまっすぐジムに行きその時間帯ってほとんど人がいないので自分の容姿を気にすることなく、走ったり、エアロバイクをしたり18時ごろになると、スタジオでヨガやエアロビもやっていたので積極的に参加しました。すると、楽しい楽しい!汗かくとスッキリして無駄な食欲も徐々に落ち着いていきました。休みの日もジムに行き、汗をかいてスッキリ♪すると友達とも出かけたくなり理由をつけて断ってたお出かけも、どんどん行くようになりました。何より、過食が落ち着いて、自分自身の
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軽い気持ちのダイエットから(part2)

食事量を極端に減らし、テレビや携帯で見た情報の自己流ダイエットを3ヶ月過ぎた時、明らかに痩せ細って、顔もこけて、身体もガリガリ。でも全く食べないわけではなかったので、細ーい女子高生という感じ。しかし、急に、がっつり食べたくなる。例えば、夕飯を食べている時。いつも通り、おかずをちょこっと食べている時。ごちそうさまでした〜。と食べ終えたはずなのに冷蔵庫前をうろうろ。炊飯器を開けて見たり、戸棚のパンを手に取っては戻してみたり。結局我慢できずに、ご飯をよそり残っているおかずを食べそれでは収まらずに、パンやラーメンを食べる。そしてお腹がいっぱいになると同時にとてつもない罪悪感と太るという恐怖に襲われるんです。すると、私は下剤をこっそり飲んで無理くり便を出して、体重を減らそうとしたり次の日には断食をしたり、家にあるエアロバイクを必死こいてやったり、、そしてなんとか過食する前の体重に戻る。そして少ない食事の日がつづく。そして食欲が爆発して、また過食する。するとどんどん一度に食べる量が増えていくんです。人間ってすごいですよね。胃袋って大きくなるんだなって思いました。(笑)その頃には、私は高校2年生になり仲良しのグループ3人でした。3人だと、2人でペアになるときや、一緒に行動する時誰かが1人になるので、あまり仲良くない人とペアになることがありました。私は、私がいなければこの2人はずっと一緒にいれるもんね。私邪魔だよね。と強く思うようになり。自ら1人になったり、いつもポツンと1人でいる子とペアになれば丸く収まるよね。と、なんだかしらないけど覚悟を決めて仲良かった2人と距離をとり、1人でいる子と一緒
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マリが過食・拒食になった些細なきっかけ(part1)

過食や拒食、むちゃ食いやドカ食い、まさか自分が苦しむとは思ってませんでした。この悩みで苦しんでるあなた、苦しかったあなた、もしかしてそうかも?って思ってるあなた。私自身の経験をちょこっとお話します。きっかけは高校1年生の夏休みでした。当時の体型は太ってもないし、痩せてもない、ごくごく普通体型でした。いつも一緒にいた友達と、軽い気持ちで私はダイエットを始めました。夏休み明けに、2人で痩せて、え?痩せた?ってみんな驚かせよ〜♪ぐらいの本当に何気ない会話でした。最初は友達と一緒に運動をしたり、おやつを食べないように意識するぐらいでした。そして何気なく体重計を測ったら、1キロ位減っていました。その数字がめちゃくちゃ嬉しくて、すごく達成感。その日から、食べる量をすごく意識するようになり、おやつは絶対食べない、誰かにもらったお土産や、飴玉すら徹底してました。朝ご飯もお米は抜いて、昼のお弁当も親にバレないようにお米の量をこっそり減らし、夕飯もお腹空いてないと嘘をつき、おかずを軽く食べるぐらいでした。すると毎日毎日、体重計の数字が少しずつどんどん減っていったんです。今思うと当たり前ですよね(笑)でもそれが嬉しくて嬉しくて食べなければ食べないほど結果が出る!どんどん痩せてる=可愛いみたいな方程式作っちゃってたんです。元々が普通体型だった私は、夏休み後に久しぶりに会った友達や先生にも え?なんか痩せたよね?と驚かれ、それも嬉しかったんです。一緒にダイエットを始めた友達も、ちょっと痩せすぎじゃない?親にも、きちんと食事は食べなさい!痩せすぎ!とその頃から言われるようになりました。でも私は、本気で え
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目標に至る過程に秘められた大きな「副産物」

何かに目標を持って、頑張って頑張って目標到達を目指していたのに、途中でブチって目標が途切れた経験はありませんか?いろんな障害にあって、ついにはブチって続けられないような状況になったり、思うところがあって自身でブチって断ち切ったり、そんな経験が私はとても多いのですが、きっと誰もがそんな目標まで到達できなかった経験をしているんじゃないかと思います。何かを目指す、ということは、自分がどうすればいいのかという行動が明確になりますから、結果的に現実となりやすいです。なので、学校の先生は生徒に目標を持てと言うのだろうし、私のような特別養護老人ホームの管理栄養士は、ご入居者様一人一人に栄養ケアの目標を立てた計画書を作成します。一方で、目標達成への念力だけ強くなって、行動できない人はたくさんいます。処理できないほど念力が強くなりすぎて行き詰まった先に、目標が歪んで傲慢になって、問題行動を起こす人はたくさんいます。目標への強い思いは必要だけど、実際に行動できないと目標に近付くことができないのは当たり前です。思いと行動が一緒になれば、強く行動していけます。私は、「過食して吐くことをやめよう」「摂食障害を克服したいと」と、食べて吐くことを覚えてしまった19〜20歳の頃から、40代までずっと思って、過去ブログでも書いていますが、心療内科を受診したりカウンセリングを受けたり、自助グループにも参加して薬物療法も試してと、それなりにジタバタ行動をしてきました。食べたくないのに食べてしまうことは、ものすごいジレンマとなり、ものすごいストレスでした。「今日は過食しない」「このお菓子は吐かない」自分の掲げた小さな
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半ば諦めて切り捨てたものとセットでいこう

私の髪の毛は湿度メーターです。 湿度をしっかり感知して、 湿度具合でウェーブの強弱が変化して、 この梅雨時期には「パーマかけたの?」と言われるくらいに仕上がります。 湿度によっては、 私の髪質と美容師さんの腕で、 ウェーブ具合が、それなりにいい感じに仕上がる時もあります。 持っているものを活かすって、こういうことを言うんだなとシンプルに思います。 こうシンプルに思えるようになるまでに、 あちこち自由な方向を指す毛先を相手に、 何度縮毛矯正しようと思ったことか。 今だって、 毎朝鏡の前で、職場のトイレの鏡の前で、帰宅して手洗い場の洗面台の鏡の前で、 縮毛矯正しようかなと思うこともありますが、 クルクルふわふわでいいね 遊べる特な髪質だよね そう言ってくれる人もいるし、美容師さんも縮毛矯正なんて勿体ないと言ってくれるから、 やっぱり私の持ち味としていいんだなと感じています。 半分は、自分のクセ毛に対する降参や諦めのようにも感じるけど、 「何かを許容し受け入れる」ときって、 「何かを捨てる諦めることとセット」だと感じるので、私の場合、 クセ毛をストレートにすることを諦めて 自分のクセ毛を愛らしいなと受け入れていこうと思ったわけです。 何かを捨てる諦めるって、 今までの自分の一部を切り捨てていくことに近いので(例えばストレートの髪質というそれまでの自分の理想)、切り捨て切り捨てばかりをしていても、 自分がポッカリなくなってしまうと感じています。 立派な樹木に成長させるためには、 新芽の発生を促して花つきをよくし、病害虫の予防をする剪定が欠かせませんが、 計算なく際限なく剪定して、バサバ
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焦らなくていい 拒食症・過食症は良くなる

焦らなくていい 拒食症・過食症は良くなる 最近摂食障害は急増中で なんと小学生にまで 広がっている有様ですこれもSNSで広がっている 間違った美意識や価値観 痩せている=美しいだったり 周囲にNOが言えない ストレスが爆発している ものと考えられます 多くの患者さんは女性ですが 彼女たちは 食べ物を粗末にしているのでは ありません 食べ過ぎること 吐くことに 皆さん罪悪感を感じています 本当は 過食や嘔吐、拒食の代わりに 伝えたいことがあります それがうまく言えないから 自分でも良くわからないから 摂食障害の症状として 現れてしまうのです 食べなくちゃいけないのにべられない暴走する食を抑えられない太るのが怖いから吐いたり運動しまくる食欲をコントロールできないのが この病気の症状です もし家族が摂食障害の 症状で苦しんでいたら ・食べるの我慢できないの?・もっと食べなくちゃ ・痩せすぎだよ ・ぽっちゃりしている方が可愛いから このような言葉はNGです正しい知識を得て 症状については そっと見守りながら 時間をかけて コミュニケーションを取ることで 回復を促すのが 一番効果的な方法です 摂食障害には治療薬がなく 医師にも間違った 思い込みを持った人がいます 物資が豊かな国日本に起こる 恐ろしい病 精神疾患の中でも 命を落とす危険性の高いものです 少しでも早く ただしい知識を 手にとってくださいね おかしいなと思ったら早めの相談が一番です#摂食障害 #拒食症 #過食症 #過食嘔吐 #食欲コントロール #カウンセリング
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「食べることは生きること」を少しだけ考えてみました。

「食べることは生きること」と言います。食べることで身体の各組織に栄養が行き渡り、生命が営まれること、 「食べることで生命が維持される」ためだと私は考えています。 私たちは生命を維持するために、 食べることを諦められない、諦めない、 「常に食べることに挑み続ける」 そんな遺伝子を持っているのかもしれません。 貧困に苦しむ国は、 その日を生き延びるための飲み水と食料を確保することに必死です。 古代人は自然と共存していたため、 食べものを得るには動物に襲われる危険があり、 常に死と隣り合わせのような生活で、 食べることも命がけだった時代です。 いつ来るか分からない自然災害に備え、 食料の備蓄に知恵を働かせていたことでしょう。 「食べることに挑み続ける」って、 「食べることも生きることも放棄しないこと」だと感じます。 今の日本は豊かで、 食べ物を得るために動物に襲われるような心配はないけれど、 生活習慣病になったら自分で食べること(食生活)をコントロールしていかなければ、 寿命を縮めてしまいます。 摂食障害の拒食症は食べることを拒否しているから、生きることをも拒否しています。 過食症は食べて吐くので、食べること・食べ物を受け入れてもやっぱり拒絶し、生きることを拒否しています。 摂食障害の人も生きることを諦めないで 食べることに挑み続けなければいけないと感じます。 食べることは 「生命を維持すること」ではありますが、 現代では「生きる力を与える役割」「生きるための活力」といった意味合いも含まれると感じます。 自分の好む物も、苦手な物も、未知の物も全て飲み込んで、 必要な物は消化吸収して自
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初投稿♡ 私について^^

こんにちは! \可愛いよりもカッコいいって言われたい/ 主には女性を対象に、 【30年後も走れて見た目もキレイな体作り】をサポートしている岡田なつみと申します。 今でこそ、誰かの役に立ちたい!だなんて オススメの運動動画やモデルをやったときの写真を載せたりしていますが、 私も立派に悩んでいた時期がありました!>< 常に誰かのために頑張っているあなたは、 そろそろ自分の身体のことも気をつけよう!と思ったけれど 「忙しいからジムに行く時間はない!」  「外食も多いし、食事制限なんてキツイ!」 「自分で運動してみてもあってるんだかわからない」 という壁にぶちあたってはいないでしょうか? 実は私も、30歳を過ぎた頃 ベルトの上にのったお肉が気になりながら 友人とのパーティーはやめられず・・ 何かうまく痩せる方法はないものかと思っていました。 でも、簡単なものなんて結局なくて>< 結局はこの肉だけ落ちればいいや!という考えで たまに突然食事を抜く!という不健康なことをしていました。 ムリな減量をしたばっかりに・・ 本当ならダメだとわかっているのに、「とりあえず食べなければ増えない」 「吐いて出せばプラマイゼロ」 「私のメンタルは問題ない」 と変に過信して愚かな減量を定期的にしていました。 そしたらついに「体重が落ちない」状況に陥ったのです。 焦ったあげく、食べない・吐く・過食する がエスカレートし 脂肪燃焼のサプリや、置き換えダイエット食品をやたら買っては無駄にしたし、笑顔で健康指導しているくせに、メンタルボロボロになっていました。・・そんな時に私生活での離婚問題が重なったもんだから、
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摂食障害は良くなる 症状が現れるパターンを考えてみよう

こんにちは、今日は全国的に雨模様線状降水帯が現れそうな地域の方は外出にご注意くださいね。今日は、過食してしまう日と、そうでない日の違いはどこにあるのかについて考えてみましょう。過食や嘔吐、下剤の乱用が毎日で、一日中や何度もしているようであれば一人で治すのは難しい状態になっています。過食や排出行動は、ライターをこすると火がつくようにスイッチが入ることで起きる症状です。ですから、その行動には原因があり「本当にしたいことができない、言いたいことが伝えられない」「やりたくないことを我慢してやっている」「自分ではない誰かを演じている」などが考えられます。感情には主に一次感情と二次感情があり一次感情には「不安・つらい・苦しい・痛い・嫌だ・疲れた・寂しい・悲しい・虚しい」などがあります。どれもネガティブな感情ですね。これらがたまって、コップから水が溢れるように溜めきれなくなると二次感情の「怒り・衝動・自傷」などの行為が起きるメカニズムになっています。なので、一次感情の時点で気持ちに気づきいっぱいいっぱいにならないように消化できれば衝動はだいぶ抑えられるようになります。自分は今、どんな感情でいっぱいになっているのかできればノートに書き出してみましょう。誰に怒っているのか。それはどうしてなのか。何がイヤなのか。本当はどうしたい、どうなりたいのか。自分の気持ちを認めてあげると「わたしは今寂しいんだな」少し気持ちが軽くなります。そうすると、どんなときに過食や排出行動が起きるのかパターンが見えてきます。仕事が辛かった日。家族と喧嘩した日。SNSを見て嫌な気分になった日。原因も見えてきますね。摂食障害は
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摂食障害ってどんな病気?

過食や嘔吐は摂食障害でなくても 経験がある人はたくさんいます では 摂食障害とそうでない人との 違いはなんでしょう? それは社会生活に支障をきたしていたり 生命に危険があるということだと思います 日本ではいまだに 「女性は痩せているほうが美しい」 という思想がはびこっています また 挫折や失敗 悲しみや喪失 環境の大きな変化に 心がついていけなくなったとき 体重が減って 周りから「痩せてきれいになったね」 などと言われ 体重は自分でコントロールできることを知り 依存してしまうケースが多いような気がします 摂食障害の人は 自分が痩せていると思えなかったり 肥満や体重が少しでも増えることに 想像できないほどの恐怖を感じています 過食嘔吐なども 自分ではどうすることもできず 実際罪悪感も持ち合わせています 食べない、過剰に運動する、むちゃ食いする 過食嘔吐、下剤乱用 これらは全て 様々なストレスが引き金になって 起こる心理的な症状です 摂食障害の人は病気です ですから きちんと心の治療をしないと 症状だけ抑えることはできません 環境が大きく変わり 自然に治る人もいますが 決して多い数ではありません 自然に治ることを期待していたら それこそ取返しのつかない ことになりかねません カウンセリングでは 摂食障害になると 身体的にどのような影響があるかを 聞かれなければお話しません 脅かすことは患者さんを不安にさせますし 本人はどうなるかをちゃんと知っています それでもやめられないのは、やはり病気だからです※摂食障害が及ぼす副作用を、今回だけ一部記述します低体重が深刻になれば 生命の危機に直
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摂食障害の間違った思い込み

摂食障害の間違った思い込み 摂食障害の患者数は 近年増加を辿っています また 精神疾患の中でも 死亡率の高い病です 今までは 摂食障害は治らない と言われてきました ですが 不安を取り除き 対人関係を見直し 家族や周囲の人にも 協力してもらうことで 安心して過ごせる場所ができれば ゆっくりと回復することが わかっています そのためには 患者さんの特性を知り 原因となったであろう ライフイベントを知り 現状のストレスや問題を 一つずつ取り除く 必要があります 摂食障害は良くなる病気ですが 回復するのに時間がかかります そして 間違った知識が蔓延しているために 苦しんでいる患者さんと その家族がたくさんいるのです ・母親との関係の悪さが原因 ・母親への嫌悪感から成熟拒否している ・摂食障害はわがまま病である ・入院すれば治る ・拒食、過食をやめれば治る などなど 母親は誰にとっても とても大きな役割を担っていますが 本人が成長するまでには 母親以外の多くの人と 関わりを持っています それなのに 母親ばかりに 「お前の育て方が悪い」と 責めてしまえば 患者さん本人は母親に恨みを持ち 母親は過剰な罪悪感を持って 家族全員が 「取返しのつかない問題だ」と 絶望してしまいかねません また 摂食障害にとって 入院は命をつなぐ手段であって 原因の解決にはなりません 何度も入退院を繰り返したり 退院してから入院する前より体重が 減ってしまうのは 原因にアプローチできて いないためです 摂食障害にとっての拒食や過食は 病気の症状であって 患者さん本人には コントロールできないものです 食のコントロ
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