【介護食】家で食べられます

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コラム
あなたは、「介護食」と聞いて何を思い浮かべますか?
ペースト状のお食事、ゼリーのようなお食事、やわらかい雑炊やお粥を想像する方が多いでしょう。
今回は、家で食べる「介護食」について紹介します。


①介護食ではない
②嚥下調整食とは
③対象者
④まとめ買い
⑤宅配サービス
まとめ


①介護食ではない

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本当の名前は、介護食ではありません。
「嚥下(えんげ)調整食」と言います。
嚥下とは、飲み込むこと。
それを調整する、つまり食べやすいお食事のことです。
高齢者や障害者は、飲み込みの機能が衰えてきます。
水分でむせたり、硬いものを噛めなくなったりするのです。
それでは、嚥下調整食にはどんなものがあるのか見てみましょう。


②嚥下調整食とは

嚥下調整食には大きく5つの分類があります。
<コード4>
歯ぐきで噛める硬さです。
豆腐や、お粥などがその硬さに当てはまります。
<コード3>
舌でつぶせる硬さです。
粒が残らず、スプーンで食べやすいゼリーです。
<コード2>
ペースト状です。
とろみがありますが、喉でべたつきにくいのが特徴です。
<コード1J(イチジェイ)>
たんぱく質を含むゼリーです。
<コード0J(ゼロジェイ)>
たんぱく質を含まないゼリーです。


③対象者

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嚥下調整食の対象となる方は、主に高齢者や障害者です。
また、脳や口、食道などの手術後に、嚥下調整食が必要な方もいます。
乳幼児のベビーフードとは全く異なり、味が濃いのが特徴です。
その種類の嚥下調整食に当てはまるのかは、管理栄養士に聞いてみてください。
食べる方の状態によって日々、食事の内容は変化します。
誤って気管に入って肺炎を起こさないように、正しい食事を摂りましょう。


④まとめ買い

嚥下調整食は、まとめ買いがおすすめです。
普段はご家庭で調理をすることがあるかも知れません。
しかし、毎日1日3食の献立を考えて、手作りするのは大変です。
レトルトの食品なら保存期間も長いため、まとめ買いがおすすめです。


⑤宅配サービス

ご家庭で介護をされている方は、まとめ買いがおすすめです。
しかし、介護を受ける方がお一人で住んでいる場合は難しいこともあります。
そんな時は、宅配サービスの利用も便利です。
自治体から介護保険を使うことで自己負担が300円程度まで抑えることもできます。
詳しくは、担当のケアマネージャーにご相談ください。



まとめ

介護食(嚥下調整食)は5つの種類があります。
それぞれ、病気や体の状態に合わせたものを選ぶ必要があります。
高齢者や障害者は特に飲み込みの機能が衰えやすいため、管理栄養士に問い合わせましょう。
既製品や宅配サービスを利用しながら、楽に介護をすることも、介護をする方々にとって大切です。

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