摂食障害の間違った思い込み

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コラム
摂食障害の間違った思い込み
摂食障害の患者数は
近年増加を辿っています


また
精神疾患の中でも
死亡率の高い病です


今までは
摂食障害は治らない
と言われてきました


ですが
不安を取り除き
対人関係を見直し
家族や周囲の人にも
協力してもらうことで
安心して過ごせる場所ができれば
ゆっくりと回復することが
わかっています


そのためには
患者さんの特性を知り
原因となったであろう
ライフイベントを知り
現状のストレスや問題を
一つずつ取り除く
必要があります


摂食障害は良くなる病気ですが
回復するのに時間がかかります


そして
間違った知識が蔓延しているために
苦しんでいる患者さんと
その家族がたくさんいるのです


・母親との関係の悪さが原因
・母親への嫌悪感から成熟拒否している
・摂食障害はわがまま病である
・入院すれば治る
・拒食、過食をやめれば治る
などなど


母親は誰にとっても
とても大きな役割を担っていますが
本人が成長するまでには
母親以外の多くの人と
関わりを持っています


それなのに
母親ばかりに
「お前の育て方が悪い」と
責めてしまえば


患者さん本人は母親に恨みを持ち
母親は過剰な罪悪感を持って
家族全員が
「取返しのつかない問題だ」と
絶望してしまいかねません


また
摂食障害にとって
入院は命をつなぐ手段であって
原因の解決にはなりません


何度も入退院を繰り返したり
退院してから入院する前より体重が
減ってしまうのは
原因にアプローチできて
いないためです


摂食障害にとっての拒食や過食は
病気の症状であって
患者さん本人には
コントロールできないものです


食のコントロールができずに
支配されている状態です


ですから
その行為自体を責めても
悪化するばかりで悪循環になることを否めません


摂食障害を回復させるためには
正しい知識を知ることが
大きな一歩になります!

家族やパートナーの協力が必要不可欠です

不安や心配のある方はお気軽に
ご相談ください

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