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【我が友の、言葉焼き付く、今も尚】

 私は、年代的には昭和仮面ライダー世代。  子供の頃から仮面ライダーには親しんで  きた。それに、ライダーの主演俳優では、  後年、速水亮(X)は昼メロの相手役に、  村上弘明(スカイライダー)はかの必殺  シリーズをはじめとする数々のドラマに  引っ張りだこになったし、私もその活躍  ぶりを嬉しく拝見させていただいていた。  高杉俊介(スーパー1)は、ファンとの  間の借金問題で揉めているのが遺憾だが。 ────────────────────  それぞれのライダーに思い入れはあるが  (BLACKの倉田てつをは、同い年)、  私が最も思い入れ深いのは、アマゾンだ。  「仮面ライダーアマゾン」。昭和49年、  から50年にかけて、私が小学生になる  直前まで放映されていた。とは言っても、  当時はそれほど思い入れがあった訳では  なかった。見た目の良さでX押しだった。 ────────────────────  それが変わったのは大学生になってから。  当時、同じ学科に徳島県小松島市出身の  友人がいて、何故か気が合い、お互いに  特撮ファン同士ということもあり親しく  していた。彼のアパートにも良く遊びに  行ったものだ。その彼が、ある日、私に  こう言った。「俺はアマゾンに思い入れ  がある。死んだ親父にたった一枚買って  もらったレコードがアマゾンのなんだ」。  その日から、そのことが頭から離れなく  なり、心理カウンセラーとなった今でも、  DVDの鑑賞はもちろん、フィギュアや  ソフビ、食玩に至るまで、何はなくとも  まずアマゾンが私のスタイルなのである。 ────
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【愛情を、どう伝えれば、いいのだろう?】

 今月末まで、過去のブログを一部修正を  施した上で再掲載とさせていただきます。  今日は、今でも悩み続けているこのお話。 ────────────────────  「愛」という言葉、私にはピンとこない。  「I LOVE YOU(愛してます)」  が具体的にどういうことか解しかねるし、  好意を寄せてくれた女性にも、別れた妻  にも、元カノにも、「好き」と言っても  「愛してます」とは一度も言わなかった。 ────────────────────  広辞苑によると、男女間の愛情・恋愛の  他にも、親兄弟の慈しみ合う心や、広く、  人間や生物への思いやり、を指すという。  もっと簡単に言えば、大切にすること・  可愛がること・愛でることなのだそうだ。  それを踏まえて自分の感情を振り返ると、  四半世紀も前に嫁ぎ、五十を過ぎた妹の  ことを兄として今も愛しく思っていたり、  元カノのところにいて交際時よく遊んだ  雌猫のことが今でも忘れられなかったり、  苦しい時に気持ちを打ち明けられる相手  として認識してくれている友人のことを  常に考え、忘れていない、それが分かる。  してみると、私は、それらに対して「愛」  を抱いているということになるのだろう。  だが、残念なことに、その愛情の示し方  が私には分からず、失敗を繰り返すのだ。 ────────────────────  約四半世紀前、職場の後輩に私に好意を  寄せてくれている女性がいた。本人から  直接告白された訳ではないが、素振りや  言葉の端々に気持ちが滲み出ているのを  感じていたし、様々な出来事からも私が  
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【みんなにマルをつけましょう】

 今月末まで、過去のブログを一部修正を  施した上で再掲載とさせていただきます。  今日は、ドラマの台詞に感銘を受けた話。 ────────────────────  今年の8月30日に放送された「ドラマ  スペシャル お花のセンセイ」の冒頭の  主演・沢口靖子のセリフに感銘を受けた。  参議院議員候補に擁立された主人公の鳳  丸子が、政見放送で、「自分にもマルを、  そして、人にもマルをつけられる人に」、  「人のいいところを沢山見る」、「この  国で暮らす全ての人が優しいマルで包み  込まれますように」、そんな政治を志す、  と言っているのだが沢口靖子の演技力も  相俟って、メンタルケア・アドバイザー、  心理カウンセラーの私の心に強く響いた。 ────────────────────  「自分にもマルを、そして、人にもマル  をつけられる人に」「人のいいところを  沢山見る」は正に自己理解・他者理解の  ことで、メンタルケア・アドバイザーや  心理カウンセラーのみならず全ての人に  必要な考え方である。ドラマではこの後、  「お互いを認め合い、マルを付け合えば、  この世から戦争はなくなると信じている」  と言っており、「この国で暮らす全ての  人が優しいマルで包み込まれますように」  という人間究極の願いへと続くのである。 ────────────────────  私自身、メンタルケア・アドバイザーや  心理カウンセラーとして、「自分の周り  の全ての人が優しいマルで包み込まれる」  そういう人になれるよう努力しなければ、  と思っているので、「五十にして天命を  知
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【捉え方に幅あり】

 今月末まで、過去のブログを一部修正を  施した上で再掲載とさせていただきます。  今日は、楽しみながら勉強できたこの話。 ────────────────────  先日、知り合いの女性と鍋を食べに行き、  その時に、手縫いのティッシュケースを  プレゼントした。そもそも、ダイソーで  見かけたものを自分なりに作り方を分析  して作っただけのものだが、気に入って  もらえたようなので、贈り甲斐があった。 ────────────────────  自分用のも柄違いで作っているので写真  を掲載しているが、側部のフックを彼女  はスマホにぶら下げて使っているという  (可愛いですね!と褒められたそうだ)。  私がフックを付けたのは、鍵等をつける  ためで、スマホにぶら下げるという発想  自体なく、LINEをもらって目から鱗。  折り返しそう返信すると、「同じ物でも  人によって捉え方が違っていて、それを  認め合う事で、一つの物でも使用用途や  考え方が広がる事を教わった様に思った」  とのことで、お互いにいい勉強になった。 ────────────────────  これは、そのまま人にも当てはまる筈だ。  例えば私の場合、スポーツに勤しまない  運動音痴なところがある反面、クッキー  やハンドメイド、歌、芝居、文芸などの  芸術的分野に加え、カウンセラー資格も、  ある、ということだ。誰しも得意分野が  違うだけで自他共に認め合うことが大切。  悲しいかな、その気質が浸透していない  のが今の社会の現実だ。誰もが捉え方の  幅を拡げ、互いの価値を認め合うことが  できれば、
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【親は、子供を見下してはいけない】

 今月末まで、過去のブログを一部修正を  施した上で再掲載とさせていただきます。  今日は世の親御さんに読ませたいこの話。 ────────────────────  私の父は、自分の価値観しか認めぬ人で、  今もそうらしいが、子供の頃から何かと  いうと家族を見下す発言ばかりしていた。  常日頃から、事あるごとにアホ呼ばわり  されたり、進学・クラブ活動・就職等々  至る所でケチのつけられ通しだったため、  私は自己肯定感を喪失したまま成人した。  「私は正しい」「私は愛される」という  感覚を一切持てなかったのは大きかった。 ────────────────────  一家の大黒柱たる父親が、一方的に他の  家族を見下しているケースは意外に多く、  結果、私のように自己肯定感を喪失して、  他者に愛情を向けたくても自信がなくて  できない、向け方が分からない、という  成人になる者がいるかと思えば、自分の  存在価値を見つけられない人、許せずに  親と距離を置く人、その他、様々な複雑  な感情を持つ「アダルトチルドレン」が  数多く社会には存在することになるのだ。 ────────────────────  親に見下され続けると、場合によっては、  子供は委縮してしまい、家庭内はおろか、  外でも思うように振舞えなくなることが  あるものだ。私がそうだったが、欲しい  もの、していること、全てが分不相応に  思えてくるし、何かのことで他者と答え  が食い違うと無条件に自分の答えが違う  と判断する、更には、自分の呼びかけに  相手が反応する、指示や依頼したことを  相手が聞
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【特撮番組が教えてくれること】

 今月末まで、過去のブログを一部修正を  施した上で再掲載とさせていただきます。  今日は、特撮番組から教訓を得たこの話。 ────────────────────  私は、ヒーロー番組が好きで、DVDも  何作か持っているが、レンタルビデオの  全盛期にはしばしば全巻大人借りをして  全話ダビング・コレクションをしていた。 ────────────────────  「仮面ライダースーパー1」もそうした  コレクションの一つだ。このスーパー1、  赤心少林拳の達人且つ惑星用の改造人間  として銀(通常使用)・赤(パワー)・  青(電気)・緑(右手は高熱火炎、左手  は冷凍ガス)・金(レーダー)の機能を  持つ五つの腕(ファイブハンド)が武器、  という設定で滅法強い。敵方も、それに  匹敵する改造人間を作ろうとするのだが、  彼等の技術力ではファイブハンドだけは  作れない。そこで、作れないなら奪おう  という作戦が立てられ、怪人バチンガル  にその任務が課せられた。この作戦実行  において彼が犯した数々の過ちは、大人  になって見返すと、そのまま社員教育の  教材になりそうな要素が満載なのである。 ────────────────────  彼は、人質を取りスーパー1を罠にはめ、  ファイブハンドを一つづつ奪っていくが、  赤(パワー)・青(電気)・緑(火炎&  冷凍ガス)の三つを奪ったところで部下  の戦闘員に対し「スーパー1を処刑場に  引きずり出せ」と命じる。だが、待てよ、  上司たる幹部(メガール将軍)の指示は、  「ファイブハンドの全てを奪え」なのだ。  部下はそ
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【「やっくん」久木弥九蔵:著 第7回】

 今月末まで、過去のブログを一部修正を  施した上で再掲載とさせていただきます。  本日は、初期の名作、久木弥九蔵自叙伝  「やっくん」全7回の最終回となります。  前回のブログも併せてご覧くださいませ。 ──────────────────── その後、これからの自分を真剣に考えた。  いつまでもこのまま勤め続けていられる  ものではなし、既に五十に手が届く年齢  になっている。五十を過ぎてこんなこと  の繰り返しでは、先が見えない。それに、  これからは、企業にしがみつかずに死ぬ  まで働けるようにしておかないといかん。  第一、これだけ行く先々で従業員の心の  健康が守られていないことを目の当たり  にしては、その改善や傷ついた人の治療  にあたるのが同じ痛みを知る自分の務め  ではないか。どれだけのことがやれるか  分からんが、これからはメンタル関連の  勉強に力を入れ、資格も取ろうと決めた。 ────────────────────  それから、メンタルヘルスマネジメント  検定の3種と2種を皮切りに、メンタル  ケア・アドバイザー、心理カウンセラー  と学び続けていった。まあ、人並みには  勉強したつもりだが、人より抜きん出て  いるとは言えず、どの程度実力がついた  のかも分からない。それでも偉いもので、  試験を受けたらみんな合格してしまった。  おかしいとは思ったのだが、文句を言う  理由もないから、有り難く受けておいた。 ────────────────────  誰に対してでも自分が受けてきたような  仕打ちはあってはならないと思ったから、  現在の道(メ
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【「やっくん」久木弥九蔵:著 第6回】

 今月末まで、過去のブログを一部修正を  施した上で再掲載とさせていただきます。  本日は、初期の名作、久木弥九蔵自叙伝  「やっくん」全7回の第6回目をお届け。  前回のブログも併せてご覧くださいませ。 ──────────────────── 以後、自分を磨くために、仕事一辺倒の  姿勢を捨てて、様々な活動を通して他者  との交流を深めて、スキルを高めながら、  人のあるべき姿を模索してきた。某劇団  に加入したのもその一環で「久木弥九蔵」  は、その際に考えた芸名である。離婚後、  とあるきっかけでクッキーを焼くように  なっていたことと洒落っ気のある芸名に  したかったことから「クッキー焼くぞ⇒  久木弥九蔵(くきやくぞう)」になった。  言ってみれば、「よし、行くぞ⇒吉幾三  (よしいくぞう)」のようなものであり、  他にもいくつか考えた中から、最終的に  当時交際していた彼女に決めてもらった。  すると劇団の歌の先生が私を「やっくん」  と呼び始めた。何でも、「この呼び方が  いい。じゃなきゃ嫌ぁ~」なのだそうだ。  シブがき隊じゃあるまいし、「やっくん」  でも「ふっくん」でも勝手に呼ぶがいい。  頼まなくてもそういう可愛いイメージで  見てもらえると手間がかからなくていい。 ────────────────────  その劇団や、障害者雇用での再就職先で、  他の者を尊重しない、自分を振り返って  反省しない、という多くの人の在り方が、  無意識に他者を傷つけている現実を目の  当たりにして、職場環境の整備や人の心  に寄り添うことの必要性を改めて感じた。 ──
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【「やっくん」久木弥九蔵:著 第5回】

 今月末まで、過去のブログを一部修正を  施した上で再掲載とさせていただきます。  本日は、初期の名作、久木弥九蔵自叙伝  「やっくん」全7回の第5回目をお届け。  前回のブログも併せてご覧くださいませ。 ──────────────────── 三十を過ぎてから婚活し、まあ人並みか  どうか分からんが結婚した。妻との仲は  別段悪くはなかったが、家庭より仕事と  実家を優先する妻との間に夫婦の生活と  呼べるものは存在しなかった。そのため、  時には苦言も呈したが、もし、あの頃の  自分に今と同じ学びが身に付いていれば、  妻との関わり方も違っていた筈だろうし、  最悪の事態を迎えることもなかったかも  知れないのだが、結局、この結婚生活は、  四年と十カ月で破綻した。結婚している  間だけは、守らねばならない家庭がある  という意識で職場でも心を抑えられたが、  折しも、家庭の崩壊と職場との衝突とが  同時に訪れ、家庭と仕事を一度に失った。 ────────────────────  離婚後、ある人の希望で支援を受け起業  することになった。気は進まなかったが、  過去の関係上断れなかった。遺憾ながら、  開業前に空中分解し、人間関係の崩壊と、  多額の財産を誤魔化されたという事実が、  苦い思い出として残ることになったのだ。 ────────────────────  一度に多くの不幸に見舞われた心労から、  次の勤め先で、遂に精神疾患を発症した。  医師の診断と指導で、「双極性感情障害」  とされ、精神障害者保健福祉手帳所持者  となり、故に不利な立場に置かれている。
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【「やっくん」久木弥九蔵:著 第4回】

 今月末まで、過去のブログを一部修正を  施した上で再掲載とさせていただきます。  本日は、初期の名作、久木弥九蔵自叙伝  「やっくん」全7回の第4回目をお届け。  前回のブログも併せてご覧くださいませ。 ──────────────────── 就職は随分悩んだ。自分の如き昔気質の  不器用者に普通の勤め人など務まる筈も  なく、一度きりの人生、平凡な生き方を  したくないという気持ちも大いにあった。  できれば、舞台の上で何かやりたかった。  だが、結局は、夢と飯を秤にかけて飯を  取り、「親が今まで子を育ててきたのは、  そのためではない」と自分に言い訳した。 ────────────────────  そうまでして普通の勤め人にはなったが、  やはり、不本意な人生を送っているのだ、  という気持ちがいつもあるため、何かが  あると抑えられず、何故だか数年おきに  何らかの衝突が訪れる度に、私は留まる  選択を避けた。そこまでして守るものが  なかった。最初の就職先で後輩の女性に  愛されているのを知りながら、子供の頃  からの自己肯定感の低さ故に恋愛にまで  進めなかったことと、上層部との衝突が  時期的に一致して、これ以上こんな目に  遭い続けていてはいけないと強く思った  ことで五年かけて築いた地位をあっさり  捨てたということがあったが、ここでの  展開が違ったものであったら、その後の  人生は、全く変わっていた筈なのである。 ────────────────────  今宵はここまで。続きは明日のブログで。 ────────────────────  駄文の御閲
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【「やっくん」久木弥九蔵:著 第3回】

 今月末まで、過去のブログを一部修正を  施した上で再掲載とさせていただきます。  本日は、初期の名作、久木弥九蔵自叙伝  「やっくん」全7回の第3回目をお届け。  前回のブログも併せてご覧くださいませ。 ──────────────────── そんな私がざっくばらんな家庭で気まま  にやっていたかのというとそうではない。 ────────────────────  父は子供にあまり構わず、小遣いも殆ど  貰った記憶がないし、口を開けば食事の  文句か、家族を見下すようなことばかり  言っていた。それだから家族揃って食事  をする時などは随分閉口した。一家では  自分が一番偉いのだと考えているらしく、  相手を否定したり、相手が自信喪失する  発言が多かったため、私は自己肯定感を  持てないままに成長し、後々の人生にも  大きく影響することになった。ただ唯一、  勉強しろと煩く言わないのは有難かった。 ────────────────────  母は、良い所は褒めずに悪い所だけ叱る  という風で子供の目には理不尽に見えた。  また、妹が幼稚園の頃に将来はピアノの  先生になりたいと言い出して、ピアノを  習い始めると、その世話につきっきりと  なり、私のことは完全にほったらかしに  なった。だから、勝手にしていただけだ。 ────────────────────  今宵はここまで。続きは明日のブログで。 ────────────────────  駄文の御閲覧、心より感謝申し上げます。
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【「やっくん」久木弥九蔵:著 第2回】

 今月末まで、過去のブログを一部修正を  施した上で再掲載とさせていただきます。  本日は、初期の名作、久木弥九蔵自叙伝  「やっくん」全7回の第2回目をお届け。  前回のブログも併せてご覧くださいませ。 ──────────────────── 中学一年の夏休み明けに自転車で転んで  右肩の鎖骨を折り、その夜、即入院して  手術を受けた。約一カ月間学校を休んだ  所為で二学期にあまりに下がった成績の  遅れは三学期で取り戻し、汚点は消した。  だが、右肩の手術の跡は死ぬまで消えぬ。  中学三年で転校し、夏休みには一年生の  問題集からやり直すという、恐らく我が  学生時代最大の猛勉強をして実力をつけ、  どうにか進学校に合格することができた。 ────────────────────  高校・大学では、演劇・放送の部活動に  かまけてろくに勉強などした記憶がない。  その割には、国語のテストで学年1位に  なったり、実力テストでもクラス1位に  なったりしたこともあったが、それより、  NHKFMの番組に出演したり、自分で  脚本を書き、主演もしたラジオドラマが  KBS京都で流されたり、厚生年金会館  大ホールでMCをやれたり、という経験  をしたことの方が私はよほど嬉しかった。 ────────────────────  今宵はここまで。続きは明日のブログで。 ────────────────────  駄文の御閲覧、心より感謝申し上げます。
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【「やっくん」久木弥九蔵:著 第1回】

 今日から、今月末まで、過去のブログを  一部修正して再掲載させていただきます。  先ずは、初期の名作、久木弥九蔵自叙伝  「やっくん」を全7回にてお届けします。 ────────────────────  父親譲りの並外れた小柄な体格の所為か、  母譲りの並外れて真面目な気質の所為か、  生まれてこの方、人生ロクなことがない。  幼稚園の頃、同じクラスの女の子に面と  向かって「泣かしたろか?」と言われて、  つい頷き、見事に泣かされたことがある。 ────────────────────  小学校六年生の時、三年生の時の担任の  先生の家に遊びに行こうよということに  になったのだが、女生徒の一人が、私が  行くのなら行かない、と言い出したため、  中止になった。彼女がそう言った理由は  今も不明だが、私にとっては、それより、  憤慨した友人達に近所中を連れ回されて、  道行く子供達に「彼のこと、どう思う?」  と聞かれたことの方がよっぽど痛かった。 ────────────────────  身長は大抵クラスで一番低かった。逆に、  妹は大柄だったので、小柄な兄と大柄な  妹の兄妹と近所中で言われた。一度だけ、  自分よりも背の低い男子と同じクラスに  なった時には、「あんたより小さい子が  いたんやね」と、母が驚いたものだった。 ────────────────────  今宵はここまで。続きは明日のブログで。 ────────────────────  駄文の御閲覧、心より感謝申し上げます。
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【マンモスの、お肉を食べて、暮らしたい】

 人は、危機に直面したり、痛みや葛藤を  感じると、自分を守るための防衛反応が  働く。これを「防衛機制」というのだが、  13の「防衛機制」の中から、最終回の  今日は、「退行」を取り上げて話したい。 ────────────────────  「退行」とは「現在の状態よりも以前の  状態か、もしくはより未発達な段階へと  逆戻りすることで不安を解消し、欲求の  充足を得ようとする無意識的な心の働き」  である。例えば、彼女や奥さんが構って  くれないからといって赤ちゃんのように  振る舞うことで気を引こうとしたことの  ある方はいないだろうか?私は……ある。 ────────────────────  不安を解消し、欲求の充足を得るという  意味では、自分の安全や生活を守るため  に責任ある地位にいたくない、と考える  人もいるだろう。実際は実力のある人が、  敢えて出世コースを外れてプライベート  を充実させる、不祥事を起こした企業の  社長が口先だけ「責任を取って辞めます」  と言って退任する、つまりそういうこと。 ────────────────────  私は、かねがね、地球の文明はあまりに  発達し過ぎたと思っている。それでいて、  貧富の差は広がるばかりだし、世界中の  至る所で愚かな殺し合いが後を絶たない。  はるか昔、人類がマンモスの肉を食べて  いたであろうと考えられる「はじめ人間  ギャートルズ」の時代にはどうだったか。  恐らく、貧富の差も、愚かな殺し合いも、  どこにもなかったのに違いない。飲めば  飲むほど喉が渇き、手に入れれば入れる  ほどまた別
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【立派なのはキミじゃない】

 人は、危機に直面したり、痛みや葛藤を  感じると、自分を守るための防衛反応が  働く。これを「防衛機制」というのだが、  13の「防衛機制」の中から12回目の  今日は、「同一化」の話をしたいと思う。 ────────────────────  「同一化」とは、「外界の対象を模倣し、  対象と同じように考え感じ、その対象と  一体化したかのように振る舞って、その  対象を内在化する無意識的な心の働き」。          子供が「仮面ライダー」等になりきって、  「弱い者いじめは許さない!」と勇敢に  いじめっ子に立ち向かうのがそうだろう。 ────────────────────  「強きをくじき、弱気を助ける」ような  使われ方をされればいいが、これがもし、  いじめっ子が「仮面ライダー」になった  つもりで、「俺が正義だ!」と間違った  理屈を振りかざしたらことだ。偉いのは、  人類の平和のためにショッカーと戦って  いる「仮面ライダー」であり、その志を  くみ、「悪は許さん!」という強い心を  持つことは非常に結構。そういう意味で  対象を内在化するのなら言うことはない。  但し、ここで自分自身が「仮面ライダー」  であるかのように、「俺が正義だ!」と  自らの行い全てを立派なものであるかの  ような考え方は、痛みや葛藤を感じない  ないように自分を守るための防衛反応が  働いている可能性があり、周囲を不快に  させ、人間関係構築の妨げになると思う。  対象を内在化するだけで自分まで同じに  なれる訳ではない。対象を手本に自身が  研鑽を重ねないと対象には追い付けない
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【なりきって自分を応援しよう!】

 人は、危機に直面したり、痛みや葛藤を  感じると、自分を守るための防衛反応が  働く。これを「防衛機制」というのだが、  13の「防衛機制」の中から11回目の  今日は「取り入れ」の話をしたいと思う。 ────────────────────  この「取り入れ」とは、「外界の対象や、  その対象の持っている自分の望む特徴を  自分の中に取り込んで幻想的に精神充足  を得る無意識的な心の働き」。私の年代  なら、男の子だと、「仮面ライダー変身  ベルト」、女の子は、「ひみつのアッコ  ちゃん」のコンパクト等の玩具によって  テレビの中の世界のヒーローやヒロイン  になり、悦に入っていたこともあった筈。 ────────────────────  人間には、自分がなりたくてもなれない  ものの外見だけでも模倣したり、自分が  尊敬する人物に少しでも近づこうとして、  言動・嗜好・生活習慣を自分でも実践を  してみようとする習性があるように思う。  私も、例え気に入らない相手の言うこと  でも理に適っていると思えば実践するし、  良い行いは、即模倣することにしている。  ドラマの登場人物が愛用している香水や  時計等が売れるというのも、この習性の  表れなのだろう。おかげで、私の過去の  職場でも、玩具・時計・バッグ・化粧品  なんかで随分儲けさせてもらったものだ。 ────────────────────  「外界の対象や、その対象の持っている  自分の望む特徴を自分の中に取り込んで  幻想的に精神充足を得る」という行為の  中で最も多くの人々に共通しているのは、  「プロ野球の
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【あなたは好きでも私は嫌い】

 人は、危機に直面したり、痛みや葛藤を  感じると、自分を守るための防衛反応が  働く。これを「防衛機制」というのだが、  13の「防衛機制」の中から10回目の  今日は、「投影」を取り上げて話したい。 ────────────────────  この「投影」とは、「己の中にある側面  (感情や資産や欲望)を他者が所持して  いると思い込む無意識的な心の働き」で、  自分が嫌っている相手のことを「彼奴は  自分を嫌っているに違いない」と思うと  いうのはそういうことだ。何事によらず、  自分がそうだから相手もそうだという訳  ではないが、そう思いがちなのが人の性。 ────────────────────  私は、何であっても、人から本人が好む  ものを「これはいい」と勧められるのを  あまり好まない。食べ物や本、映画でも  何でもだ。好むと好まざるとに関わらず  一度は試してみるのだが、大抵、私には  合っていない。善意で勧めてくれるのは  ありがたいが、自分の好みは独特なので、  却って善意が無になることが申し訳ない。 ────────────────────  父は口の奢った男で、今は辞めさせたが、  昔は毎年正月の三日に実家に集まる度に、  黒門市場のカニを食べさせたものだった。  私は、殻から身を外すことが面倒なのと、  大して上手いとは思わないので、カニは  好きではない。それを父は、自分が好き  なものはみんな好きで、美味しいと思う  ものはみんなが美味しいと思うものだと  考えているらしく、毎年毎年カニだった。 ────────────────────  自分の
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【プレゼント、催促待ってする私】

 人は、危機に直面したり、痛みや葛藤を  感じると、自分を守るための防衛反応が  働く。これを「防衛機制」というのだが、  13の「防衛機制」の中から第9回目の  今日は「反動形成」の話をしたいと思う。 ────────────────────  この「反動形成」とは、「無意識に抑圧  されている強い衝動に対して、正反対の  傾向や行動を表す無意識的な心の働き」。  私にそんな経験はないが、好きな相手に  イジワルする、なんて、やったことある  方もおられるのじゃ、あ~りませんか? ────────────────────  私は、好きな相手にイジワルするような  ことはなかったが、自己肯定感の低さ故、  相手の気持ちに気づかないふりをしたり、  つれなくしたりが常だった。クリスマス  プレゼントも、本当はあげたくて仕方が  ないのに知らんふりして、クリスマスが  終わってから、そのことを「寂しかった」  と言われてやっと買うという始末だった。 ────────────────────  当時の私は、彼女とも以前から親しくは  していたが、本命の女性に酷いやり方で  袖にされたこともあり、その時点で好き  になる相手を間違えていたことには気が  ついていた(彼女の良さに触れ、彼女を  好きになれば良かったと思っていた)が、  あの女性がダメですぐこの女性、という  のは、女性に対して失礼だと思っており、  考えないようにしていたのだが、彼女の  方が自分に想いを寄せているとは思いも  寄らぬことで、その想いを受け入れたい  という抑圧している強い衝動の出し方が  分からずにいた
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【そのエネルギー、違うことに向ければ?】

 人は、危機に直面したり、痛みや葛藤を  感じると、自分を守るための防衛反応が  働く。これを「防衛機制」というのだが、  13の「防衛機制」の中から第8回目の  今日は、「昇華」を取り上げて話したい。 ────────────────────  この「昇華」とは「個人的や社会的にも  抑圧したい強い感情や衝動欲求(性的・  攻撃的)を、直接的に発散するのを避け、  社会的、文化的に受容される好ましい形  に変換し発散させる無意識的な心の働き」  であり、学生なら、大暴れしたい欲求を  何かのクラブ活動に打ち込んで解消する、  私のような悩める大人は、世間に対する  鬱屈した気持ちを心理学を学んで、心の  健康を守るべく心理カウンセラーとなる、  このように、ともすれば性的・攻撃的な  方向に走りがちな感情や欲求を、健全な  形へと軌道修正することを言うのである。 ────────────────────  「白い巨塔」の主人公・財前五郎も学生  だった頃は、いつも飢えに苦しみ、性的  欲求に苛まれ、一時期、看護師と関係も  持っていたが、将来を考えるとそういう  ことではいけないと一念発起し、全ての  感情や欲求を勉強に向けてがむしゃらに  努力したことが周囲に認められて出世の  足掛かりとなっていくのである。これは、  小説の中の話だが、俗物的な欲望に走る  より、健全に社会の中で自己実現を図る  ことが本来の姿だと言われているようだ。 ────────────────────  私のこれまでの人生には、世間に対する  鬱屈した気持ち、不満、欲求が多くある。  強い感情や衝
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【レコード大賞新人賞歌手の前でかいた恥】

 人は、危機に直面したり、痛みや葛藤を  感じると、自分を守るための防衛反応が  働く。これを「防衛機制」というのだが、  13の「防衛機制」の中から第7回目の  今日は「打ち消し」の話をしたいと思う。 ────────────────────  「打ち消し」とは、「過去の思考・行為  に伴う罪悪感や恥辱の感情を、それとは  正反対の意味を持つ思考や行動によって  無かったことにしようとする無意識的な  心の働き」。浮気をした罪悪感から妻の  機嫌をとる、などというのは正にそれだ。 ────────────────────  悪いことをしたり恥をかいたりした後は、  反省の態度を見せたり、しおらしくして  みせたり、名誉挽回・汚名返上の機会を  虎視眈々と窺ったりすることがあるかと  思えば、「自分は悪くない。恥ずかしい  ことなどしていない。それより、あっち  の方こそ○○ではないか」という視点に  立ち、罪悪感や恥辱の感情を持つまいと  することもあると思う。私は自己否定を  避けるため、どちらかと言えば後者の方。 ────────────────────  二年ほど前、とある有名歌手のライブに  行った時のこと。毎回、CD購入の特典  として開催されている握手会に私も参加  したのだが、握手だけで済ませておけば  いいものを、ご本人の心に爪痕を残そう  などと欲をかいたばかりに自信を持って  目の前で唄った歌声が上ずって、見事に  スベッた。おかげで、周囲に失笑が湧き、  ご本人から「一緒に唄ってやろうかしら」  「寅さんみたい」などと言われる始末で、  すっかり大恥をか
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【電話してやろうかしらん?】

 今日は、またまた恥を忍んでの自己開示。  「関西いのちの電話」の養成員受講講座、  面接で落とされて受講ができなくなった。  人数制限があり、諸々の事情を考慮した  上で、幾人かはその憂き目を見るのだが、  自分がその中に入ったのは実に情けない。 ────────────────────  これは、何もスキルの問題ではないのだ。  人数制限がある中で、先方の都合に合致  する人材を優先しようとすれば将来的に  開業を志している私などは、活動に集中  することが困難であると勝手に判断され、  本来は、誰もが参加できることが建前の  こうしたボランティアからでさえ爪弾き  にされてしまう。もっとも、面接の際に  恐らく先方が私に抱いた印象以上に私が  先方に抱いた印象が悪かったので、多分  そうなるだろうし、それでよいと思って  はいた。しかし、実際にこうして落ちて  みると、希望者が参加できないこうした  ボランティアには意味などないようにも  思えてくるし、試しに自分自身が電話を  して、「いのちの電話」に今抱いている  不満をぶちまけてやりたくもなってくる。 ────────────────────  そもそも、私は面接が苦手だ。何につけ、  面接を要するとなると途端に受かる気が  しなくなる。あまり正直過ぎて言う必要  のない不利なことまで言ってしまう自分。  自分を良く見せられない自分。真の力を  伝えられない自分。面接ではそんな自分  しかいない。そして、一度きりの面接で  私の価値を見抜ける優れた面接官になど  滅多にお目にかかれるものではないのだ。  かくして、
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【会いたかったのは私】

 人は、危機に直面したり、痛みや葛藤を  感じると、自分を守るための防衛反応が  働く。これを「防衛機制」というのだが、  13の「防衛機制」の中から第6回目の  今日は、「合理化」の話をしたいと思う。 ────────────────────  「合理化」とは、「自分の取った行為や  態度の本当の動機を自覚せず、論理的な  一貫性があり、且つ、道徳的にも受容を  されるような説明をつけ、自分の望んだ  言動を正当化しようとする無意識的な心  の働き」。例えば、交通事故を起こして  相手を負傷させ、「急に飛び出してきた」  と言い訳をするのがそれ。急いでいたり、  スピード狂だったり、真の事故の原因は  別にあるのに、そう捉えようとはせずに、  詭弁を弄して自己の正当化を図る考えだ。 ────────────────────  私は、過去に何度か、心理カウンセラー  として人として、クライエントや友人の  急な傾聴の呼び出しに応じたことがある。  「悩んでいる相手の話を聴く」、という  明確な目的があって行っていることだが、  自分が相手に会いに行った本当の動機は、  もしかすると、「傾聴」をだしに「外に  出たい」「一緒に食事したい」だったり  するかも知れない。カール・ロジャーズ  ですら、その晩年、クライエントと関係  を持ったくらいだから、「デート気分に  浸りたい」などという邪な気持ちがある  危険性もゼロではない。そうであっても、  「悩んでいる相手の話を聴くために行く」  という心理カウンセラーとして人として  道徳的に受容される説明を自分自身にも、  相手にも、
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【「おバカな体験」が電子書籍に!】

 この度、これまで折に触れて話してきた  私の「おバカな体験」が電子書籍として  世に出ましたことをご報告申し上げます。  タイトルは、  モヤモヤの根っこは探すな!  ―おそらく世界一わかりやすい   プロが心の風船化を簡単解説 ― ────────────────────  逼迫した生活の中、隙間時間を少しでも  お金に換えようと始めた「在宅ワーク」。  僅かな報酬にしかならないのは承知だが、  取り敢えずは、できることから始めよう。  そう思って、書く仕事を取り始めている。  今回の電子書籍は、その初めてのお仕事。 ────────────────────  このブログで「6つの気づき」について  書いたことをご覧いただいた方や、私の  授業を心理カウンセラー養成学校で受講  された方には良くお分かりいただけると  思うが、私の「おバカな体験」を題材に、  「人間関係に必要な6つの心構え」なる  ものを知ってほしいという思いで書いた  もので、決してお金のためだけではない。 ────────────────────  今苦しいのは、心理カウンセラーとして  何らかの仕事をしたいと思っている以上、  そこから遠ざかるような環境にはいたく  ない、つまりは、普通に外勤することは  避けたいということ。もっとも、今まで  行く先々の悪しき職場環境の影響で心の  健康を損なってきているため、外勤には  限界を感じているということも大きいが。 ────────────────────  しばらく、「在宅ワーク」が続くと思う  ので、第二、第三の電子書籍がお目見え  することもあ
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【学んで欲を抑えましょ!】

 人は、危機に直面したり、痛みや葛藤を  感じると、自分を守るための防衛反応が  働く。これを「防衛機制」というのだが、  13の「防衛機制」の中から第5回目の  今日は、「知性化」の話をしたいと思う。 ────────────────────  「知性化」とは、「個人的や社会的にも  抑圧をしておきたい強い感情や衝動欲求  (性的・攻撃的)を直接的に表現したり  解放したりするのではなく、知識を蓄積  することにより、知性的に対処しようと  する無意識的な心の働き」。いい例とは  言いかねるが、暴行や殺人に対する欲求  が渦巻いている人が、それを実行に移す  代わりに、「何故そういうことをしては  いけないのか」を徹底的に研究するなど、  いわば欲求を個人の快楽ではなく学びに  つなげることであると私は解釈している。 ────────────────────  私は、心理カウンセラーだ。その立場で  人と向き合う際には、自己一致・無条件  受容・共感的理解という「3つの治療的  パーソナリティ」や純粋性を持つことに  加え、逆転移(私的感情をクライエント  に向けている状態。例えば、過去に心理  カウンセラーの「人を愛し、愛されたい」  という思いが満たされないままでいると、  その未完了の思いがクライエントの方に  向くことがある)や多重関係(専門家の  役割と別の役割を同時に或いは継続的に  持ち続けること。クライエントと恋愛を  する、性的な関係を結ぶ。家族や友人の  カウンセリングを行う、等がこれに該当  する。既に私は一度この禁を破っている)  に陥らないこと等が求
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【あなたに罪はないのだけれど…】

 人は、危機に直面したり、痛みや葛藤を  感じると、自分を守るための防衛反応が  働く。これを「防衛機制」というのだが、  13の「防衛機制」の中から第4回目の  今日は「置き換え」の話をしたいと思う。 ────────────────────  「置き換え」とは、「外界のある対象に  向けられている欲求や衝動を他の対象に  すり換えることによって、その対象から  の攻撃を防いだり、不安、罪悪感、欲求  不満等を解消しようとする無意識的な心  の働き」で、上司に対する不満や怒りを  家庭に持ち帰り妻にあたりちらすなどは、  典型的な例だ。あたりちらす家庭や相手  がいなければ、家の中で大声を上げたり、  何処かで暴れたりすることがあるのかも  知れないし、これがエスカレートすると、  この乱れた世の中では、見も知らぬ何の  罪もない誰かに被害が及ぶ危険すらある。  そんなことがないように私は祈っている。 ────────────────────  私は、外界のある対象に向けられている  欲求や衝動を大抵は「酒」という対象に  すり換えることによって、不安、罪悪感、  欲求不満等の解消を図っている。どうせ、  何もなくても飲むことには変わりないが、  「これだけに腹立たしい(馬鹿馬鹿しい)  気持ちにさせられたからには飲まずには  いられない」と、いつも以上に飲むのだ。  飲んだり贅沢をする言い訳にしていると  言っていい。それで体を壊したところで、  見ず知らずの罪なき誰かに被害は及ばぬ。  私とても、こうした日々のストレス軽減  アイテムを常備していなければ、欲求や  衝動が
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【心と体は別なのね】

 人は、危機に直面したり、痛みや葛藤を  感じると、自分を守るための防衛反応が  働く。これを「防衛機制」というのだが、  13の「防衛機制」の中から第3回目の  今日は、「隔離」を取り上げて話したい。 ────────────────────  「隔離」とは、「受け入れがたい認知の  知覚部分と感情部分を切り離して、体験  にまつわる感情を麻痺させる無意識的な  心の働き」で、「動物愛好家が肉料理を  食べる」などが非常に分かりやすい例だ。  もしかすると中にはそうでない人もいる  かも知れないが、動物愛護団体の人々や  動物園の飼育員さんも肉をお召し上がり  になるだろうし、鶏肉を食べない「日本  野鳥の会」の会員がおられるだろうか?  殊に、昔は、一般の家庭でも鶏を育てて、  時には、絞め殺して捌いて食べることも  あったのだから、たった今まで自分達と  同じ家族の一員だったと思えば、生きて  いくためにはやむを得ないこととはいえ、  悲しみの中で食卓を囲みもしたのだろう。  生きるためには心と体を別にしなければ  ならない。鳥や獣を殺しては可哀そうだ  という気持ちだけでは生きられないのが  人間社会の厳しさというものなのだろう。 ────────────────────  つくづく人間というものは矛盾だらけだ。  生きとし生けるものの中で、心のままに  振る舞えないのは人間だけ。だからこそ、  悩み、苦しみ、悪くすると、心の健康を  損なうことになる。そこで、疲れた心を  癒し、自分らしく生きていくための一助  として、心理関係の業務に携わる人々に  「心癒し人」、「
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【そんなことないやろ…】

 人は、危機に直面したり、痛みや葛藤を  感じると、自分を守るための防衛反応が  働く。これを「防衛機制」というのだが、  13の「防衛機制」の中から第2回目の  今日は、「否認」を取り上げて話したい。 ────────────────────  この「否認」とは、「認知はしているが、  それを認めてしまうと不安を引き起こす  ので、認めないようにし、認知を弱体化  する無意識的な心の働き」である。私の  例で言うなら、医師に「双極性感情障害」  の診断を受けていることを「あの医者は  間違っている。私は双極性感情障害では  ない!(これが通常の「否認」)」とは  思わないまでも「自分はそう思わないが、  医師が言うならそうなんだろう」程度に  しか受け止めていない。そのため、通院  以外の場面では一切意識することがない。 ────────────────────  もう一つ、例を挙げると、嘗て私がいた  劇団で、公演終了後、楽屋でアンケート  に書かれたお客様の厳しい意見を読んで、  「そんなことないやろ」と一言のもとに  片づけた看板役者がいたが、これもまた  「否認」の一つ。「お客は間違っている。  我々の芝居にそんな指摘を受けるところ  はない!」と言っているのと同じことだ。   私は、この時、口にこそ出さなかったが、  「こんなことを言っているようではこの  劇団は伸びない」と内心では思っていた。  どの世界でも、お客様の厳しい意見こそ、  成長の糧として欠かせない大切なものだ。  それを「否認」することは成長を妨げる。  「否認」は、かくも恐ろしいものなのだ。 ──
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【犬にでも噛まれたと思って…】

 人は、危機に直面したり、痛みや葛藤を  感じると、自分を守るための防衛反応が  働く。これを「防衛機制」というのだが、  13の「防衛機制」の中から第1回目の  今日は、「抑圧」を取り上げて話したい。 ────────────────────  この「抑圧」とは、「不快な認知、感情、  思考、空想、記憶を、意識から拒絶して  忘れさせる無意識的な心の働き」であり、  例えば、虐待を受けた体験を忘れる、と  いうのがそう。ドラマでは、嫌な体験を  した人に、「犬にでも噛まれたと思って  忘れちまいな」などと声を掛けることが  あるが、実際にそう思ってつらい体験を  忘れられる人がいるのかどうかは兎も角、  私にも「抑圧」が働いているのは確かだ。 ────────────────────  思い起こせば我が人生、不快な出来事の  フルコース。自慢する訳ではないのだが、  転職に離婚に財産喪失に病気休職その他、  前科以外の傷は全て揃っていると言える。  その一つ一ついちいち思い出していたら、  思い出し怒りだけで一日が過ぎてしまう。  これを「無意識的な心の働き」としての  「抑圧」によって普段は忘れていられる  ため、心の平穏がどうにか保たれている。  それでも未だに絶え間なく新しい不快な  ことが次から次と呆れるほどに浮かんで  消える毒の花。今は、心理カウンセラー  としてパーソナリティやカウンセリング  マインドで受け止めができる心の余裕と、  逼迫した生活の中では、他に考えるべき  ことが山ほどあるため、そんなところに  意識を向けるほど心に余裕がないという  二つの矛
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【何がしたいか考えてる?】

 私は、「相棒」を本放送・再放送ともに  必ず視聴しているが、好きなエピソード  もあれば、嫌いなエピソードも勿論ある。  SEASON12の第5話「エントリー  シート」は、大嫌いなエピソードの一つ。  理由は、殺された被害者(就職活動中の  女子大生)に全く共感ができないからだ。 ────────────────────  被害者は、一流企業(第一志望は「四菱  商事」)に入るため就活塾に通い、講師  の言う「就活において身につけなければ  いけない3つのスキル」である、テスト、  エントリーシート、面接(特に、これが  重要だそうだ)の対策として、一年生の  時から、学生国際フォーラムの立ち上げ、  文化祭の実行委員、企業のインターンや  アルバイト等々、様々な活動に取り組み、  講師のアドバイスに従い、複数の企業に  提出するエントリーシートに、それぞれ  で違った点をアピールし、面接で「学生  生活で何に打ち込み、そこから得たもの  は何か?」という質問に対しても同様の  対応をしていた。その結果、第一志望を   受ける前に、「滑り止めと面接の練習を  兼ねて受けた、入る気のない会社」から  いくつも内定をもらい、その会社が第一  志望でありながら落ちた友達を「入る気  がないなら、最初から受けないで!」と  怒らせている。何と、その友達に彼女は、  「あなたが内定もらえてないのは、この  三年間何も(自分が就活塾に通ってまで  してきた様々な活動等の「就職対策」を)  してこなかったからじゃないの?!」と  侮蔑するような酷い言葉を浴びせるのだ。  また、内定を辞退
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【級友の意見に我が熱き思いをのせて】

 学校や職場、或いは趣味のサークル等の  グループで或る問題について自由闊達に  アイディアを出し合うことも多いだろう。  こうした、新たなアイディアを生み出す  方法の一つであるブレーンストーミング  (脳の嵐)には4つの基本原則(BSの  4原則)があるので順を追って話したい。  最終回の今日は、「連想と結合」である。 ────────────────────  「連想と結合」とは、他人の意見を聞き、  それに触発され、連想を働かせ、或いは  他人の意見に自分のアイディアを加えて  新しい意見として述べるというやり方だ。  高校2年生の文化祭、私の組では、歌手、  アーティストの展示を行うことになった。  展示自体は、ポスターやら飾りつけやら  至ってシンプルな発想だが、面白味には  欠ける。そこで、ある日、音楽室で授業  の前に私の周囲に男子生徒有志が集まり、  何か良いアイディアはないかなと考えた。  すると、その中にギターの得意な生徒が  いて、お客様の前で彼にギターを弾いて  もらおうということになった。ここまで  きたら黙ってはいられないのが私の性分。  「○○君一人に面倒はかけん。俺は歌う」  という自分のアイディアを加え、ギター  を弾いてもらう、という最初の意見から、  ギターに合わせて歌を唄う、という意見、  新しい意見として昇華をさせたのである。  正しく「連想と結合」の典型ではないか。 ────────────────────  「連想と結合」には、他人の意見を聞く  柔軟な姿勢と、それを新しいアイディア  に昇華させる発想力が必要不可欠である。  ま
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【下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる】

 学校や職場、或いは趣味のサークル等の  グループで或る問題について自由闊達に  アイディアを出し合うことも多いだろう。  こうした、新たなアイディアを生み出す  方法の一つであるブレーンストーミング  (脳の嵐)には4つの基本原則(BSの  4原則)があるので順を追って話したい。  第3回目の今日は、「質より量」である。 ────────────────────  「質より量」とは、できるだけ、多くの  アイディアを出せ。ということ。こんな  ことを言うと笑われはしないか、などと  考えず、思いついた考えをどんどん言う  「自由奔放」さもこのためには不可欠だ。  「上品な」ジョークでも何でもいいから、  兎に角多くのアイディアを出す。下手な  鉄砲も数撃ちゃ当たると言うと聞こえは  悪いが、それくらい多くのアイディアを  出してこそ、初めて優れたアイディアも  生まれるというもの。私の川柳が新聞の  一面に掲載されるのにも、ハガキ1枚に  七首書き、七枚出して、漸く一首採用で、  確率は四十九分の一。それだけの下手な  鉄砲を撃って一発当たるのがやっとだと  いうことだ。「質より量」、できるだけ  多くのアイディアを出せ。とはそういう  ことに他ならない。そのためにも「自由  奔放」さだけではなく、「批判をされず」  に意見を出せる環境の構築が大切である。 ────────────────────  「質より量」だと、できるだけ、多くの  アイディアを出すのには、上記のように、  「批判をしない」「自由奔放」、という  姿勢が欠かせない。つまり、一つ一つの  原則は、単独で存
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【お好きなように上品に】

 学校や職場、或いは趣味のサークル等の  グループで或る問題について自由闊達に  アイディアを出し合うことも多いだろう。  こうした、新たなアイディアを生み出す  方法の一つであるブレーンストーミング  (脳の嵐)には4つの基本原則(BSの  4原則)があるので順を追って話したい。  第2回目の今日は、「自由奔放」である。 ────────────────────  「自由奔放」とは、こんなことを言うと  笑われはしないか、などと考えず、思い  ついた考えをどんどん言う。「上品なら」  ジョークも歓迎。という私のためにある  ような原則だ。実際、2月27日に私が  心理カウンセラー養成学校で行った講座  でも、「しくじり先生」としてギャグや  ジョークを交えて「自由奔放」に授業を  進めさせていただき、概ね好評であった。 ────────────────────  こんなことを言ったら笑われはしないか、  などと考えると縮こまって、思いついた  考えを何も言えなくなってしまうものだ。  結果、討論は盛り上がらないまま終わる。  そのくせ、終わった途端、降ってわいた  かのようにああだこうだと言い出すから  始末に悪い。なら初めから好きなように  話すがいい。そこに「上品な」ジョーク  の一つでも盛り込んでくれれば、大いに  討論は盛り上がり、奇想天外なれど正確  無比な意見が出るかも知れないし、普段  とは違う一面を見せることで周囲の評価  が上がれば言うことはないのではないか。 ────────────────────  固く構えずに「自由奔放」でいる時ほど、  当然、発想は
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【問題上司のカウンセリングやりた~い!】

 学校や職場、或いは趣味のサークル等の  グループで或る問題について自由闊達に  アイディアを出し合うことも多いだろう。  こうした、新たなアイディアを生み出す  方法の一つであるブレーンストーミング  (脳の嵐)には4つの基本原則(BSの  4原則)があるので順を追って話したい。  第1回目の今日は、「批判をするな」を。 ────────────────────  「批判をするな」とは、読んで字の通り、  他人の意見を批判してはいけない(良い  アイディアが出にくくなる)ということ。  これは、「6つの気づき」の内的行動①  他人の意見や行動を肯定的に捉える。に  加え外的行動②他人の意見や行動を批判  したり自分の考えを押しつけたりしない。  を実践するということでもあり、これは、  そう簡単ではない。自分の物事の捉え方、  他者へのアプローチの仕方、この二つの  修練ができていない人や、排他的な姿勢  の人、「自分は正しい。間違っていない」  というスタンスを如何なる場合にも貫く  ような人、こういった人には難しかろう。 ────────────────────  昨年、ある授業で分かち合い中「職場の  上司に問題があり、私がカウンセリング  してもいいでしょうか?」と講師に質問  した人がいて、内心唖然とした。如何に  カウンセラーの資格があるとは言っても、  部下が上司のカウンセリングをするなど  前代未聞だ。第一、多重関係になるから、  上司がそれで良くても避けねばならない。  まあ、恐らくそんな申し出をした時点で、  人間関係が悪化する覚悟が必要であろう。  「批
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