【学んで欲を抑えましょ!】

記事
学び
 人は、危機に直面したり、痛みや葛藤を
 感じると、自分を守るための防衛反応が
 働く。これを「防衛機制」というのだが、
 13の「防衛機制」の中から第5回目の
 今日は、「知性化」の話をしたいと思う。
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 「知性化」とは、「個人的や社会的にも
 抑圧をしておきたい強い感情や衝動欲求
 (性的・攻撃的)を直接的に表現したり
 解放したりするのではなく、知識を蓄積
 することにより、知性的に対処しようと
 する無意識的な心の働き」。いい例とは
 言いかねるが、暴行や殺人に対する欲求
 が渦巻いている人が、それを実行に移す
 代わりに、「何故そういうことをしては
 いけないのか」を徹底的に研究するなど、
 いわば欲求を個人の快楽ではなく学びに
 つなげることであると私は解釈している。
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 私は、心理カウンセラーだ。その立場で
 人と向き合う際には、自己一致・無条件
 受容・共感的理解という「3つの治療的
 パーソナリティ」や純粋性を持つことに
 加え、逆転移(私的感情をクライエント
 に向けている状態。例えば、過去に心理
 カウンセラーの「人を愛し、愛されたい」
 という思いが満たされないままでいると、
 その未完了の思いがクライエントの方に
 向くことがある)や多重関係(専門家の
 役割と別の役割を同時に或いは継続的に
 持ち続けること。クライエントと恋愛を
 する、性的な関係を結ぶ。家族や友人の
 カウンセリングを行う、等がこれに該当
 する。既に私は一度この禁を破っている)
 に陥らないこと等が求められるのである。
 さりとて、私も人の子。ましてやろくに
 人を愛し愛された経験のないバツイチの
 五十男。人恋しく、これまでの不本意な
 人生については不満も大きい。「知性化」
 が必要なほど「個人的や社会的にも抑圧
 しておきたい強い感情や衝動欲求(性的
 ・攻撃的)」が心のどこかに確かにある。
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 幸か不幸か、心理カウンセラーとしての
 将来を見据え、且つ、逼迫した生活から
 脱却することを考えねばならない私には、
 衝動欲求を快楽よりも学びに変換させて
 自己実現を図ることが大切だと言う強い
 自覚がある。故に社会的に歓迎されない
 強い感情や衝動欲求(性的・攻撃的)も
 表面化せずに済んでいる。自分を抑えて
 理性を保つためにも人間は学びが必要だ。
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 駄文の御閲覧、心より感謝申し上げます。
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