【恥と怒気と意地と】
記事コラム
自殺防止対策の電話相談員、遺憾ながら
不採用となった。カウンセラーとしての
実力云々とは関係なしに、所持している
資格や実務経験等のハードルが高いため、
二の足を踏まれたのだろうと思っている。
いつもながら、私は組織に評価されない。
敢えて打ち明けているここまでが「恥」。
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今回の選考、最終面接まで残ったのだが、
呆れたことに、そこまで来て尚、過去の
一次面接・一次審査・二次審査の出来を
踏まえて総合的に判断する、と言うのだ。
通常、こうした選考は、各段階をクリア
して初めて次に進めるものであり、次の
段階で過去を云々するのはおかしかろう。
応募者は、最終面接の時点では、全ての
段階をクリアしているという認識であり、
能力的には問題がなく、この組織に適合
する人物かどうかを見極めるだけの適性
審査のつもりで臨んでいる筈で、全ての
選考の出来を踏まえて総合的に判断する
など先ず考えられない。寝耳に水である。
選考規定には「各審査を通過された方に
次の審査の案内をする」とある。ならば、
次の審査に進む時点で前の審査はクリア
していると誰もが考える筈。それなのに、
最終面接でも尚、一次面接・一次審査・
二次審査の出来を踏まえて総合的に判断
するということは、要するに、それらの
選考をクリアしたと判断して次に進ませ、
最終面接まで残したのではない、兎に角、
一応は来させたと取らざるを得ない訳だ。
このやり方は、非常に問題があると思う。
この点については、採用担当にメールで
厳しく指摘しておいた。折り返しの返信
では、「各段階で合否の判定はしており、
その時点で採用見送りになった方もいる」
そうで、それが本当なら、私に能力的な
問題はなかったことになる。予想以上に
応募者数が殺到したために、悪く言えば
採用する側にとっては「選り取り見取り」
であったので、保有資格・経験において
見劣りする私は実力とは無関係に採用を
見送られた。ただそれだけのことだろう。
但し、多数の応募者を選考する中で合否
判定がし難い応募者は敢えて次に進ませ、
経験を積ませる中での判断もあったとか。
私自身、力不足も時期尚早であることも
十二分に承知しており、終わったと判断
できる局面がかなり早い段階からあった。
つまり、もっと早く落とすタイミングは
あった筈。それを、この二カ月、他の事
をそっちのけでこの選考に向き合わねば
ならなかった。公的機関のやることなど、
どこでも多かれ少なかれこんなものなの
だろうが、こうなると問題は私ではなく
明らかに向こうにあるのだと思えてくる。
そして今、これらの経緯を経て、非常に
私は傷ついている。ここまでが「怒気」。
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元々は、カウンセラー、メンタルケア・
アドバイザーとしての身の立て方を考え
ながら、「関西いのちの電話」の相談員
養成講座等も受講して、じっくりと力を
つけていくつもりだったので、二カ月に
亘る自殺防止支援対策の勉強で回り道を
したが、これで元に戻れたし、おまけに、
少なからず先にある程度の知識と経験が
身についた。それに、稚拙極まりないが、
選考にあたって向こうが用意した資料や
オンライン講座もコピー・録音済なので、
今後の勉強の一助にはなる。損して得を
獲ったつもりで自分のものにすればよい。
メンタルヘルス指導員の免状も無事発行
されたので、その方面でも何か考えよう。
これが、これから身を立てていくことを
決して諦めてなどはいない私の「意地」。
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全国心理業連合会を通じて聞くところに
よると、今回の電話相談については大変
厳しい審査が行われ、エントリーをした
殆どの方が落とされたことに驚いている
とのことで、ならば最終面接まで残った
私は、相当な実力者だということになる。
Ｍ１の準決勝まで勝ち進んだのと同じだ。
全国心理業連合会でも、今回残念ながら
通過しなかった場合でも、個人のスキル
が足りないとは受け止めずに、前向きに
捉えて欲しいというという言葉があった
らしい。私は前向きを意識するのは嫌い
だが、最終面接に残った時点でスキルは
クリアしているという認識でいるために、
自分の力不足で落ちたとは思っていない。
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納得できないことや不満について厳しく
言うこともあるが、自分自身の不名誉な
ことも堂々と開示をする。この純粋さは
自画自賛してもよかろうと我ながら思う。
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駄文の御閲覧、心より感謝申し上げます。
