【特撮番組が教えてくれること】

記事
コラム
 今月末まで、過去のブログを一部修正を
 施した上で再掲載とさせていただきます。
 今日は、特撮番組から教訓を得たこの話。
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 私は、ヒーロー番組が好きで、DVDも
 何作か持っているが、レンタルビデオの
 全盛期にはしばしば全巻大人借りをして
 全話ダビング・コレクションをしていた。
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 「仮面ライダースーパー1」もそうした
 コレクションの一つだ。このスーパー1、
 赤心少林拳の達人且つ惑星用の改造人間
 として銀(通常使用)・赤(パワー)・
 青(電気)・緑(右手は高熱火炎、左手
 は冷凍ガス)・金(レーダー)の機能を
 持つ五つの腕(ファイブハンド)が武器、
 という設定で滅法強い。敵方も、それに
 匹敵する改造人間を作ろうとするのだが、
 彼等の技術力ではファイブハンドだけは
 作れない。そこで、作れないなら奪おう
 という作戦が立てられ、怪人バチンガル
 にその任務が課せられた。この作戦実行
 において彼が犯した数々の過ちは、大人
 になって見返すと、そのまま社員教育の
 教材になりそうな要素が満載なのである。
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 彼は、人質を取りスーパー1を罠にはめ、
 ファイブハンドを一つづつ奪っていくが、
 赤(パワー)・青(電気)・緑(火炎&
 冷凍ガス)の三つを奪ったところで部下
 の戦闘員に対し「スーパー1を処刑場に
 引きずり出せ」と命じる。だが、待てよ、
 上司たる幹部(メガール将軍)の指示は、
 「ファイブハンドの全てを奪え」なのだ。
 部下はそのことを知っているから、当然
 諫言するが、彼は耳を貸さず「ファイブ
 ハンドのないスーパー1に勝ったのでは
 後々まで物笑いだ」という個人的感情を
 優先させて、銀(通常)・金(レーダー)
 をわざと奪わず、これが命取りになった。
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 当時の各媒体からの情報で視聴者である
 子供は知っていたことだが、実は金の腕
 のレーダーロケットはミサイル弾として
 敵を攻撃することもできる。このために、
 一時は優位に立ったバチンガルだったが、
 あっさりと形勢を逆転されて敗れ去った。
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 この作戦実行において彼が犯した過ちは
 少なくとも三つ。①自分のメンツという
 個人的感情から、上司に相談もせず指示
 通りに動かなかったこと(組織人として
 問題あり)、②部下の諫言に素直に耳を
 傾けなかったこと(聞き入れていたなら、
 その後の展開も違っていた筈)、③無知
 なまま戦いに臨んだこと(相手のことを
 きちんと知っておけば、金の腕も奪って
 いた筈)、要するに、「仕事に個人的な
 感情を持ち込むな」「他者の言葉に耳を
 傾ける気持ちを持つこと」「勉強が大事」
 ということになるだろう。立派な教訓だ。
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 大人になってから改めて見返すと、目を
 輝かせて見ていた子供の頃には気づいて
 いなかった様々な教訓がヒーロー番組に
 あるということが分かる。趣味と実益を
 兼ねて、また何か見つけたら報告したい。
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 駄文の御閲覧、心より感謝申し上げます。
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