【親は、子供を見下してはいけない】

記事
コラム
 今月末まで、過去のブログを一部修正を
 施した上で再掲載とさせていただきます。
 今日は世の親御さんに読ませたいこの話。
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 私の父は、自分の価値観しか認めぬ人で、
 今もそうらしいが、子供の頃から何かと
 いうと家族を見下す発言ばかりしていた。
 常日頃から、事あるごとにアホ呼ばわり
 されたり、進学・クラブ活動・就職等々
 至る所でケチのつけられ通しだったため、
 私は自己肯定感を喪失したまま成人した。
 「私は正しい」「私は愛される」という
 感覚を一切持てなかったのは大きかった。
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 一家の大黒柱たる父親が、一方的に他の
 家族を見下しているケースは意外に多く、
 結果、私のように自己肯定感を喪失して、
 他者に愛情を向けたくても自信がなくて
 できない、向け方が分からない、という
 成人になる者がいるかと思えば、自分の
 存在価値を見つけられない人、許せずに
 親と距離を置く人、その他、様々な複雑
 な感情を持つ「アダルトチルドレン」が
 数多く社会には存在することになるのだ。
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 親に見下され続けると、場合によっては、
 子供は委縮してしまい、家庭内はおろか、
 外でも思うように振舞えなくなることが
 あるものだ。私がそうだったが、欲しい
 もの、していること、全てが分不相応に
 思えてくるし、何かのことで他者と答え
 が食い違うと無条件に自分の答えが違う
 と判断する、更には、自分の呼びかけに
 相手が反応する、指示や依頼したことを
 相手が聞く、ということに自信と現実味
 が全く持てなくなってしまうものである。
 その結果、自分とのコミュニケーション
 を求めている相手を傷つけたり、不満を
 抱かせたことも一度や二度ではないのだ。
 「アダルトチルドレン」になりながらも、
 気づきを得て修正し、心理カウンセラー
 となっただけでも良かったというものだ。
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 人は、元々一人一人皆違うもので、誰が
 正しい(法やモラルは除外する)、誰が
 優れている、ということはない筈だから、
 自分の価値観やスタンスにそぐわないと
 親が子を見下すというのは言語道断だと
 私は思っている。親の役目は、子の良い
 所を見つけて認め、それを伸ばしていく
 手助けをすることではないかとも思うが、
 一方的に見下されることで、ダメでない
 自分をダメだと思い込まざるを得ないと
 いうのは、自己成長を大きく妨げるもの。
 その結果、自己肯定感を喪失したままで
 成人した子が、自信の持てなさ故に思う
 ように振舞えず、例え誰かを傷つけても、
 親にはその責任など取れるものではない。
 ならば、最初から子の自己肯定感を喪失
 させるような言動は慎むべきというもの。
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 世の親御さんは、「アダルトチルドレン」
 に我が子がならぬよう、自身の価値観に
 固執せず、多方面から見つめていくこと。
 このことを心がけていただきたいものだ。
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 駄文の御閲覧、心より感謝申し上げます。
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