【新しい視点を持とう 認知の歪み・序章】

記事
学び
 労働者の六割以上が仕事で悩みを抱えて
 おり、且つ、年間三万人を下回り、年々
 減少傾向にあると言われていた自殺者の
 数も今後再び増加傾向に逆戻りするかも
 知れないとされ、私のような非力な者の
 ところにまで自殺防止支援電話相談員の
 第一次募集に推薦応募の話がくるくらい
 だから(今回の第一次募集に失敗しても、
 今後も、第二次、第三次と募集が続くと
 思われる)、メンタルヘルスの問題には、
 私も心理カウンセラー、メンタルケア・
 アドバイザーのみならずメンタルヘルス
 指導員としても真剣に取り組むつもりだ。
 現在、労働者の仕事上の悩みの第一位は、
 仕事の量であるが、数年前までは職場の
 人間関係だった。これはコロナ禍の現状
 にあって、不当解雇や生活苦等で順位が
 元に戻る可能性も十分に考えられるので、
 メンタルヘルスの問題は重要課題である。
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 昔も今も、メンタルヘルス不調には人間
 関係の問題がどうしてもついてくるもの。
 お互いの相性や相手の資質にも起因する
 こととは思うが、今自分が置かれている
 現状については、物事の捉え方や他者に
 対するアプローチの仕方(所謂「6つの
 気づき」)によっては気づきや反省の上、
 違った視点で考えることも可能だ。更に、
 ここでメンタルヘルス指導員がすること、
 それは、メンタルヘルス不調者の悪循環
 に陥るネガティブな考え方の癖に対する
 アプローチ。これを認知再構成法と言う。
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 認知再構成法とは、過度にネガティブな
 気分・感情や不適応的行動と結びついた
 認知(自動的な思考やイメージ)を同定
 して様々な視点からその認知を検討する
 ことによって代わりとなる新たな認知を
 自分で再構成するための技法なのである。
 要は「新しい視点を持とう」ということ。
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 認知の構造としては、ある特定の場面に
 おいて、瞬間的にオートマチックに頭に
 浮かぶ考えやイメージ(自動思考)には、
 妥当なものと「妥当でないもの、或いは、
 部分的にしか妥当ではないもの(否定的
 自動思考=認知の歪み)」があるものだ、
 ということが言える。この「認知の歪み」
 については明日から順次述べていきたい。
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 駄文の御閲覧、心より感謝申し上げます。
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