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学び
【ロールプレイで大失敗! 認知の歪み①】
記事
学び
カウンセリングルーム【弥九蔵の部屋】
2021/03/04 18:38
メンタルヘルス不調の人が悪循環に陥る
ネガティブな思考の癖にアプローチする
認知再構成法とは、過度にネガティブな
気分・感情や不適応的行動と結びついた
認知(自動的な思考やイメージ)を同定
して様々な視点からその認知を検討する
ことによって代わりとなる新たな認知を
自分で再構成するための技法なのである。
認知の構造としては、ある特定の場面に
おいて、瞬間的にオートマチックに頭に
浮かぶ考えやイメージ(自動思考)には、
妥当なものと「妥当でないもの、或いは、
部分的にしか妥当ではないもの(否定的
自動思考=認知の歪み)」があるもので、
この「認知の歪み」について話をしたい。
第1回目の今日は、「全か無か思考」を。
────────────────────
「全か無か思考」とは、状況を連続対で
なく、たった2つの極端なカテゴリーで
捉えることである。これはストレス状態
に陥り易い固定化した考え方で、物事を
「白か黒か」の両極端で見てしまう思考
パターンだ。勉強や仕事に例えて言えば、
「完全にできた」「完全に失敗した」の
二つの見方しかない、ということになる。
お恥ずかしい話、今の私が正にその状態。
────────────────────
過日、私は、自殺防止支援電話相談員の
一次試験(ロールプレイ)に参加をした。
審査対象となるポイントの一つに「適切
な箇所で『死の問い』をしたか」という
項目がある。「死の問い」とは、会話の
中の相談者の言葉から希死念慮を察知し、
「死にたいという気持ちがありますか?」
等とストレートに尋ねるもので、この時、
会話の流れもあって、それをしないまま
五分間の制限時間が来てしまった。第一、
相談者の気持ちに焦点を当てようとした
中で、「死の問い」をする段階にまでは
会話が発展しなかったというのが真相だ。
────────────────────
自殺防止対策の電話なのだから、適切に
「死の問い」をするのは当然だ。しかし、
会話がそういう流れにならなければ当然
そうしないことも有り得るだろう。だが、
今の私は、審査の重要ポイントの一つで
ある「死の問い」ができなかったことを
致命的なミスだと捉え、そのことのみを
もって「完全な失敗」として、終了後の
振り返りや、その後で提出した振り返り
シートでも繰り返して反省の弁を述べた。
────────────────────
このケースは、「死の問い」を「するか
しないか」の両極端で私が見ているため、
「死の問い」をすれば「完全にできた」、
しなければ「完全に失敗した」の二つで
しか考えていない。会話の流れでそうは
ならないこともある、という中間の発想
がないのだ。加えて言えば、自殺防止の
電話自体が初体験で、試験ということで
緊張もしている(元々、失敗できないと
思うと実力を発揮できない性分である)。
今「完全にできる」方がどうかしている。
これが採用試験であることがその考えを
妨げがちだが、下手に誤魔化しの技術で
採用されてもろくな相談員にはなれない。
今後じっくり各種養成講座等受けて力を
つけるに限る。少なくとも私はそう思う。
このように思うことが「認知の修正」だ。
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とは言え、この失敗は結構引き摺ってる。
にも関わらず、本日、通過の連絡があり、
次週12日に第二次の電話審査へと進む
ことになった。「相談者に寄り添おうと
する姿勢を感じてもらえた」「そもそも、
『死の問い』はよほど意識的にしようと
思ってしないと難しい、ということへの
理解が得られた」「振り返りシートでの
自己評価と講師評価がほぼ近かった」と
いうこともあってか、「B」評価だった。
一先ずの安堵と新たな恐怖が一遍に来た。
審査側の「中間の発想」に助けられた私。
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駄文の御閲覧、心より感謝申し上げます。
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カウンセリングルーム【弥九蔵の部屋】
心理カウンセラー メンタルヘルス指導員 / 50代後半 / 男性
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