【問題上司のカウンセリングやりた~い!】

記事
学び
 学校や職場、或いは趣味のサークル等の
 グループで或る問題について自由闊達に
 アイディアを出し合うことも多いだろう。
 こうした、新たなアイディアを生み出す
 方法の一つであるブレーンストーミング
 (脳の嵐)には4つの基本原則(BSの
 4原則)があるので順を追って話したい。
 第1回目の今日は、「批判をするな」を。
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 「批判をするな」とは、読んで字の通り、
 他人の意見を批判してはいけない(良い
 アイディアが出にくくなる)ということ。
 これは、「6つの気づき」の内的行動①
 他人の意見や行動を肯定的に捉える。に
 加え外的行動②他人の意見や行動を批判
 したり自分の考えを押しつけたりしない。
 を実践するということでもあり、これは、
 そう簡単ではない。自分の物事の捉え方、
 他者へのアプローチの仕方、この二つの
 修練ができていない人や、排他的な姿勢
 の人、「自分は正しい。間違っていない」
 というスタンスを如何なる場合にも貫く
 ような人、こういった人には難しかろう。
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 昨年、ある授業で分かち合い中「職場の
 上司に問題があり、私がカウンセリング
 してもいいでしょうか?」と講師に質問
 した人がいて、内心唖然とした。如何に
 カウンセラーの資格があるとは言っても、
 部下が上司のカウンセリングをするなど
 前代未聞だ。第一、多重関係になるから、
 上司がそれで良くても避けねばならない。
 まあ、恐らくそんな申し出をした時点で、
 人間関係が悪化する覚悟が必要であろう。
 「批判をするな」というのは、こういう
 意見でも一つのアイディアとして捉える
 ということなのだ。考えようによっては
 目から鱗が落ちる新鮮な意見とも言える。
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 人は、いつ、どこで、どんなことで人を
 傷つけているか分からない。それだけに、
 「自分は正しい。間違ってはいない」と
 他者の意見を批判するのでなく「6つの
 気づき」に則って柔軟に受け止めること。
 それでこそ、新しいアイディアが生まれ、
 気づきが得られ、人は成長ができるのだ。
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 駄文の御閲覧、心より感謝申し上げます。
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