【我が友の、言葉焼き付く、今も尚】

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コラム
 私は、年代的には昭和仮面ライダー世代。
 子供の頃から仮面ライダーには親しんで
 きた。それに、ライダーの主演俳優では、
 後年、速水亮(X)は昼メロの相手役に、
 村上弘明(スカイライダー)はかの必殺
 シリーズをはじめとする数々のドラマに
 引っ張りだこになったし、私もその活躍
 ぶりを嬉しく拝見させていただいていた。
 高杉俊介(スーパー1)は、ファンとの
 間の借金問題で揉めているのが遺憾だが。
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 それぞれのライダーに思い入れはあるが
 (BLACKの倉田てつをは、同い年)、
 私が最も思い入れ深いのは、アマゾンだ。
 「仮面ライダーアマゾン」。昭和49年、
 から50年にかけて、私が小学生になる
 直前まで放映されていた。とは言っても、
 当時はそれほど思い入れがあった訳では
 なかった。見た目の良さでX押しだった。
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 それが変わったのは大学生になってから。
 当時、同じ学科に徳島県小松島市出身の
 友人がいて、何故か気が合い、お互いに
 特撮ファン同士ということもあり親しく
 していた。彼のアパートにも良く遊びに
 行ったものだ。その彼が、ある日、私に
 こう言った。「俺はアマゾンに思い入れ
 がある。死んだ親父にたった一枚買って
 もらったレコードがアマゾンのなんだ」。
 その日から、そのことが頭から離れなく
 なり、心理カウンセラーとなった今でも、
 DVDの鑑賞はもちろん、フィギュアや
 ソフビ、食玩に至るまで、何はなくとも
 まずアマゾンが私のスタイルなのである。
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 友人の思い出話に感化されての「同調」。
 そうとも言える。あの話を聞かなったと
 すれば、こうはなっていなかっただろう。
 自己弁護すれば、私の思い入れが「同調」
 だったとしても、その奥に、友人と同じ
 ように彼の思い出を大切に考える気持ち
 があってのことだ。恥じることではない。
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 放映当時発売されていたアマゾンの絵が
 描かれている子供用の靴(近所の子供が
 いつも履いていた)のタイトルが「仮面
 ライダーアマゾンライダー」だったので、
 「変なの」と心の中でツッコミを入れて
 いたのも、今では懐かしい思い出である。
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 駄文の御閲覧、心より感謝申し上げます。
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