【「やっくん」久木弥九蔵:著 第6回】

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小説
 今月末まで、過去のブログを一部修正を
 施した上で再掲載とさせていただきます。
 本日は、初期の名作、久木弥九蔵自叙伝
 「やっくん」全7回の第6回目をお届け。
 前回のブログも併せてご覧くださいませ。
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 以後、自分を磨くために、仕事一辺倒の
 姿勢を捨てて、様々な活動を通して他者
 との交流を深めて、スキルを高めながら、
 人のあるべき姿を模索してきた。某劇団
 に加入したのもその一環で「久木弥九蔵」
 は、その際に考えた芸名である。離婚後、
 とあるきっかけでクッキーを焼くように
 なっていたことと洒落っ気のある芸名に
 したかったことから「クッキー焼くぞ⇒
 久木弥九蔵(くきやくぞう)」になった。
 言ってみれば、「よし、行くぞ⇒吉幾三
 (よしいくぞう)」のようなものであり、
 他にもいくつか考えた中から、最終的に
 当時交際していた彼女に決めてもらった。
 すると劇団の歌の先生が私を「やっくん」
 と呼び始めた。何でも、「この呼び方が
 いい。じゃなきゃ嫌ぁ~」なのだそうだ。
 シブがき隊じゃあるまいし、「やっくん」
 でも「ふっくん」でも勝手に呼ぶがいい。
 頼まなくてもそういう可愛いイメージで
 見てもらえると手間がかからなくていい。
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 その劇団や、障害者雇用での再就職先で、
 他の者を尊重しない、自分を振り返って
 反省しない、という多くの人の在り方が、
 無意識に他者を傷つけている現実を目の
 当たりにして、職場環境の整備や人の心
 に寄り添うことの必要性を改めて感じた。
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 企業には、従業員の「心の健康」を守る
 「安全配慮義務」があるのだが、非常に
 遺憾ながら、それは机上の空論に過ぎず、
 少なくとも私が経験した数社に関しては、
 「安全配慮義務」とは全くの無縁だった。
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 「仕事しているフリをしている」などと
 陰口を叩かれたり、自分の歓迎会だけが
 開催されなかったり、忘年会の会場への
 移動時に置き去りにされたり、席にいる
 にも関わらず自分にかかってきた電話に
 勝手に対応されて事後報告もなかったり、
 それまで、どこでも言われたことなどは
 なかったのに「体臭がきつい」と言われ、
 毎朝出勤後、トイレにこもってボディー
 シートで身体を拭き、着替えをしてから
 オフィスに入るというケアまでしながら、
 仕事中に度々拭いてこいと言われる始末。
 一応、病院で診てもらって、「問題ない」
 とのことだったし、そうなると感じ方の
 問題だから、誰が悪いという訳でもない。
 日頃の職場環境を考えたら、本当に臭う
 と言うなら「ストレス臭」に間違いない。
 これが精神障害者保健福祉手帳所持者に
 対する仕打ちか!と思うと情けなかった。
 会社にケアを求める気持ちはなかったが、
 立場的に言えば、ケアされる側が、逆に
 ケアを求められ、そればかりか、次々と
 ダメージを与えられる。「公平に接して
 ほしい」と訴えたら、「甘ったれるな!」
 と威嚇するんだから、何をかいわんやだ。
 それで、都合が悪くなると、勝手な理由
 を付けてお払い箱。これが大企業の実態。
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 今宵はここまで。続きは明日のブログで。
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 駄文の御閲覧、心より感謝申し上げます。
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