【「やっくん」久木弥九蔵:著 第6回】
今月末まで、過去のブログを一部修正を
施した上で再掲載とさせていただきます。
本日は、初期の名作、久木弥九蔵自叙伝
「やっくん」全7回の第6回目をお届け。
前回のブログも併せてご覧くださいませ。
──────────────────── 以後、自分を磨くために、仕事一辺倒の
姿勢を捨てて、様々な活動を通して他者
との交流を深めて、スキルを高めながら、
人のあるべき姿を模索してきた。某劇団
に加入したのもその一環で「久木弥九蔵」
は、その際に考えた芸名である。離婚後、
とあるきっかけでクッキーを焼くように
なっていたことと洒落っ気のある芸名に
したかったことから「クッキー焼くぞ⇒
久木弥九蔵(くきやくぞう)」になった。
言ってみれば、「よし、行くぞ⇒吉幾三
(よしいくぞう)」のようなものであり、
他にもいくつか考えた中から、最終的に
当時交際していた彼女に決めてもらった。
すると劇団の歌の先生が私を「やっくん」
と呼び始めた。何でも、「この呼び方が
いい。じゃなきゃ嫌ぁ~」なのだそうだ。
シブがき隊じゃあるまいし、「やっくん」
でも「ふっくん」でも勝手に呼ぶがいい。
頼まなくてもそういう可愛いイメージで
見てもらえると手間がかからなくていい。
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その劇団や、障害者雇用での再就職先で、
他の者を尊重しない、自分を振り返って
反省しない、という多くの人の在り方が、
無意識に他者を傷つけている現実を目の
当たりにして、職場環境の整備や人の心
に寄り添うことの必要性を改めて感じた。
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