【メンタルヘルス指導員候補からの伝言】

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学び
 今年はコロナ禍の影響で殆ど潜伏期間と
 なったが、来年は生活の建て直しも考え、
 様々な場面で躍動の年にする予定であり、
 先ず、2月に、かねてからの悲願である
 メンタルヘルス指導員の資格試験がある。
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 過去に企業側の心無い在り方で障害者と
 なり、障害者雇用で再就職して尚、ケア
 されるどころか逆にケアを求められる目
 に遭うだけではなく様々な酷い仕打ちを
 受け続けてきた私にとって、この資格を
 得て、何らかの形で企業を指導する側に
 回りたいというのは悲願中の悲願である。
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 職場ストレスの原因は、「作業内容及び
 方法」「職場組織」「職場の物理化学的
 環境」に分類され、「作業内容及び方法」
 では、①仕事の負荷が大き過ぎる或いは
 少な過ぎる。②長時間労働である或いは
 なかなか休憩が取れない。③仕事の役割
 や責任がはっきりとしない。④従業員の
 技術や技能が活用されない。⑤繰り返し
 の多い単純な作業ばかりだ。⑥従業員に
 自由度や裁量権が殆ど与えられていない。
 「職場組織」において、①管理者・同僚
 からの支援や相互交流がない。②職場の
 意思決定に参加する機会がない。③昇進
 や将来の技術や知識の獲得について情報
 がない。また、「職場の物理化学的環境」
 では、①重金属や有機溶剤などへの暴露。
 ②好ましくない換気、照明、騒音、温熱。
 ③好ましくはない作業レイアウトや人間
 工学的環境。以上が具体的な項目として
 挙げられており、必要に応じての改善が
 求められているのだ。心理学の世界では、
 ただ精神疾患を治すだけでなく、各人が
 持つ強みや長所を研究しそれらを発揮し、
 通常の人生をより充実したものにすると
 いう研究が注目されており、資格取得後
 のメンタルヘルス指導員の役割としても、
 一人一人の個性を活かして充実した人生
 を送る手助けをする心づもりは必要だし、
 特に、「仕事の負荷が大き過ぎる或いは
 少な過ぎる」「役割や責任がはっきりと
 しない」「技術や技能等が活用されない」
 「自由度や裁量権等が殆ど与えられない」
 「管理者・同僚からの支援や相互交流が
 ない」「職場の意思決定に参加する機会
 がない」「昇進や将来の技術や知識獲得
 について情報がない」といったことへの
 配慮は、私の経験上からも必要不可欠だ。
 仕事の負荷が少な過ぎたり役割や責任が
 明確でなく他人に業務を掻き回されると
 モチベーションや自己肯定感等の低下に
 つながるし、自由度が殆どないと他者の
 侵入を招く。最悪なのは情報が徹底して
 いないことで、私自身、上司からの情報
 伝達が不十分だったため、一定の条件を
 満たした契約社員は希望すれば雇用形態
 を社員に変更できるという制度ができて、
 私にはその資格があったのに、みすみす
 その機会を逸し、結果的に勝手な理由で
 契約終了となった腹立たしい経験がある。
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 生産性向上という観点から考えるならば、
 従業員がメンタルヘルスを悪化させれば
 集中力や注意力が低下し、それこそ休職
 ともなれば戦力ダウンは避けられないし、
 残った従業員の負荷も高まり、メンタル
 ヘルス悪化による労働力の損失は決して
 小さくない。生活の充実はストレス削減
 ・効率向上に繋がり、結果、利益や仕事
 の生産性向上になるのだ。今や従業員が
 心身共に健康で活力ある組織を作ること
 が重要視されており「安全配慮義務」と
 共に企業の大きな課題となっているのに、
 そこを疎かにして大事な従業員をダメに
 する愚かな企業姿勢・管理職・人間関係
 の如何に多いことか。人一人一人を粗末
 に扱って生まれる利益などある筈がない。
 企業がそこで働く人を大事にしないのは
 自分で自分の首を絞める自殺行為である。
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 「企業は人」、今こそこの言葉の意味を
 噛み締め、人を大切にする指導を目指す。
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 御閲覧、心より感謝申し上げます。
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