「バリバリ働いて社長になりたい!」という人もいれば、「ある程度昇進しておかないと周りからカッコ悪いと思われる」など、程度の差はあれ人は地位や肩書きが欲しいと思うものです。
出世したい気持ちは分かりますし、それに目指すこと自体が悪いとも思いません。
ですが、出世にこだわりすぎないほうが幸せな人生になりやすいんです。
出世のことばかり考えていると同僚が競争相手にしか思えなくて、仕事へのプレッシャーを感じてきたりしますよね。
常に会社からの評価を気にして、そうなると、常に同僚に仕事で勝った、曲げ負けたと一喜一憂することになり、メンタルを消耗しやすくなります。
本当は協力し合えば一人で頑張るよりも大きな成果をあげられるはずなのに、「自分よりも相手の評価を上げてしまうことになるのでは・・・」と気にすると、助け合うことができなくなります。
お互いの足を引っ張り合うような雰囲気になればそれだけで会社にいるのがしんどくなりますよね。
会社から評価されて出世することを目指していたはずなのに、なんだか逆効果になってしまっています。
嫌いな人とまで無理に仲良くする必要はありませんが、出世に対してメンタルを消耗するくらいなら、出世への考え方を見直してもいいかもしれません。
とはいえ、「出世しないと自分だけが取り残されるような気がして不安になる」という気持ちになることもあるでしょう。
ですが、幸せな職業人生を送ることを目指すのであれば、出世と人間関係のバランスには気を遣ったほうがいいんです。
健康で幸せな人生を送るのに最も重要なものは富や名声ではなく良質な人間関係だと明らかにされています。
出世にこだわって同僚とギスギスした関係の中で仕事をするよりも、同僚との信頼関係を作り、協力して仕事を進めていくほうが幸せを感じやすいと考えられているんです。
人間関係は良くも悪くも自分のメンタルに大きな影響を与えます。
地位や肩書きにこだわりすぎて、本当に自分に幸せをもたらしてくれるものは何なのかを見失わないでください。
たとえ自分が望んだ地位や名誉が得られなくても、人間関係が良好であれば幸せになれる。