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Q&A:小説の持ち込みってできますか?

ある方から、「出版社に小説の持ち込みってできますか?」というご質問をいただきました。 答えとしては「できます」。それはもちろんできますよ。 持ち込みも企画も自由ですからね。 私自身も、社員時代に持ち込みを 何度も受けましたし、なんなら会ってくれと言われて 会ったこともありますし、持ち込みから出版につながったケースもあります。 ただし、ここ注意なんですが、完全に素人の方の持ち込みは 出版につながるケースはなかなかないです。 小説に限って言えば、ということですが、 どの出版社も大体は新人賞なるものを設けていますので、 それに応募してくれ、って話なんですよね。 だから、まったくの新人の方で持ち込みがあったら、 まずは「新人賞に応募してください」とお伝えします。 では、持ち込みから会合、出版までつながったケースは何か? それはプロ作家の持ち込みです。 意外ですか? プロ作家も、けっこう出版社に持ち込みしますよ。 いやむしろ、持ち込みはプロ作家が多い、かもしれません。 他社でいくつか本を出版した。 しかし、何らかの理由で、それ以上出すことができない。 なんて時に、他の出版社へ持ち込みしよう!となるんですね。 持ち込みは、大体が著者の紹介をつけた既刊本が入っています。 編集側としては、その既刊本を読んで、 本を出すかどうか決める……という感じですね。 まぁ既刊本を読まなくても、著者名で検索もできるので、 どの程度の部数で、どのくらいの人気作家か、 すぐわかってしまうんですけどね。 ということで結論ですが、まったくの素人の方は、 持ち込みで小説を読んでもらうのは、なかなか難しいです。 新人賞
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小説家とお金の話

さてきましたよ、避けては通れないお金の話。小説家。立派な職業の一つのようですが、これほど曖昧でかつ、収入に天と地ほど差があって、 広すぎる職業もないかもしれません。 小説家で食べていくのは並大抵のことではありません。 どこかの会社に勤めて毎月お給料をもらうのとはわけが違います。 「でも、あいこさんは、プロ作家をたくさん抱えているんですよね?」 そうですね、出版社時代も、フリーランス時代の今も、 それなりにたくさんのプロ作家さんとお付き合いしてきました。やはりサラリーマンとは違って、 お金に苦労している小説家は多い印象でした。 小説家とお金にまつわるけっこう衝撃的な話もあったりなんかして、 「小説家とお金」と聞いただけで、昔のトラウマ的な何かが 発動してしまいそうです。 印税って、なんかふわふわしていて、 不確かだと思いませんか? 「何百万部、突破!」 なんて本の帯に書いてあったりして、 えー、すごーーーい!なんて思ってる人、いませんか? 確かにその通り、何百万部も売れてる本もあるでしょう。 でも、すべて本当だと思わないほうがいいですよ。 かなり「盛ってる」部分もあります……正直に言うと。 まぁ、出版社の黒い話はおいといて、 元々お金のあてがある方は、優雅に作品を書けるので、 その方がいいかもしれませんね。小説って、現実とは違う、夢を売る仕事でもありますからね。 浮世離れしていて、「お嬢様」な作家さんたちも 何人かいらっしゃいました。 もともとお金持ち、という方たちですね。 また、小説家の傍ら、医者である、という人も。 医者をやりつつ小説家をしている人って、 実は意外といたりする
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「刺さる」小説を書くための読書とは。

読み手に感動してもらえる小説、伝えたいことが伝わる小説を書くには、どうしたら良いのでしょう。 書いている小説によっても変わると思うのですが、全体的に言えることは、やはり普段からたくさん小説を読むことが、キイになってくるのではないでしょうか。 もちろん、ジャンルを問わず楽しんで読むことも素敵ですが、良い作品、伝わる作品を書くための読書としては、自分の好きな作家、目指したい作家、こんな作品が書けたら、という作品を中心に読んでいくのが良いでしょう。 そして、あれこれ手を出すよりも、同じ作品を何度も読み、描写、キャラクターの立ち位置や、構成の取り方など、いろいろな方向から分析することをお勧めします。 自分自身がなぜその小説が好きなのか、どこを読んで感動したのか、どうしてこんなに「刺さる」のか。考えながら読んでいくと、勉強になります。いくつか、お手本になる作品を見つけておくのも良いでしょう。 「これだ」というものがありましたら、まずは模倣してみるのも良いですね。キャラクターの性格だけ模倣、構成だけ模倣、等々、ピンポイントでやってみましょう。小説は、古今東西、似たパターンの繰り返しですから、読書はヒントの宝庫です。
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小説の書き方は千差万別!

今回は、小説の書き方は人それぞれなんです、というお話をしていきたいと思います。 大別すると、小説の書き方は2種類あると思います。 一つは、部分部分を書いていって、 あとで一本の話につなげる方法。 もう一つは、最初から順を追ってきちんと書いていって、 最後までストーリーを完成させる方法。 最初から順を追って書いていくのは、 一番スタンダードというか、間違いのない方法ではありますね。 プロットを作らない方などは、こういった書き方を しているのではないかと思います。 一方、部分部分を書いていって後でつなげる方は、 「ここを書きたい!」「このシーンが思い浮かぶ」など、 書きたいところから、思い浮かんだシーンから書いていく形で、 最後につなげるときに、ちょっとした力技が必要になってくるかと思います。 部分で書いていくと、後でつなげるときに、 小さな矛盾とか、ちぐはぐさが出てしまう可能性もありますのでね。 最初からきちっと書いていく方は、わりと真面目な方が 多いように思います。 「毎日××ページ書くぞ!」と決めているとか、 「毎朝9時~12時までは必ず執筆する」とか、 ルーティンに落とし込んで書くことができる方もいますね。 まるでサラリーマンのような正確さで働くプロ作家さんも いらっしゃいますが、こういう方はちゃんと小説を書きあげられる、 締め切りを守れる方が多いです。 なので、ある程度、量産ができます。 量産ができるということは、プロ作家として やっていけるということです。 ただ、物語に破綻が少ないというか、 破天荒な話を書くのは苦手っぽい印象はありますが……。 編集をやっていて、一番驚
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魅力的なキャラクターを作るには? その3

前回、初級者向けと題して、「キャラクターに厚みを持たせる方法」を2つ書きました。 どちらも、「キャラクターの生感」、「キャラが今そこに生きてる感じ」を 表現するための手法です。 プロの作家さんで、こういったことをあまり意識していない方もいるかもしれませんが、大多数のプロの方は、無意識にでも、キャラクターの背景を考え、そして想像力を駆使して、似たようなことをしているんじゃないかと思います。 そして今回は、あと2つ、「キャラクターに厚みを持たせる方法」を お伝えしていきたいと思います。 それは……キャラクターに、あえて真逆の設定や場面を入れる、です。 人間とは不思議なもので、ついつい、人物や物事の裏側を 見たいと思ってしまうものですよね。 また、「これはこういうもの」「この人はこういう人」 という思い込みが裏切られたときって……新鮮じゃないですか? 小説も人生と同じ、裏切られたときこそが「生きる」ときなのです。 普段は穏やかで優しい人の激昂したシーン、 いつも前向きでポジティブな人にある凄惨な過去、 どうしようもないクズのような人間の心温まるエピソード……。 そんな風に、あえて、「真逆」を入れてみてください。 とたんに物語が面白くなります。 しかしこれは、初級者というより、 中級者くらいのレベルですね。 若干、取り扱い注意です。 というのも、上手に取り入れていかないと、 人物に一貫性がない、つまり性格異常な人みたいに 見えてしまう恐れがあるからです。 それでは、元も子もないですよね。 ちゃんと一貫性のあるキャラクターとして 描いていて、ここぞという時に裏切るからこそ、 真逆の設定や
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魅力的なキャラクターを作るには? その2

前回、魅力的なキャラクターを作るためには、人間の多面的な部分を意識して描かないと…… という話をしました。 あとでよくよく考えてみたらば、 それはその通りなんだけども、 これはかなり上級者向けの話だったなと思いました。 純文学であればそれを丁寧に描かなければ いけないけれど、ライトノベルでそれをしっかり 書ききれるかというと……なかなか難しいですよね。 しかし、それを意識しているか意識していないかでは、 出来上がりにやはり違いが出ると思います。 人間は一面的なものではない。 優しい人はただ優しいだけじゃない。 その裏にはいろいろな考えや想いがあるし、 優しくなれないときもある。 そんな風に、ちゃんと人間をとらえて小説を書いていくのと、 最初に作ったキャラ設定どおりに、 そのままなぞらえて書いていくのでは、 キャラクターの「生」感が違ってくると思います。 さて今回は、もう少し初級者向けに、 「キャラクターに厚みを持たせる方法」を 書きたいと思います。 キャラクターを作るときに、「どうしてそういう性格なのか」 「なぜその人はそれを目指すのか」「どうしてそういうことをするのか」 という「理由」を、まずは考えることです。 例えば、主人公は内気だとします。 わけもなく内気、生まれたときから内気な性格だった、 それもありでしょう。 そういう部分も実際あると思います。 が、すべての部分について、「もともとそうだった」 とするには無理があります。 ある部分では、「なんらかの過去」「なんらかのきっかけ」が あって、そういう性格になった、ということもあると思います。 家庭環境や、兄弟姉妹、学校での
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人物について<三次元で捉える>

はじめに 転換点のお話を記事にする予定でしたが、先に人物設定について作成させていただくことにしました。 転換点についてももちろん作成予定ですので、また改めて上げさせていただきます。 今回も愛読書のこちらから。 フィルムアート社「工学的ストーリー創作入門」より 人物を三つの次元で捉えようということで、主要な登場キャラを作りこむときにどういうことを考えたらいいか、の参考です。 今回もまずは画像で確認しましょう。 人物が平面的、つまり退屈だったりありきたりなものになっていないか。特徴のない脇役レベルになってしまっていないか。 深い感情を呼び起こせる主要キャラを作成できれば、そういったつまらない人物になってしまうことを避けることに繋がるかと思います。 それでは画像の解説をしていきます。 ※今回も人物設計のただひとつの絶対方法論として紹介するものではありませんので、これが唯一ではないということはご了承ください。 第一次元 その人物に対して、周りの人が何を見て何を受け取るかの外側の情報です。 髪型や、化粧、顔立ち、乗っている車、態度など。 表面的な特徴で、人物自身が周りに「どう思われたいか」、周りが「自分をどう見ているか」といった情報であるときもあります。 バイクについて、めちゃめちゃ語ってくる不良少年。しかし彼はバイクの免許を持っていない。 読者は「ああ、この人はバイクが好きなんだな」「詳しいのだろう」と思うでしょうか。もしくは「免許を持っていないくせに何を言うんだ」と思うこともあるかもしれません。 第一次元では、この人物が本当にバイクが好きなのか、または付け焼刃の知識をひけらかしている
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魅力的なキャラクターを作るには? その1

「魅力的なキャラクターをどうやって作るのか?」 これは小説において、大変重要な課題です。ライトノベルでも、シリーズ化した作品でも、 魅力的なキャラクターがあってこそ人気が出るわけです。 どうやって作るか……。 はて。 そのhowtoを考えてみたけれど、 そういえば私は作家ではない。 編集者である。 作り方はわからん! ……というのが正直なところ。しかし、「どんなキャラクターが魅力的なのか」はわかります。 読んでいて、「薄っぺらいキャラだな」という小説もわかります。 ここでは、「どんなキャラクターが魅力的なのか」を 掘り下げていきましょう。 その前に「薄っぺらいキャラクターとは何か」について、 話しておきます。 「薄っぺらい」とは、「まるで生きている感じがしない」 「実在している気がしない」「物語をなぞるためだけに存在している」 「型どおりな感じ」がするキャラクターです。 魅力的なキャラクターと薄っぺらいキャラクターとの決定的な違い。それは、「生」な感じがするかどうか、 「生きている」感じがするかどうか…… なのではないかと思います。 では、どうすれば生きている感じになるのか。 それは「より人間らしく」書くことです。 どうすれば人間らしくなるのか。 それは、人間の「機微」「心の奥の声」「真理」 といったものを描けているかどうか、 なのではないかと思います。 例えば、「主人公は陽気な人」、とキャラ設定したとします。 しかし、いつもいつも、その人は陽気でしょうか? 違いますよね。 たまには陰気になることもあると思います。 それに、実はもともとは陽気なタイプではなかったかもしれません。
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小説の構成について<四部構成>

<はじめに>こんにちは。 個人で小説を書いたり、作家さんの作品を拝読させていただいたりしているものです。 この度、小説の分析を行って自分のインプットを増やし、作家の皆様に役立つものをアウトプットして盛り上げられたらと思い、記事を書いております。 小説の書き方ってHOW TO本がたくさん出ているかと思います。 今回はフィルムアート社さんから出ている、「工学的ストーリー創作入門」から<四部構成>の部分を取り上げてみたいと思います。 小説を書いている中で、「書きたいシーンはあるけど、そこまでどうやってもっていったらいいんだろう」「物語が平坦で、盛り上げ方がわからない」となったことはないでしょうか。 「何を、どういう順に書くべきか」 それには「答えなどない」と思われるでしょうか。 この著書の作者であるラリー・ブルックスさんは、それは間違いである。と言っています。 建設と同じで、「構成」は建物の基礎や設計図にあたる。建物を支える骨組みである、と。まずはその骨組みがないと壁や床を造り、装飾していくことなどできない。ということです。 「構成」がしっかりいているからこそ、魅力的な人物、テーマ、意図、斬新なコンセプト、文体で物語を飾ることが可能である。 「構成」に才能は必要なく、知識を得て努力すればみなさんの物語づくりに落とし込むことができるというのです。 私はその「構成」の知識を画像で完結にして見やすくし、飲み込みやすくしていきます。 そしてこちらの記事にて補足を行ってまいります。 もし物語をどうやって展開させていくのか悩んでいる場合、こちらにあてはめて作成してみるのはいかがでしょうか。 ※小
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編集者のつぶやき その2  ~行間を読む贅沢~

日本語って美しいと思いますか?私は思います。 小説だと、当たり前ですが、日本語が いっぱい並んでいて、一つ一つ「美しい!」 なんて味わっていたら読むのも一苦労ですが(笑)、 たくさんある文章の中に、きらりと光る一文を 見つけると、とてもうれしくなります。 ぐさりと心に刺さる一言、と言ってもいいですね。 こう書くと、なんか嫌味な言葉なのかな、と 思ってしまいますが。 言い直します、心に響く一言です。 詩や歌の歌詞などだと、 もっとわかりやすいですね。 あとは、行間というのがあります。 つまり、「書いていないところ」を「書いてある文章」 で想起させるという技です。 これはかなり上級者の技ですが……。 イメージがいっぱいふくらむ文章というのは、いい文章です。 読者のイマジネーションをどこまでも広げていく文が書けると、 すばらしい作品が書けます。 「本当に大切なものは、目に見えないんだよ」 どこかの王子様の声が聞こえてきましたが(笑)、 本当に大事なことは書かない、というのも かなり上級者の技ですね。 「好きだ」とか「愛してる」とか書かないで、 愛を想起させること、究極の好きを表現することが できたら……素晴らしいですね。 そしてそれは「色気」に繫がってきます。 文章には、その人独自の「色」が出ます。 イマジネーションを想起させる文章は、 その「色気」が匂い立つように、色濃く出るようになります。 それこそが、小説の究極の姿かな、と思ったりもします。 といっても、実際に編集の仕事をやっていると、 そんな「目に見えない」ふんわりしたものにうつつを抜かしていないで、 目の前の原稿をしっかり読
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編集者のつぶやき その1 ~担当する編集者によって作風は変わる!?~

長年、編集者をやっていると気づくことがあります。同じ作家を担当しているのに、なんで作品の傾向が違うのだろうか? そうです、担当する編集者によって、 作家さんの作風、作品の傾向が変わってしまうのです。 と言っても、がらりと、別人のように変わってしまう、 というわけではありません。 その作家さんの引き出される能力、良さ、雰囲気が 変わってくる……という感じでしょうか。 なので、編集者によって、得意分野と不得意分野は どうしても出てきてしまいます。 この作家さんとは相性がいいな~というのと、 どうも相性がよくない、というのがあります。 もちろん、性格的に合う合わないは人間なのでありますが、 そういう観点ではなく、一生懸命やっているのに、 人間的相性は悪くはないはずなのに、 いまいち作家さんの個性を引き出しにくいタイプと、 めっちゃ引き出せるタイプと分かれてくるのです。 上手に個性が引き出せると、その作品は読者にも受けて、人気が出ます。今まで、いっぱい書いていたけどいまいちだった人が、 ここで大ブレイクする、ということもあります。 一方で、人気作家だった人が、別の編集者と組んで 出した本は、あまりぱっとせず、売れない…… なんてこともあります。 これはどうしてなんだろう……、 と一時期、悩んだことがあります。 そこで至った結論は、編集者が「面白い」と思うポイント、 大事にしたい部分、好きな傾向、というのは どうしても人によって違いますよね。 厳密に細かく、そこが作家さんと合うか合わないか、 なのだろうな、と思いました。 考えてみると、担当編集者というのは、 プロ作家にとって、「一番初め
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作品の「売り」をはっきりさせよう

売れる作品というのは、実は「ここがいい!」という「売り」がはっきりしています。 編集者は通常、その「売り」を全面的に押し出して作品作りをします。 これは「絶対に泣ける切ない恋愛」が売りだと思ったら、 帯にもあらすじにもデザインにもそれっぽさを出していくということです。 「今までにない異質なキャラクター」が売りなら、 それをクローズアップした作りにします。 <出版社が一番重視するのは、独自性!>の項目でお話しした、 「独自性」にも通じることですが、 この「売り」がぼんやりしていると、 読者が買う決め手が弱くなってしまうと言えるでしょう。 小説を書く時に、その作品の「売り」は何か?── と問い返してみることは、とても重要なことです。 ライトノベルのプロ作家の場合は、まず作品を作る前に、 「今回はどんなネタ(=売り)でいきますか?」 と相談します。 「今までにないくらいダークで執着心の強い キャラクターでいきます」 「ゴージャスかつアラビアンな世界で、 読者の夢をこれでもかと詰め込みます」 プロ作家の書きたいものと、読者の求めているものを ここでまずすり合わせます。 いくら売りがはっきりしていても、売りにならないものでは、 困りますよね。 売りにならないというのは、読者の求めているものからずれているもの、 誰もそんなの読みたくないよ!というもの……ですが、 さすがにプロ作家となりますと、あまりそういった間違いは犯さないものです。 が、たまに「どーしてもこれが書きたいんだよね」 「大好きなんだよね、ハマっちゃったんだよね」 と言われて作家が出してきたレアなネタを編集部で検討してみるけど
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書くスピードは作家によって全然違う!?

小説を書く早さは、人によって全然違います。もう、びっくりするくらい違います。 「このライトなコメディ、すごく軽いタッチで勢いよく書かれてるから、 めちゃくちゃ早く書き上げたんじゃない?」 違います。 実はそれ、書くのに半年かかってます。 「このシリアス大長編、すごく複雑で読み応えあって、 細かい部分まで丁寧に伏線張ってあるし、書くの大変そう。 1年くらいかかったのかな?」 いいえ。1ヵ月で書き上げました。 ……というように、作品からは「かかった時間」は読み取れません。 もちろん、誰がどーみてもスカスカで、 軽すぎる小説というのは、短時間で書かれていることが多いですし、 めちゃくちゃ重くて入り組んでいて大長編なものは、 それなりに時間はかかっています。 しかし、書くスピードは驚くほどに人によって違う、 というのが本当のところです。 時間がかかるパターンは、気分が乗るまで書けない人とか、 一度どこかにつまづいてしまうと、そのまま延々と考え込んで 書けなくなってしまう人がいたりするからですが、 基本的に小説の書き方は人によって違うので、そのためでもあります。 それについては<小説の書き方は千差万別!>というタイトルで、 後で書きたいと思います。 ライトノベルのジャンルでいえば、それでも、 プロ作家としてしっかりやっている人は コンスタントに出版しないといけないので、 それなりのスピードで書いています。 平均すると、1冊を書くのに1ヵ月~3ヵ月くらいの人が 多いでしょうか。 コンスタントに本を出版していかないと、人気作家にはなれません。 ものすごく面白い、めちゃくちゃ人気になった 作品
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はじまりのシーンは大切に。

とにかく、小説の冒頭は大切です。なぜなら、読者が最初におもしろいか、 おもしろくないかの判断をするところだからです。 はじまりがおもしろくないと、 もう続きを読む気になれないですよね? なので、小説全体の中でも、冒頭は特に気をつけたいところです。 冒頭にどんなシーンを持ってくるか。 どこから始めるか。 ぜひじっくり考えてくださいね。 「掴み」は大切ですから。 冒頭で読者の心を掴むのによくあるのが、会話から始まる方法。 会話というのは、地の文よりも目に入ってきやすく、 理解しやすいので、わかりやすく印象づけることができます。 他にも、いきなり事件から始まる、 動きの激しい心理描写から始める、などなど、 「え、何事!?」と読者を驚かせるはじまりも面白いですね。 読者の心を最初にぐっと掴むのです。 もちろん、無理に驚かせなくても、 淡々と始まるというのもアリではありますが、 印象的なシーンや印象的な描写から始まったほうが 読者は引き込まれていきますよね。 よくない冒頭というのは、わかりにくいものです。 だらだらと描写が書いてあるけれど、 誰がどうしてどんな状況にあるのか、よくわからないようでは、 読者もついていけません。 また、「主人公は~~で、~~で……」と、全部説明してしまうのも、 初めからやってしまうと拙く見えてしまいます。 これは、プロ作家だけでなく、投稿にも言えることです。冒頭が魅力的でないと、投稿作を読む編集者も 「どうせこんな感じだろう」と決めつけて読み始めてしまいます。 なので、圧倒的に不利なのです。 プロ作家の作品が上がってきて(初稿ということです)、 「冒頭がどう
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「変な小説」とはなにか?

 一人の老婆が強い好奇心にかられて窓から身を投げだし、落っこちて死んでしまった。 別の老婆が窓から身を乗りだして、死んだ老婆を見下ろしはじめた。ところが強い好奇心にかられてまたしても窓から身を投げだし、落っこちて死んでしまった。 それから三人目、四人目、五人目の老婆が窓から身を投げだした。 六人目の老婆が窓から身を投げだしたとき、私は連中を見るのにうんざりして、マリツェフスキー市場に向かった。そこでは、目の見えない一人の男に手編みのショールがプレゼントされたらしい。──ダニイル・ハルムス『落ちて行く老婆たち』 変な小説が読みたい。 そんなとき頼りになる友人に小澤裕之さんがいる。ロシア文学の研究者である小澤さんと知り合ったのは6年か7年くらいまえで、当時はぼくもかれも博士課程の大学院生だった。詳しくは書かないけれど、当時のかれはいまぼくがやっているこの企画のようなことをしていて、かれの後を引き継ぐかたちでやっているというわけではないのだけれど、しかし評を書くたびにじぶんがかれの影響を受けているということを強く感じる。 その小澤さんの専門はロシア・アヴァンギャルドの詩人や小説家がおこなった言語表現であり、書籍化もされた博士論文はダニイル・ハルムスという「変な」作家を扱っている。「変な小説」を多数翻訳しているスラヴ文学者・沼野充義先生の教え子でもある小澤さんの小説への好奇心は広く、それゆえか(?)「小説としてまとまりの良い作品」以上に「小説という定型を壊していくような作品」をどちらかといえば好んでいるような印象だ。いわばかれは「変な小説」の大家から学んだ「変な小説」を愛する若い研究者
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だれも教えてくれない純文学とエンタメ小説(大衆文学)のちがいと、純文学が売れない理由についてあえて考えてみた。

 フリーランスで仕事をしていくにあたり「読書」を軸にしようと決めた以上、ぼくはじぶんの読書だけは信じ抜かなくちゃならなくて、それがもしできなくなってしまったならばなにもかもやめなくてはならない。そんなことをよくおもう。 ただその一方でじぶん自身の読書がいかに偏っているかも自覚しているわけで、とりわけ語りの技法や構造などの言語表現への関心が高いため、どうしても物語そのものへの関心が(ないというわけではないが)相対的に低くなってしまう。すると、「お前の読書はつまんなそう」 ということをいわれることが、これまでに本当に何度もあった。ぼく自身、読書をめちゃくちゃたのしんでやっているつもりではあるし、小説に限っていえば、そもそもなぜ小説が書けてしまうのかという命題めいたものは、読書のたびにそれなりに具体的な姿を一瞬みせてくれる。 その感覚こそ書評であれ翻訳であれ実作であれ、ぼくが特に力を入れている活動を根底で支えているものなのだけれど、しかしこれがどうやら一般的でないとはじめて知ったときはおどろいた。みんな、こういうことを不思議におもうものだと、二十代半ばくらいまでわりと真剣に信じていた。 そういうこともあって、ぼくがこれまでに読んできた小説の、特に「実作しないひとの感想」というのは、できるだけ深く、そして数多く知りたいなとおもう。 実作をしない、ということの特別さを良い感じのことばでいうのは難しいのだけれど、「言語表現の実践を切実な問題と見做さない人(というと、悪意はないのにかなり響きが悪くなってしまう泣)」にとっての小説のありかたはやはり世界で圧倒的多数を占めるのは事実だとおもってい
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「小説家になろう」に投稿された小説2000作品のタイトルを分析してみた

 今回の「実験」の元ネタになるのは、フランコ・モレッティ『遠読 〈世界文学システム〉への挑戦』だ。本書で収録されている論考「世界文学への挑戦」でこのような言及がある。 合衆国は精読(close reading)の国だ。だから、この思いつき(※大滝注:前段落にある「野心的になるほど、(テクストからの)距離を遠くとらなくてはならない。」を受けている)が拍手喝采を浴びるなんて期待はしていない。だが、(新批評から脱構築へいたるあらゆるその転生の形式で)精読がかかえた問題は、ごく小規模のカノンに依存せざるをえないことだ。(中略)テクストをいかに読めばいいかはわかっている、さあ、いかにテクストを読まないか学ぼうではないか。遠読──繰り返させてもらうなら、そこでは距離こそが知識をえる条件なのだ。 この「遠読」の宣言は小説を書く人間からしたらあまり好意的に見えないかもしれない。「小説を読まずに文芸批評を行う」と読めてしまうため、その対象に自作がさらされると「ないがしろにされている」感じがしないでもない。ただ、「遠読」とは「精読」の否定ではなく、むしろ「補完」に当たる。精読というアプローチ方法では扱えない問題を取り上げるための手法と位置付けられる。上記の引用は以下のように続く。それさえあれば、テクストよりずっと小さく、ずっと大きい単位に焦点を合わせることができるようになる。技巧、テーマ、文彩──あるいはジャンルやシステムについて。そしてもし、ずっと小さなものとずっと大きなものとのあいだで、テクスト自体が消えてしまうことがあるとしても、そう、だれかが「テクストなんかなくてもよい」と言うのがもっとも
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大学で文学の授業をしてきた話──「よくわからない小説」を読む方法

縁あって、東海大学の文芸創作科三年生向けの講義「文学精読」にて、ゲスト講師として授業を担当させてもらいました。この講義の担当者は作家であり大学教員でもある倉数茂さん。対面でお会いしたことはないですが、Twitterでちょくちょく交流があり、SFマガジンの異常論文特集ではいっしょに寄稿させていただいたりもしました。もともとtoibooksでのオンラインイベントでのゲスト出演をぼくが倉数さんにお願いしたのがきっかけで、「大滝さんもうちでちょっと話をしてみませんか?」とお誘いいただき、オファーを交換するようなかたちで今回の話が決まりました。工学部出身で文学教育を受けたこともないじぶんができるのか……!?という戸惑いはありましたが、文学というのは「部外者にやさしい分野」ともおもっているので、ならば徹底的に他のひとが話さないようなことをしてみようと決め、授業にのぞみました。今回はじめての経験ということもあり、準備過程と授業内容、所感などを以下に書き残しておきます。課題作品とテーマの設定「神は細部に宿る」という言葉がある。文芸作品の精髄は、ストーリーや世界観ではなく、テクストの些細なディテールにこそ宿る。優れた作者はみな、そのような細部を創り出すことに心血を注いでいる。ゆえに、文学の学習を深めるためには、一言一句もゆるがせにせず、ゆっくりと丹念に読む精読が必要となる。この授業では、テクストの中にそのような細部をいかに見出すか、また見出した細部を全体との関連においていかに解釈するかを精読の実習を通じて学習する。つまり、細部と全体をつなぐ作品解釈力(?)のようなものを養う授業だと捉え、それなら
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小説の基礎力をつける3つの講義

1:「たくさん読んだら小説が上手くなる」は本当か? いま、小説の書き手というのはかなり多い。すくなくとも、肌感ではあるけれど10年に比べて「はるかに多くなった」という感覚がある。それは「小説家になろう」や「カクヨム」といった小説投稿サイトの功績が大きいだろう。 小説投稿サイトに自作を公開する以上、読者を獲得したいというのは当然の発想だ。これについてはぼくも経験がある。ただサイトに自作を放置しているだけでは「よっぽどのもの」でない限り反響というのはない。そこで作者はサイト内で読者となって他の作者の作品にコメントをつける。 するとその「お礼」としてコメントを返してくれることがある。これを繰り返していくと読めば読むほどコメント数は増えていき、コメントの多い作品はサイト内で目立ち、するとじぶんが読んだ作家以外の作家や「読み専」からの感想も増える。 ぼくが小説投稿サイトを利用していた当時、そうしたユーザー間のコミュニケーションの活発さが「読まれるため」の基本戦略だった。 ただ、ぼくやぼくの友人は一部を残して小説投稿サイトを短期間でやめてしまった。 使用しなくなった理由は個々によってちがうだろうし、特に聞いてもいないのだけれど、ぼくに関していえば、・じぶんの小説の是非を問うに信頼できるひとが見つかった・別に大勢に読んでもらいたいわけではない・文学賞に応募する小説の公開は原則できず、小説を投稿する余裕がないという理由があった。大勢に読んでもらいたいわけではない、という点に関しては複雑な事情があって、あくまでも興味は反響以上に「じぶんは次にどんな小説が書けるか?」にあったためだ。 するとサイト
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小説がうまくなるにはどうしたら良いか? 小説の書き方がよくわかる本のオススメ5選

ここ数年、メールやTwitterのDMで「小説のアドバイスが欲しい」「小説を読んでコメントをして欲しい」「小説ってどうやったら上手くなるのか?」という相談をちらほら受けています。まだ単著も出ていない身としては、こういう相談をしていただけるほど頼っていただけるのは大変恐縮で、そしてありがたくもあります。しかしながら、現在じぶんの書き仕事でパッツンパッツンになっているため、個別にお話を聞いてソレっぽい助言をするということはできない状況にあります。すみません。とは言いつつ、特に小説を書く友人などがいなくて、そうした話をする相手がいないがゆえの不安みたいなのは(自分自身そうでした)非常にわかりみのある話でして、ちょっとでもお役立ち情報を提供できればなぁとふと思い立ちました。そういうわけで、ここでは「どうやったら小説がうまくなれるのか?」を考えていくのに役立つ本を5つ紹介します。***「たくさん書いたらうまくなる」には上限があるたぶん、「小説をうまくなるにはどうしたらいいッスか?」って作家や編集者にきいたら100%返ってくると思うのが「毎日少しずつでも書いてください」っていうヤツだと思います。実際、小説を書かないと小説はやっぱりうまくなりません。というか、なりようがないというか。小説を書きはじめた当初、とにかくたくさん書いていた記憶があります。書いては小説投稿サイトにぶん投げて、感想をもらって、課題みたいなものを抽出して、それを意識した次の小説を書いて……みたいなことを繰り返しました。何年か経って気づいたのは、「ただ書いて上手くなるのは上限がある」ということでした。書きはじめだと1作書く
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ストーリー(物語)は人を楽しませるエンターテイメントで全ての仕事や趣味に活かせます その基本的な構成の流れ

面白いストーリー(物語)には必ず話の構成の仕方や手順があります。 ストーリーは人を楽しませるエンターテイメントです。 読者を喜ばせる為に必要な土台作りがあってこそ真のエンターテイメントです。 描けば描くほど伝える力を身に着けていけます。 プロの漫画家は3話目までにしっかりと読者の心をつかんでいます。 漫画や小説で使われる基本的な流れです。 それを分かりやすくお話していきます。 1話目からつかみを意識しながら構成していきましょう。 ●主人公または仲間になる者に起こる出来事でその世界観を見せる。(暮らしている場所、国、時代、パラレルワールド、リアルタイムの日常や状況、環境) ●主人公がどんな者(性格、夢、不満、欲望、目標、趣味、過去と今など)なのかを見せる。 その世界観で必要なキャラ(存在)か良くも悪くも目立つキャラ(存在)を作っていく。 ●主人公は悩みや問題を抱えているか不幸な出来事(トラブル)に巻き込まれるか大きな夢がある。 (解決したいこと叶えたいことを分かりやすく表現して目標を見る人に教える) 1話目の最初にこの●3つを入れ混ぜたり順番を変えて演出する。 ■何か問題が起こる。 ■問題を自ら起こしてしまうこともある。 ■場合によっては急に窮地に立たされる。 状況を見せ、そこで起こる問題を解決するための行動が始まる。考える。調べる。探す。 ↓ ●もがいても手が無い場合(実力や能力不足) ●力ずくで解決させる場合(敵がたまたま弱い、問題事がまだゆるい) ↓ ◆手が無い場合は解決するために仲間になるであろうキャラの手を借りる ◆または手を貸す ◆助けてくれる人や何かの存在が現れる
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小説書きを襲う「スランプ」打倒の方法(二次創作の場合)

こんにちは。鴨なんばんと申します。 ココナラさんで文章添削・校正・感想サービスを始めて数か月ですが、オリジナル小説、二次創作、ブログ、はたまたコンテスト依頼用の作品であったり、予想以上に様々な執筆者様にご利用いただいております。 中にはリピートのお客様もおられ、非常に有難いことです。この場でまずはみなさまに感謝申し上げます。 このサービスを開始して以来、執筆に関するお悩みをたくさんの人から、たくさん伺ったところ、特に多いのが 「スランプでまったく書けない」 「スランプでうまく書けていない気がして不安」 「自分で書きながらこの話は面白いのかと不安になってしまう」 などなどです。 「スランプ」 辛いですよね。私も二次創作を始めたての頃は、凄まじく悩んでいた痕跡があります。(昔のブログサイトにめちゃくちゃ愚痴ってるのが残ってまして;;) でも今はそうでもありません。創作活動において、スランプだというほど苦しく悩むことは減りました。そうなれた理由は、大きく二つあります。 一つは、自分の作品を客観視できるようになったからです。 昔は「誰かに読んでもらうのに相応しい小説を書かなければ」と片肘張っていたところがありました。 感想がもらえたり、次回が楽しみです!と「言ってもらえる作品」じゃないと意味がないと思い込んで、一文一文を吟味して、推敲して、視点がぶれてたら変更して、同じような表現は書き直して… そうやって頑張った結果、昔はすごく「気合の入った」作品を生み出していました。恥ずかしさを抑えて読み直すと、ブログ上で「スランプでクソ
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なぜ小説の書き方講座が多くのクリエイターの心を打つのか?素人の悩みがすべて詰まった創作王道ルールの誕生秘話

昔話や童話が何より好きだった。 日本昔話や世界の童話全集が家にあり、 幼少期から読みふけっていた。 「物語を書いていい」と知ったのは、中一の頃。 同級生が書いていると知り、衝撃を受けた。 高校時代は文芸部に入ったが、 プロになる気は一切なかった。 高校卒業・就職後も、なんとなく書くだけで、 「なれたらいいな」ぐらいの気持ちだった。 本気で目指し始めたのは、21歳の時。 母の死が原因だった。 「人生で、本気でしたいことは何だろう?」と考えた時 「やっぱり小説家になりたい!」と思った。 パソコンを新調し、本気で書いた。 運よく目が止まり、安く自費出版できた。 しかし自書を手にした時、 「なんか違う」と思った。 公務員なので大々的に配れず、50万円で苦悩を買っただけだった。 毎年書いていたが、 「何か違う」という思いは消えなかった。 自分の作品には何かが足りなくて、 「書くうちに見つかる」と思っていた。 でも何年書いても、「何か」は見つからなかった。 そんなある日。 県内最大の本屋で、シナリオ集を見つけた。 衝撃を受けた。 小説とは全く違う文体。アプローチ。 私はすぐさま東京にあるシナリオ学校に申し込み、 毎年短期ワークショップに通った。 「シナリオライターにはなれる」と思った。 手ごたえがあった。 セリフは得意だし、向いてると思った。 12年勤めた公務員を辞めて、人生初上京。 1年通学し、本格的にシナリオを学んだ。 スキルは身についた。 年間200本の映画を見て、見る目も養われた。 ただ、最終的に恩師にこう言われた。 「プロとしてやって
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もっと面白い小説が書ける!気軽にできる3つの感性の磨き方

感性を磨こう!面白い小説を書くためには、感性を磨き続けることが大切です!小説家だけではなく、クリエイターなど創作活動をしている人は、みな感性を磨き続けています。ただ、感性を磨くってどういうこと?何をすればいいの?という方が多いと思います。私も、昔は何をすればいいかわからず、「書き続ければ問題ないでしょう!」と考えていました。しかし、ただひたすら書くだけでは面白い小説は生まれません!むしろ書き続けるだけでは、自分の中のストックが枯渇していき、同じような話になるか、話すらも思いつかなくなってしまいます。そこで私がやり始めた、誰でも簡単にできる感性を磨く方法をお伝えします。
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プラチナランク!

いつの間にか、プラチナランクとなっておりました。ありがとうございます。あまり宣伝するようなものではないと思いつつ、人を楽しませるものを作る分野では、何かの種をまわりに複数のすぐれた人が集まって、ああでもない、こうでもないと「よりおもしろく」して行く作業が、映画や音楽を例にとるまでもなく、当たり前に行われています。同じように、小説執筆でも共同作業をもっとやるべきじゃないの(特にコツが摑めていない段階では)、と思いながら、こちらで「本編読みます」「構想いっしょに練ります」の2サービスを提供しています。ご関心ありましたら、お気軽にご連絡いただければと思います。 
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