「ココナラ」で「プロットの書き方」をご指導したところ、
いろいろ目から鱗のことがあったので、
ここでちょっとシェアしたいと思います。
プロットは道筋、カーナビみたいなものであって、
完璧で詳細でなくてもいいけど、
ないと小説の完成度が低くなったり、
ちぐはぐな部分が出てきたりと、
ちょっと困ったことになる可能性がある、ということを
以前書きました。↓
ですので、小説を書く前には、
プロットを作るのが望ましいのですが、
まず初めに何をするか。
それは
自分が一番書きたいことを決める。
です。
当たり前のことと思い、特に言語化したことは
ないのですが、基本中の基本ですよね。
いわゆる、「小説のテーマ」というやつです。
「テーマ」というほど重々しくなくてもいいのですが、
「この小説で自分は何を一番書きたいのか」
というのを、明確にすることです。
「主人公の心の成長をこういう方向で書きたい」
という、まさにテーマっぽいものから、
「主人公とヒーローの後ろめたい恋愛を、焦れ焦れと書きたい」
という恋愛に特化したものから、
「とにかく印象に残る強烈なヒロインを書きたい」
というラノベっぽいものまで、
とにかく、「自分が書きたいのはこれ」
というものを、はっきりさせることが第一歩です。
それから、その「自分が一番書きたいもの」を
どうやったら一番活かせるか、
その「書きたいもの」を中心に、話作りをしていきます。
大切なのは、小説の「軸」を決めることです。
「軸」がないと、「この小説は、なんだか盛りだくさんなんだけど、
結局は何が言いたいのかわからない」となってしまいがちです。
小説は、なんだか素敵なことを描いていろいろな
感情を読者に呼び起こしてそれでおしまい、
というものではありません(本来は)。
「作者の伝えたいこと、書きたいこと」を載せるツールなのです。
そう考えると、まず初めに「書きたいこと」を明確にし、
そこから話作りを始めるべきです。
軸を決めてから、あれこれいろいろと
盛り付けていってください。
キャラも設定もストーリー展開もアイテムも。
プロ作家と仕事をしていると、
そんなことは意識することもなかったのですが、
「ココナラ」でアマチュアの方と接していると、
「あれ?」と思うことがあったりして、
無意識を意識化することがあり、こちらもかなり勉強になっています。
「なるほどね~」と思うことしきりです。
小説ってのは奥深いですな。
そして書き方は本当に人それぞれ、
世界は広いと思わされます。
というわけで、プロットのご指導も受け付けています。
詳細は「ココナラ」のプロット受付まで↓