小説の紙出版には時間がかかるというお話
今回は、小説本の出版の流れを書いてみたいと思います。まぁ、知ってる方も多いとは思いますが……。
まずはざっくりとしたプロットの【打ち合わせ】。
次はどんな話を書きますか~?という。
シリーズ物の場合は、キャラクターや世界観が決まっているので、
新規で書くよりも、プロットは時間がかからないですね。
そして作家さんからあがってきた【プロット】。
修正したりして完成!となると、【執筆】に入ってもらいます。
売れ行きに一番関係する部分は、実はこのプロットの段階です。
キャラやお話が面白いかどうかは、すでにこの最初の段階で、
ある程度決まってしまっている、という……。
もちろん、書きあがってみないと、本当に面白いかどうかは
わからないものではありますが、ネタが一番大事、というのは
小説もドラマも映画も、変わらないかなと思います。
原稿が書きあがると、【脱稿】となり、編集者が原稿を読みます。
初めの原稿ですので、初稿と呼びます。
大体の場合、修正が入ることが多いです。
もちろん、修正なしでそのままOK!という場合も
あるかもしれませんが。
その修正をどこまでやるか、というのを作家さんと相談し、
原稿を修正してもらいます。
これを、【改稿】と言います。
改稿は、1回で済むこともありますし、
大長編であったり、あまりにもひどい初稿の場合は、
何度も改稿を行ったりします。
そして改稿が終わり、【完成稿】となると、
いよいよ印刷所に【入稿】となります。
ちなみに印刷所に入稿するのは、当たり前ですが、紙の本だけです。
電子書籍は印刷所を介さないので、
紙の本より、だいぶスピーディに仕上がります。
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