プロを目指す小説講座 その2.自分の個性を知り、弱みを克服する

記事
コラム
2人が購入しています
user
あいこ@現役プロ編集者
2人が購入しています
第一回目は「自分の強みを見つける」
ということで、記事を書きました。
最初はこちらから読んでいただいたほうが、
理解が深まるかと思います。

第二回目は「自分の個性を知り、弱みを克服する」です。
「弱みを知る」ことは、実は自分自身の個性を知ることでもあります。

第一回目の最後にもちょっと書きましたが、
「強み」の裏には、「弱み」があります
実は、「強み」と「弱み」はセットなんです。

「強み」を知り、自分自身の「よいところ」を
最大限に活かしていく、ということは、もちろん
大事なことなのですが、実はそれ以上に、
弱みを知り克服する、ということは大切だったりします。
特にプロを目指す方、投稿でなんとか賞を獲りたい方にとっては必須です。
長年、投稿しているけど芽が出ないとか、
同人誌を発行していても読者が増えない、
なんて人は、自分自身の「弱み」に着目してみる必要があります。

「長所だけ着目して、伸ばせばいい」とか、
「よいところだけ見るようにしよう」とか、
口当たりのよいことを言いたい気持ちはあるのですが、
投稿作を読んでいると、実際はほとんどの原稿が、
「短所をどうにかすれば、ブレイクスルーしそうだな」
というところがあります。

つまり弱みを知っている人と、知らない人とでは、
書き方に雲泥の差が出る、ということです。
そしてそれは、投稿作でなくても、よりよい小説、
面白い小説、読者の心に残る小説を書くためにも、大切なことです。

あなたは、自分の作品の弱点、弱みを知っていますか?
ひいては、自分自身の作品の「個性」を明確にわかっていますか?

知った上で書いているのなら、ぐんぐん上達していけるでしょう。
知らない人は、実はスタート地点にもまだ立っていません。
弱みを知らないのに試行錯誤していても、よくて大きな回り道、
場合によっては目的地にたどり着かないかもしれません。
それくらい、弱みを知ることは大切です。

「弱み」なんて本当は知りたくもない、
そう思う人も多いかと思いますが、人間には趣味嗜好、
これが好きだけどあれは嫌い、これは得意だけどあれは苦手、
という個性があります。
「弱み」を知ることは、自分自身の個性を知ることです。

個性を知った上でなら、「自分自身を最大限活かす」
ということができます。
本当はピアノの才能があるのに、
あまり好きでも得意でもない英語ばかり頑張っていても、
道は開けないのと同じです。

それでは、まずはあなた自身の「個性」を見極めるために、
「弱み」を知ることから始めましょう。


1.自分の弱みを知る方法

この続きは購入すると読めるようになります。
残り:14,223文字
プロを目指す小説講座 その2.自分の... 記事
コラム
500円 2人が購入しています
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す