サイエンティストの独り言2(数字で理解してはいけないダイバーシティ)
こんにちは。Dr Anonymousです。
本日は,私の独り言を載せます。タイトルは,「ダイバーシティとは何か」です。
近年,SDGsの中でもダイバーシティに関連する内容が記載されています。では,そもそもダイバーシティとは何でしょう?
直訳すると多様性を意味します。人種・年齢・性別・能力・価値観など様々な違いを持った人々が組織や集団において共存している状態を示すと述べられていますが,これくらいなら皆さんもご存じであると思います。
ここから私の目線から見た多様性について語りたいと思います。
私は,以前,人間という個体を数字で見ていました。まず,これから話す内容における前提知識をいくつか説明します。
キーワードとして平均値,最頻値,中央値などの代表値,外れ値を理解する必要があります。
平均値は,例えば10人の学生のテストの点数の合計を10で割ったときに算出される値です。最頻値は,この10人の点数を(5,6,7,7,8,8,9,9,9,10)としたときに一番多い9点となります。中央値は10人の得点を大きさ順に並べた時の5人目の得点なので8点です。外れ値は,平均値からめちゃくちゃ異なる値のことです。
私は,よく他の人から変わっていると言われることがありますが,子供のころは,これを自分は平均値から外れた外れ値であると思っていました。その分,他の人よりポテンシャルがあると解釈していたんです。
しかし,平均値は外れ値も含めた代表値なので,逆に言うと外れ値の影響によって大きく真の値からズレます。
したがって,ある時期からは,平均的な人のことを中央値的あるいは最頻値的な集団と呼ぶことにしました。
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