カーボンニュートラルって何?何で必要??

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カーボンニュートラルって何?


こんにちは!ザックと申します。

「カーボンニュートラル」、昨今メディアにて聞かない日は無いほどに世間を賑わせているキーワードです。

然しながら、概念としては理解しているつもりでも、正確に理解されている方は少ないのではないでしょうか?

本ブログではそういった方々の疑問解消に少しでもお役に立てるよう、分かりやすく解説して参る所存ですので、最後までご覧頂けますと幸いです。

言葉だけ先行してますが、そもそもカーボンニュートラルって何?って事から触れていきたいと思います。

先ず、カーボンニュートラル宣言をした当時の菅首相は次の通り所信表明しております。

我が国は、二〇五〇年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち二〇五〇年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことを、ここに宣言いたします。
出典元:第二百三回国会における菅内閣総理大臣所信表明演説|首相官邸
その所信表明に対し、環境省は次の通り補足説明しております。

「排出を全体としてゼロ」というのは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」※ から、植林、森林管理などによる「吸収量」※ を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることを意味しています。※人為的なもの
出典元:カーボンニュートラルとは|環境省 脱炭素ポータル

要するに社会活動、経済活動の中で排出される温室効果ガスを、実質0にしましょう、という事ですね。

ここで敢えて“実質”と付けた理由は、現実問題として温室効果ガス排出を完全に0にすることは非常に困難だから、という共通認識がある為です。

その為、どうしても排出されてしまう温室効果ガスは、地面に埋めたり、大気に出ないように吸収することも視野に入れ、“実質”と表現しております。

何故カーボンニュートラルが必要?

この点は環境省が非常に端的に次の通り理由を説明しております。

気候危機を回避するため、いまから取り組む必要があります
出典元:何故カーボンニュートラルを目指すのか|環境省 脱炭素ポータル
では何故いまから取り組む必要があるのか、私の見解は次の通りです。

温暖化の流れは不可逆かつ温暖化対策は取組に時間を要する為。

先ず「不可逆」という部分ですが、大気中の温室効果ガス(主にCO2)濃度は右肩上がりです。気象庁が示している以下グラフをご覧頂ければ、一目瞭然です。

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出典元:温室効果ガスの濃度変化|国土交通省 気象庁

また温室効果ガス排出量の実質0を目指す為には、技術開発やサプライチェーンの構築に相応の時間を要します。

例として、水素の取り組みは下図の通り2050年までのロードマップが示されております。
裏を返せば、水素の普及には2050年まで時間を要すると言う事です。

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抜粋元:今後の水素政策の課題と対応の方向性中間整理(案)|経済産業省

最後に

さて、今回は「カーボンニュートラルって何?」と、「何故カーボンニュートラルへの対応が必要なのか?」の二点に言及しました。

今後もこのようにカーボンニュートラルという馴染み難いテーマを極力端的に解説して参りたいと思います!

ありがとうございました☺️




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