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【イラスト】真っ白な女の子を描いてみました

こんにちは!女性向け広告マンガ家の植木るいです。ココナラではHPコンテンツ周りのマンガやLPマンガ、SNS投稿用のマンガなどを主に制作しています。今日は漫画制作をしていたら急にペンタブレットのペンが勝手にブルブル動いて全然思い通りに作動せず‥長年使い続けたペンタブですがついに寿命を迎えたようです。なので、すぐに初めての液タブレットを注文!ちなみに、ペンタブレットは専用の板があり、そこでペンを操作して画面を見ながらイラスト・漫画を描きます。液タブレットは専用のタブレットに直接イラスト・漫画が描けます。漫画家やイラストレーターは自分の描き方に併せて好きなほうでイラスト・漫画制作をしています。私はパソコンでお絵描きを始めた当初からペンタブレットを使用していました。画面を見ながらイラストを描くのは初めてでしたが、何とか練習していくうちに今ではなくてはならないものになっておりました!そんなペンタブとも今日でお別れ‥なんと約8年持ちました!今までありがとう・・!先月もイラストを描いていました。それがこちら!白を基調とした女の子です。色を縛って塗るのハマりました。世界観がとても出るので良いですね。光の当て方でイラストはグッと引き締まりますね!私が絵を描くようになった理由ですが、母が生粋の漫画好きで、今はかなり落ち着きましたが、当時はりぼん・なかよし・ぶ〜け(懐かしい!)きみとぼく、別冊マーガレット・花とゆめなどその他ジャンプ、ガンガンの漫画などたくさんの漫画に囲まれて私は育ちました。そんな充実した漫画の世界に包まれていると読むだけでは物足りず、絵を描くことになっていくんですね。不思議です。物
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【パン耳とラフを無制限ノック】

実家へ行ったら何故か沢山のパンの耳を貰いました。実家はパン屋ではありませんが、母が無類のパン好き。きっとどこかのパン屋さんで耳を仕留めてきたのでしょう。仕留めたらそれで満足するというのは、釣った魚に餌をやらない的なやつかしら。それともキャッチアンドリリース?そのリリース先が私の模様。油で揚げるとカロリー爆弾になるから、フライパンでバターとお砂糖で弱火でジュウ!ラスクもどきが完成!微かにしっとりしてるから、売っているラスクより食べ応えがあるようなないような。とりあえず美味しいって事は間違いないです。じっくり炒めながら、出品のラフを何回まで無料にするかを考えてみた。最初は2回までだったんだけど、よくよく考えたらそれじゃ足りないよなって。ヒヤリングをしまくっても百聞は一見にしかずだから、ラフこそ一番の要じゃないかなと。ぶっちゃけて言えば、水彩紙に線画を描いてそれを修正するって、めっちゃ紙へのダメージがあるんだよね。着古したセーターの毛玉みたいに、紙だって毳立つんだよ。あ、けばだつって初めて変換したかも。凄い漢字だ…毛が、毛がいっぱい。とにかく毛のせいで線画一からやり直し〜なんて、漫画家さんがネーム没にされるような切ない事は断固避けたいので、一身上の都合によりラフは修正無制限無料としました。水彩紙、高い。それより線画やり直しはもっと辛ぁ。これはiPadでのラフ。便利だよね、いつでもどこでも絵が描ける!それが分かっていてもアナログの民をやめられないのだ。パン耳ラスクの話に戻るけれど、それをおつまみに(おやつでは?というツッコミは却下します)Xのフォロワーさんから頂いたクリスマスプレゼント
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【サンタは窓から来る】

メリークリスマスイブ!我が家は今夜がクリスマスパーティーという事で(だって明日は仕事だもの)、サンタさんには昨日の夜中に来てもらいました。嘘です、今朝私がチビの枕元に起いたのだ。シャチのぬいぐるみが欲しいと言う事で、密林を検索して獲得したシャチは程々に大きくふわふわですべすべ……彼女のハートにストライクした模様で、可愛いを鬼連呼して頬擦りしてました。昨日の夜、「ママ、うちには煙突がないけど、どうやってサンタさんは来るの?」と曇りなきまなこで問われ、「窓から来るのよ」と息を吸うように嘘をつきました。そもそも日本家屋に煙突なんてないし。しかもその後、「サンタさんは何で娘ちゃんがすきなものを知ってたのかな」と言うので、「ママが英語でサンタさんに手紙書いておいたんだよ」と息を吐くように嘘をつきました。どうせ騙くらかせるのもあと数年なんでしょ?自分がいつサンタさんはいないと知ってしまったか、覚えていないくらいには幼い頃なんだろうね。ご馳走食べてケーキも食べて、お腹膨れてごろりとしながらスマホでこのブログを打っております。後でiPadでUPするよ。牛になる?知らねぇ!牛になるのが怖くて、満腹で寝転がるという幸福を味わえるか!!そうそう、展示会用の絵が完成しました。ベタ背景にすると引き締まる魔法。ちなみにドクターマーチンのカラーインクを使ったんだ。多分今はもうない……次点は墨汁かな?テーマが「アンティーク・メイド展」なので、黒髪メイド(単に黒髪が好き)を描きました。もう少しストーリー性を持たて、彩度を極限まで落とした色調でもう一枚別の絵を描いてみようと思ってみたり。それで画材屋さんで水彩紙と
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【どんぐりとエビは基本同じ】

今夜のご飯は砂肝炒めです。献立なんか興味ないわーと思われますよね?私も興味ないです。ただ砂肝、安いんです。でもそれ以上に魅力があって、むしろこっちのために買っているようなもの。砂肝の下処理!楽しい!めっちゃ楽しい!!みなさんもどうぞネットで調べてやってみて下さい。私はキッチンバサミでブチィと切り込み入れてから、キッチペーパーで挟んでむしり取ります。試してみてね!他にもスナップエンドウの筋取り、フキの筋取り、エビの殻と背わた取りとか大好きです。でも玉ねぎの皮剥きは嫌い……ピラピラ舞うし微妙に取れないし、ぶっちゃけ腹が立ちます。で、冒頭のどんぐりに戻ってみます。忘れてました、どんぐりなんですよ。チビが1歳の頃から、冬になるとどんぐりを剥くのを趣味にしているんです。齧歯類か何かか?というくらい、延々とどんぐりを剥くんです。どんぐり剥けるんだ〜と、何か変な感動を覚えた記憶があります。数年前ですね、未だに剥いてます。あと木の肌?とか。どんぐりはともかく、食材の下処理って嫌いじゃなくて、むしろ好き寄りの好き。絵にも下処理というか下塗りがあって、イメージで色を置いていく方もいれば、割と完成の色に違い色を置いたりと、それぞれです。私は両方ですね、しない時も多いです。部分的に全く違う色を置いて髪を塗り込んでくのが好き。そう言う意味では、水彩って扱いやすい画材だと思います。って語れる程、多種多様な画材と仲良しした事ないですけどね……説得力皆無。透明水彩って、絵の具をパレットとかパンって入れ物に出して乾燥して固めてから、そこに水を加えて溶いて使うんです。だから、今日はここまでにしよーっと、と雑にパレ
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【線画派閥リベンジ】

前回タイトル回収するのすっかり忘れていました。線画を何で描くかというのは、二つの大きな派閥に分かれます。これ時世的なあれじゃなくて、線画は何で描くの?って平和でクリーンな話題だから大丈夫。鉛筆(又はシャーペン)なのかペンなのか。両方何度も試してみた私は、シャーペンに落ち着いています。0.3mmを使ってるよ。ペン派も色々と種類があるし、そこへインクの沼も出来てきて……今のインク、凄いんですよ。キラキラしたり分離したり、画材としても優秀すぎる。下手に手を出すと帰って来れなくなりそうなので、インクには手を出さない予定。でもとても惹かれるものがあるので、今後は警戒しないといけないジャンルだな。そんな感じで私はシャーペンに落ち着いて、トレース台もたまに使ってみたりするけれど、アタリを描いて描き込んでーってやっていくのが最近の線画の描き方です。コロコロ練り消しを転がすから、紙は摩擦に強い子が好き。今日はここまで!と筆を止めたのがこちら。肌と髪と瞳が、8〜9割仕上がってる状態です。ちょっと後毛増毛しすぎてしまったので、ひょっとしたらひょっとして描き直しとなりそうな予感がしますが、展示会は2月なのでとりあえずこちらさんはこのまま塗り進めていこうかなと思ってます。ほら、まだ期間あるし割と筆は早い方だし。とか言って、いつも搬入締め切りギリギリなんだよなぁああああ!だからポストカードとかも作れず、原画のみ慌てて送り出している。余裕ぶってうぇーいとか夏休みを自堕落に過ごし、ラスト1週間とかになって読書感想文とか自由研究なんて大物を残すんだよ!あと地味に天気の記録とかもまとめて適当に書いてた。日記を捏造
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【線画派閥】

今日凄く寒かったですね。今年の冬は口ほどにもないわ〜とか余裕ぶってた自分、いと浅はかなり。でも去年の私とは少し違うのだ!腹巻きパンツとレッグウォーマーを導入して、隙間風の余地なんてミジンコほどもないもの!色気なんて遠い彼方に置いてきて久しく、恥じらいという単語が消える日も近いのではないだろうか。……本当に失くしたらリアルに何か色々なものを失いそうなので、最低限の恥じらいは持っておこう。でもね、突然だけど月経カップって知ってますか?シリコンで出来た円錐型で、手のひらにちょこんと乗るカップなんですけど。これまで月経=ナプキンorタンポンの二台巨頭の界隈にピンヒールで割り込んできた強者です。今でこそドラッグストアでも見かける時がありますが、使い捨てじゃないというだけでもう凄いという語彙しかない。使い方は割愛するけれど、雑に言うならば「中に突っ込んでカップの中に血を溜めて捨てるんだよ」と言った感じ。かれこれ10年以上使い続けてるでしょうか。シリコンなのでへたる事もないですが、こやつを月に6日程、1日に最低2回なので毎月合計12回は、指を血まみれにしながら自分の内臓に突っ込んだり出したりしているわけです。最初は新鮮味のあったこの作業も慣れに慣れてズルズルな付き合いをしていたら、ふとした瞬間に自分を俯瞰して見てしまったんです。中学生の頃、ナプキンをクルクル丸めて捨てていた可愛かった私。それが今はお猪口みたいなブツを膣にぶち込んで血が溜まったら捨てている。タンポンを覚えた時にはなかった感傷の様なものを、ひっそりと感じてしまったのです。言語化出来そうで、でもしたらもっと失くしてしまいそうだから
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【ラフは情報量が命】

雰囲気が分かればいい、という時もありますが、それは自分で自分の頭の中のものを書く時に限ると思うんです。出品しているアイコンと一枚絵はどちらとも下絵と塗りラフを2回まで無料と設定させて頂いているのですが…これって多い?普通?どっちなの??手探りも何も本当に最初のご依頼の時に、クライアント様との共同作業が出来れば万々歳かなと。だってほら、私の絵だけど私の絵じゃないじゃん。クライアント様のための絵を描く、それがご依頼なわけで。過去に某クラウドサービスでアイコン作らせて頂いた時も、何度もラフをやり取りした記憶が蘇ってきました。…やっぱり3回にしとく?今後私に依頼してくださる神な方がいらっしゃいましたら、これだけは声を大にして伝えたい。情報量は画像でも自分で描いた絵でも何でもいいけれど、だからもちろん文章だってええんですよ。伝われば何でもいい、フィーリングだけでも問題なし(いやあるか?)!こんなMr.ジャイアンツもびっくりな感覚的なブログを書く私は、まあまあ良い感度の受容体だと思っています。そうそう、今日ART*sLABoさんの展示会にエントリーしました!久しぶり!やったね!!『アンティーク・メイド展』ですって。セピア色が並びそうな予感がしますが、可愛い空間になりそうなのは太鼓判です。その線画になりそうなのがコチラ。SMサイズにどかんとお顔を描くの楽しみ〜とか思っていながら、最終的に全く違うものが出来るのはあるあるですね。ちなみに最近のブームはチャイです。
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【来年の話】

…をすると鬼が笑うって言うじゃないですか。何なの?鬼って笑うの?そもそも鬼って何なの??明日の事が分からなくたって、自分のスケジュール管理はしたいもの。忘年会には参加出来なかったから、新年会は私都合の日にちにしてくれるという、みんな神なの?的な職場の良き同僚たちよ!今年も残すところあと僅かなわけで、せめて今年の何かの痕跡を残したいとココナラに登録してみた12月。ご依頼はさっぱりだったけど(まだ数日残ってるよ!諦めるな私!)、何故か閲覧数が伸びているこのブログ。……何で?何の役に立つ事も書いていないのに。頑張って毎日更新しようとこっそり決意表明したけれど、早々に夢敗れて挫折と言う名の山河ありって感じになってしまった。まぁ、日記もろくにつけられない私には無謀だったんだ。少しでもペンや筆に触れたらブログを書こう。今日はこれだけ頑張った、とかでもええじゃないか。そうそう、ホネ山さんって透明水彩界ではその名を知らぬ者はいないという伝説のブロガーさん(?でいいのか?)をご存知でしょうか。知りませんか?ググりましょう!『だから私は、ストーンヘンジアクア』の名言を遺して下さった神ですよ。それにあやかってお試しで買って描いた絵がこちら。ちょっとメイキングっぽく画像貼ったけど、表面がアルシュ 極細(くそ高いけどスパダリみたいなパフォーマンスをしてくださる高級ホストみたいな紙)みたいなすべすべ感…。じゅわっとした赤い●つねのお揚げみたいな滲みはなかなか出せないけれど、私みたいな毛を命としている(何だか微妙な言い方だなぁ)絵描きには、ホットプレスの滑らかさが丁度良いのです。ホットプレスの話はまたいつか
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【朝活しながら寝かしつけ】

突然ですが、寝かしつけって基本的に夜だと思うんです。赤子だと、初期の頃は朝寝、昼寝、夕寝のオプションがついて、段々と朝寝がなくなり夕寝がなくなり昼寝がなくなり……この昼寝がなくなるのが長かった。文章だったり絵だったり、私は夜の方が断然筆の進みが良かったタイプなのですが、この寝かしつけという儀式を要する生活になってからは夜活から足を洗いました。だって無理なんだもん、眠いもん、一緒に寝ちゃうもん。それでも頑張って起きてフリーダムな時間を嬉々として描いて過ごしていると、ママ〜と泣きながら起きてくるんです。何で?さっきまで熟睡してたじゃん!さようなら私の自由時間、せめて筆だけは洗わせて。そんなこんなで現在、私の体力と睡魔とお布団の誘惑が良い感じに均衡が取れた時だけ朝活しています。早起きは三文の徳。確かに少し得した気分になるし、誰にも邪魔されないほんの少しの完全自由時間サイコウ。……なーんてね。そんなね、上手く行くわけないんだよ!分かってるよ!!ここ数日朝活してるけれど、2日に1回の割合で寂しかったってしくしく泣きながら起きてくるんです。何で?さっき見た時はよだれ垂らして寝てたじゃん!そんなわけで明け方の寝かしつけがNew!みたいに現れた結果、今朝の進行度がこれくらいです。でもちょっと良い感じに塗れてるのでは?と思えると、コツコツ隙間時間を見つけて描いていくモチベーションになります。………頑張れって応援して欲しいなぁ_(ゝ「ェ:)ノ
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【ひと手間は多分要る】

水彩紙って色々なタイプがあるけれど、私はもっぱらブロックタイプを使ってます。こう、付箋紙の糊がついている面が全面で、一部分だけ剥がれている(語彙力…)感じ。伝わってる?伝わってない?伝わってる体で進みます。これが側面がしっかりがっちりくっついてるから、水張り不要だよ!がキャッチコピーなんですけど、私はわざわざ切り離して水張りしてます。こう、線画を描いた水彩紙を水でびしゃーってやって、専用のマスキングテープみたいなやつで木製パネルにびたって貼る……伝わってる事にしよう!水張りは塗ってる時に絵の具の水分で紙がたわまないようにっていう前処置。それが要らない筈のタイプなのに、メリットガン無視してやってます。ちなみにパネルはパネル張りって特有の技がありますが、説明どころか貼る技量もないです。上手な方にポイントを教えて欲しい、割と切実に。これは今日の我が家の壁(隣にカレンダー)です。水張り後や制作中の絵は大抵壁に掛かってます。邪魔にならないし子供の手が届かない、これ大事。たまに落っこちて、あぁぁあああああ!!ってなるから、引っ掛かかる部分は頑丈にしましょう。上の絵は完成したら参考画像に載せる予定です。その後はBOOTHに納品しようかな。
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【アナログの民は沼がいっぱい】

毎回絵を塗る前に、私はパレットの色を選別するところから始めます。いや、めっちゃあるんですよ。ハーフパンって、人差し指くらいの大きさのケースに絵の具を絞って乾燥させてあるのが何十個って。ちなみにこれは、ココナラのアイコン絵を描いた時のパレット。チューブを直接絞り出す人も多いけれど、私は色と名前をマッチングさせて覚えるのが苦手なので、ケースにメーカーと名前を書いたシールを貼り付けてます。奥の方にギラギラしているやつや(本当に凄くギラって金色に塗れる)、一番下の暗い色だけど塗ると分離するんだぜ私たち!みたいな絵の具とか、とにかく色味以外のポテンシャルを持っているのが多い。絵の具以外にもテカる謎の液体とか、絵の具の成分を分解させる謎の液体とか、とにかく集め出したらキリがないです。メーカーも国内外いっぱいあるからね!強者は個人輸入してるよ!そんな感じで今日も絵の具と戯れ?ます。
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絵は果てしない

「こういう絵が描きたい」と思う絵を他の人が描いてたとするじゃないですか。悔しいじゃないですか自分が描きたかったと思うじゃないですか。悔しいから真似するんですよ。人には絶対見せない絵で。そしたら「こんな感じで描いてたのか」っていうのが分かった気になるんですよ。その後にオリジナルの絵を描いてみるんですよ。他人風の絵っぽく描こうとするんです。これも人には見せないんですけど。そういう事何回もするんですよ。色んな人の絵で。でもレベルが追いついてなかったりとか自分の手癖が混ざったりとかしてなんとなく自分の絵が変わってきた気になるんですよ。でもオリジナルを何枚も描くうちにすぐ元に戻るんですよ。戻るなよ俺と思いつつまた真似するじゃないですか。全然自分の絵がいい絵にならないなと思うじゃないですか。そんな時、俺の絵を見た人に個性があるねとか言われるじゃないですか。単純にその気になるじゃないですか。でもすぐこのくらいの個性では勝てぬ太刀打ちできぬとか思うんですよ。永遠にその繰り返しで現在に至ります。まだ全然太刀打ちできないでいます。(俺の心の「満足の魔人」に)
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やっとココナラ始めてみました!

初めましてKotoneです^^この度初めてココナラを初めてみました・・・!これまで、インハウスデザイナーやインスタメインで活動してきたので、作品を見せる一方でした。せっかく描いたものを自己満足だけで終えてしまうこともそうだし、自分の特技でご縁をもっと広げていきたいな、という思いで始めてみました・・・!ブログ機能もあるなんて・・・!こちらでは、作者の人となりとか作品ができる過程などをお見せしていきたいな〜と思います^^始めたばかりのひよこココナラクリエイターですが、どうぞよろしくお願いします🤗!
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NETFLIX事件

最近はテレビでもアプリからアマゾンプライムビデオやNHKプラスの動画を見られて とても便利ですね。 我が家はケーブルテレビ、BS、WOWOW、グリーンチャンネルと テレビには結構なお金を払っているのですが 以前、どうしてもNETFLIX限定の「浅草キッド」が観たくて、一瞬加入していました。 すぐに解約していたのですが、、 先日、逸ちゃんがテレビのアプリを操作していてよく考えないで「はい」と答えた結果私のメールに 「NETFLIXにご登録ありがとうございます!」 というメッセージが届きました。 さっき逸ちゃんが「戻れない」とかブツブツ言ってたのはこれか!!しょーがないからNETFLIX限定の動画を何か見てやろうと思いましたが 観たいのがありません。何かお勧めありますかね?? それにしても、メアド登録してるんだから再開する前に確認取ってほしいですよね?? こんなんじゃ子供だって勝手に再開させちゃうじゃんね。 チャットの問い合わせで、すぐに1か月後の解約には対応してくれたけど、なんかモヤモヤします。
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初期のころの絵です♡

初期のころもたくさん初めましてのVさんを描かせて頂きました(*´▽`*) その方がどんな方なのか Twitterで過去にさかのぼってたり イチナナの配信で潜って どんな方なのか勉強しました(*´▽`*)♡ どの方もみんな優しくて Vさんがどんどん好きになりました(*´▽`*)♡いろんなVさんが居ておもしろいですよね!みんな人を楽しませたい!って気持ちがとってもキラキラ輝いていてみなさんとっても魅力的です!!Vさんのファンアートもお描きいたします♡その際はⅤさんの許可が必要です♡ファンアートのイラストを絵師に有償依頼してもいいかご確認ください(≧▽≦)♡これからもたくさんのVさんに出会えますように(*´ω`*)♡えりかわ
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月の光

月の出を見たことがあります。大きな満月が山の端から登ってくるのを眺めていました。すごく神秘的でした。日の出 太陽が登ってくる時ほど劇的ではありませんがとても綺麗でした。なんでも月は少しづつ地球から離れていってるそうです。年に3,8センチほど月の軌道は広がっているとか。45億年前 月がまだできたばかりの時は 今より2万2500キロメートルも地球に近く 17倍も大きく見えたそうです。17倍も大きな月 凄いですね。見てみたかったです。 どうして月ができたかというと「ジャイアント・インパクト説」というのがあってどこかの惑星が地球のぶつかって 引きちぎられた一部が月になったという説が有力です。もともと月と地球は一つだったのかもしれないですね。昔「ルーツ」というアメリカのドラマがあってアメリカに奴隷として連れて来られたアフリカの少女が月を見上げて「あの月は アフリカで見た月と同じ月かしら」とつぶやくシーンがなんだか忘れられない。太陽は眩しくて見つめられない。けれど月の光は心に差し込む。心の闇をそっと照らしてくれる。泣き言を言いながらやって来た。でも向き合っているものを諦められない。味方はいない。けれど月の光がそっと「大丈夫よ」と囁いてくれる。
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孤独

どうやら孤独というものは 健康に悪いらしい。人間の体には「コルチゾール」というホルモンがあり、孤独というストレスを受けると このコルチゾールが過剰に分泌される。すると血圧が上がり 脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まり また免疫機能も低下するという。これは心理学者 Jhon Cacioppo氏の説なのだが孤独であることは 喫煙や肥満よりも健康に悪いのだそうだ。ハーバード大学でも「ハーバード大卒の男性グループとボストン育ちの貧しい男性グループの追跡調査ー人生において何が健康と幸福度の要因となるか」という研究を75年間やって 解答が「良い人間関係」と出たそうだ。確かに幼い娘や息子達といた時 大変だったけれど暖かくて優しい幸福感でいっぱいだった。気心の知れた仲間と集まって 楽しく過ごしている時受け入れられている 安心感でリラックスしている自分を感じた。最好きな親友とお茶を飲みながら他愛もない話をするのも大切な時間だ。しかし一人も好きだ。一人で自然や美しい風景を眺めながら 自分や自分の人生について考えるのは心が満たされる。そういう時はストレスを感じない。では 美しい景色眺めながら暮らし 時折家族や友人と会って 人生を楽しむならストレスなく健康的な人生を送れるのだろうか?それは無理! 全然現実的じゃない。そもそも暮らしを維持するだけで なかなか大変なんだ。家庭や職場で 人間の悪意にさらされ それを避けたり防いだりしながら生き続けるのに必死で ストレスや孤立などもう無二の親友と言っても良いくらいだ。だから長生きはできないだろう。けれど最後の最後まで こんな自分にも良くしてくれた人々への感謝と彼ら
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ふるさと

私の同僚は63歳 東京で働いているが 田舎に両親がいるそうだ。年寄りなので 田んぼと畑は人に貸して 慎ましく暮らしていると言う。羨ましい。こんなに羨ましい事ってない。私にだってふるさとはある。しかし もう昔とは全然違う。私のふるさとは東京の港区の神谷町にあった。そこの松平様のお屋敷跡を お父さんの勤めていた会社が買って 社宅を建てた。トイレもお風呂も共同だったけれど 幸せだった。高度経済成長以前の日本で 私たちはまだ生活質素だった。朝の卵は一つを割ってお醤油を多めにして 家族みんなのご飯に少しずつかけて食べたりした。自分の家が貧乏だなんて思わなかった。隣近所だって同じだったから。虎ノ門の方の公園にはまだ防空壕が残っていた。立ち入り禁止のロープが貼ってあった。よく怖々覗き込んでいた。今はもう昔の様子は影も形もない。小学校も無くなった。懐かしいかつての社宅には今は大きなビルディングが建っている。ふるさとの思い出はもう記憶の中にしかない。そのふるさとを現実のものとして 持っている人がいるのだ。なんて羨ましい。しかも他に兄弟はいないのだそうだ。さらに両親ともに高齢とはいえ健在だと言う。「どうして帰らないの?」と聞くと「田舎なんで 帰っても仕事がないんで」でも私だったら帰ると思う。失ってしまって どんなことをしても二度と手に入らないふるさとその価値をお金にすれば お札をこの場所から月まで積み上げてもまだ足りない。いまひとたび そこへ帰れるのなら 全てを振り捨てて帰るだろう。そんな歌があった。「私のいるべき場所  どうして昨日のうちに帰っておかなかったのだろうか?」しかし戻らないもの嘆いて
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魔女

ずっと魔女じゃなくてもいい。いつもはテレホンオペレーター、ハンバーガー屋さんの店員学生、主婦でも月に一度だけ魔女になれたら‥‥月の夜に箒を乗り回して 黒猫を従えて 素敵な魔法をいっぱい使って 楽しいだろうな。いつもは会社員をしている。でも月一のライブで歌っている。いつもは自動車整備工として働いている。でも 週一で愛車のカウンタックを電飾で飾って湾岸を走る。そんな自己実現があってもいい。いつもは普通の人だけど 時折本当になりたい自分になれる。本当になりたい自分を持っているって素敵だ。本当になりたい自分になれるのはもっと素敵だ。してみると狼男はどうだろう?いつもは弱虫で非力な男けれど強くてかっこいい男に憧れている。満月の夜だけ狼男になれる。そして悪をやっつける。ある夜女性が襲われている。狼男の彼は女性を助ける。女性は狼男が好きになる。そして ‥なんだか物語が出来そうだ。ガッツリ今の自分や今の人生と向き合っていると時々押し切られそうになる。だから時々自分を本来あるべき自分に戻して力を与えたい。そうでもしないと 押し切られて飲み込まれてしまう。魔法使いになったらどんな魔法を使おうか?箒に乗って輝く月光の中 世界中を飛び回ろうか?それとも 魔法で55年ほど時間を戻しおばあちゃんが待っているあの懐かしい家へ走って行こうか?
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夜の海

随分長い間 夜の海を見ていない。夜の海は神秘的だ。満月の夜はいい 波が白銀に輝く 高い潮の香り。新月の夜もいい 満点の星がさざめく。夜光虫の光る夜もある。  夜光虫は何か刺激を受けると光るみたいだ。石を投げると 海にあたった所が フワッと緑色に光る。波を掬ってバケツに入れると すごく水が光る。最後に夜の海を見たのはいつだろう?見に行きたいな。波の音に耳を傾けながら ぼんやりしていたりおしゃべりしたりしてみたいな。あまり寒くないといい。南の国でもいいないつになったら海外旅行が以前のように気軽に出来るようになるのかな?もう出来ないのかな?海外でなくてもいい。暖かくて海が綺麗な所なら夜は一人が怖いから友達と一緒がいい朝が来るのも見てみたい。空と海が色がどんどん変わっていく。星が消えていく。やがて 波間から光が溢れる。朝がきたら寝るんだ。シャワー浴びて 窓を開けて波の音を聞きながら ゆっくり寝よう。起きたら 美味しいジュースを飲むのを楽しみに 寝るんだ。そんな超非日常的体験今年はどこかで やってみよう。
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バナナの木

正確にはバナナは草なのだけど 最近ミニバナナの苗がホームセンターで売られていて 欲しいなーと思う。でもバナナが生育し実をつけるのには15°の温度が必要らしい。冬場電気ストーブでなんとかならないかな?とお花屋さんに相談したら「バナナは日本でも外で育って実をつけますよ。証拠の写真もあります」確かにその写真では 家の前のバナナが房をつけていた。バナナは日本でも戸外で立派に育って実をつけるとその人は譲らない。ここ茨城だし 雪はともあれ霜はすごいよ。犬のフィラリアの予防接種に獣医さんに行ったとき「犬のフィラリアはよく聞くけど 日本で人間ではあまり聞かないのは何故でしょう?」と聞いたら「そんな事ありません。日本でもフィラリアは人間に感染します。報告書もありますよ」と勝ち誇る。もちろんそうだろう。けれどこの日本でインフルエンザやコロナみたいに一年に何万人 何十万人罹患するという事実は聞いたことがない。ただ熱帯 亜熱帯のフィラリア症感染は深刻だ。日本の報告は100例くらいだ。その違いはなんなのか? とは聞けなかった。なんか獣医さん 怒ってる?魚は泳ぐ生き物だ。というと「違います。魚だって空を飛びます。」と主張する人がいて困る。飛び魚は正確には滑空しているんだよ。魚だって空を飛ぶかもしれないけど イワシや鯖がオオワシやトンビのように悠々と上空を待っているのを見たことがない。魚が空を飛ぶのは 魚という種族から見たら一般的ではないように思う。もしかしたら自分が間違っているのかもしれなけど。ピンポイントでは日本でもバナナは育ち実をつけるだろう。でも基本バナナは熱帯性の植物なんだ。武蔵野の雑木林はバナナ
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春になれば

2月も後半 3月にもなれば やはり春を  そして花の便りをまちわびる。梅や桜の花が咲き 可愛い小鳥が花を行き交う。そんな春。可愛い小鳥が花を行き交う   主にメジロ ヒヨドリ すずめ何をしにくるのだろう?お花見?  まさかそれはないまだ寒いので 彼らの大好物の虫の類は 少ないよく見ると 花を啄んでは 落としている。花を食べているのではない。落としているのが観察される。なぜ?メープルシロップは大変美味しい。カナダのさとう楓の木からは2月から3月にかけて甘い樹液を採取することが出来ることで知られている。なぜ2月から3月限定なのだろうか?樹木が冬の寒さから身を守るため と記載がネットにあったが 自分は春の芽吹きに備えて 澱粉を糖分に変えて 幹から枝先に栄養を行き渡させるのではないかと推測している。そうだとしたら 春一番に咲く花に集まる小鳥の意図もわかる気がする。 小鳥達は枝の先 花の付け根にある栄養分を食べているのではなかろうか?もしかして少し甘いのかな?鳥も冬は餌が少なくて 大変だ。中には冬を越せないものもいるだろう。2月も末になり 庭の梅の木も 花芽が膨らみつつある。春の花を待ち侘びているのは 人間だけではない。
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金魚

巷では「金魚妻」という話が流行っているらしい。妻が金魚を飼ったら 夫が怒って「出ていけ」と怒鳴る話。いや 金魚飼ってもいいんじゃね?だってキンギョでしょ。普通にキンギョ。どうしていけないの?夫が帰ってきたので どう思うか聞いてみた。「金魚? どうして? だって金魚でしょ?ロトワイヤーとかアラスカンマラミュート レオンベルガーを飼うというならそれなりに熟考しないといけないかもしれないけど」えっ?なになに それ? 犬は飼わないよ。そんなの。ウチ茨城県だし 夏暑いし アラスカンやらレオンやら夏に弱い犬には不向きではないか。夫が犬好きであることは知っていたが まさかそんなことを考えていたとは!多分我が家では 私が金魚を飼っても誰も気にも留めないだろうな。しかし 金魚といってもいろいろ種類があるらしい。何がショックといっても 縁日の金魚すくいの金魚が縁日が終わるとみんな処分されると聞いた時は本当に衝撃だった。そんな闇を知りたくはなかった。金魚でも 商品として高く売れるものは残してそうでないものはハネといって 金魚すくいの金魚にしたりあるいは処分の対象になるという。私が飼うのだったらそのハネで十分なんだけれど。金魚すくいの金魚は飼ったことがある。6〜7年くらい生きていた。もう少し水質管理を徹底して飼えばもっと長生きしたかな?金魚の世話管理はそんなに家庭に負担をかけたりはしない。しかし「金魚妻」ではなくて 妻が犬に興味があり 夫が帰ったらロトワイヤーの子犬を抱いる「大型犬大好き妻」なら やはりちょっと考えた方がいいかもしれない。その際 犬を散歩させる時のスニーカーとして 足に合った良いものを
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スノーピアサー

「スノーピアサー」という映画とドラマがあるのだけど、その内容は置いておくとして 列車の車窓の景色が美しい。 真っ白な氷の世界が広がる。お話では外は氷点下120度くらいという設定だった。映画では7年間 ドラマでは17年間、列車は走り続けて そこでしか人類は生きられないというお話なので もしかしたら乗客はいい加減 白い世界には飽き飽きてしまっているかもしれない。自分は列車に乗ったら車窓楽しみたい派なので 飽きもせず何年でも毎日外を眺めているだろう。白は他の色を写す。例えば 朝焼けや夕焼けの色。月に輝く雪面。ドラマではオーロラも見えた。 残念ながらこの映画の映像ではあまり風景には こだわっていない。 そこを 見たいのだけれど ストーリーには直接関係はない所なので 仕方ないのかもしれない。氷点下120度にもなれば 大気はどんな色に太陽光を反射するのだろう?すごく美しい世界が見られるに違いない。ダイヤモンドダストなんて普通に見られるのだろうな。幻日のダイヤモンドダスト 七色のダイヤモンドダスト蒼月のダイヤモンドダスト 煌めく霧氷のダイヤモンドダストそしてダイヤモンドダストは太陽の移動に従い色を変えていく。地平線の彼方まで光とダイヤモンドダストの世界だ。どんなだろう。列車の中の人間同士の対立や策謀も興味深い。階級 内乱 密告革命 敵 仲間 裏切り。  人の生と死が交錯する。考えてみればこの地球だって「スノーピアサー」みたいだ。宇宙という生存不可能な極寒の空間を地球号は疾走する。かろうじて大気圏内だけで生きられる生物達が 階級 内乱 密告策謀 裏切り‥とりあえず 自分は車窓を眺めているのが 
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ロバ

イソップ童話にはロバがよく出てくる。川で転ぶと背中に積まれた塩が溶けて楽になる事を知ったロバは いつも川に入るとわざと転ぶ。ある日 背中に海綿を積まれているのに また川で転んで今度はあまりの重さに立ち上がれず 流されてしまいました。とか父と息子でロバを連れて市場に出かけたが、途中出会う人々に「ロバに乗ればいい 父を乗せた方がいい 二人で乗ればいいロバを担いだ方がいい 」など色々言われて 全部その通りにしたら市場に着く前にロバが参ってしまった、とか。結構ロバは酷い目にあっている。想像ではその時代 ロバは身近な家畜だったのだろう。そして牛や馬より安価で 便利で 侮られていたのだろう。いつの時代でも 安価で 便利で 身近なものは軽蔑される。それがなくては困るのに。でもロバが転ぶと背中の荷物が軽くなるのを知って川に入ると横になるというのは ありそうな話だと思う。私の知っているハルカという馬は大人しくて 扱いやすい小柄の馬だが飼付の時間になると ちょっと重心をずらして乗っている人を落とす。そしてご飯を食べに厩舎に走っていく。もちろん乗り慣れている人なら そう簡単に落ちないのでハルカちゃんも諦めて乗せているが 初心者のレッスンの時は ご飯が食べたくてやってしまう。でもハルカちゃん可愛い。すごく人馴れしていて すぐすりすり寄ってくる。甘えん坊なんだ。きっと我慢が足りないんだな。川に流されないか心配だ。30年以上前 勤めていた牧場にはロバがいた。ロバはオーナーの趣味で飼われていただけで 特に仕事はない。いつもボーとしていた。牧柵の近いところに立って 朝見ても 昼見ても夕方見ても同じ姿勢でボーと
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とうもろこし

去年100均で買ったとうもろこしの種を植えたが 出来が良かった。実が甘くて 生でも食べられた。今年も試してみようと思う。ただそのトウモロコシは背が低いのでキジに狙われた。キジはカラスもそうだが 一本一本綺麗に食べていくのではない。実って美味しくなった部分だけ 次々につついて食べていく。何もしないと 人間にはキジの食べ残しの部分だけしか残らない。土を耕し、石灰と肥料を撒き 種を植えて 雑草をむしるなど労力を尽くした人間が一番良いところを収穫するのは正当だと思う。 キジは何にも協力してくれなかったじゃないか。でもキジも好きだ。特に雄は立派で綺麗だ。春の親子連れも可愛い。春 キジが子育てに入る時 畑で蛇が参っているのを見かけるがあれは キジのお父さんの仕事らしい。子供を守るため ナワバリの中にいる 雛を狙う蛇をやっつけるのだという。コジュケイを見かけることもある。臆病な鳥のくせに大きな声で鳴く。ここは 野鳥や野生動物が多くいる。彼らと良い関係を保ちたい。やはりトウモロコシは一部囲って一部開放するしかないのかな?隣の葡萄園ではハクビシン避けに大きな犬を飼った。数年前スイカを作った時 スイカに見事にまんまるい穴が開けられて中の赤い実が綺麗に食べられていた事があった。もしかしてそれはハクビシンかもしれない。ハクビシンは葡萄を食べる時 一つ一つ ちゃんと皮を剥いて食べるのだそうだ。とても丁寧な動物だ。可愛い。採算優先の農場ではない。家庭菜園なんだ。なんとか 彼らキジやハクビシンや タヌキらとうまく バランスをとってやっていきたい。ここを追われたら 動物も私もどこへ行けというんだ。
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桜咲いたら

日本に一千年を超える樹齢の桜が3本あります。一つめは福島県の三春滝桜。滝桜というようにしだれ桜、ベニシダレザクラという種類だそうです。桜の花が滝のように咲いて、見る者を圧倒するとかちなみに樹齢は1000年を超えるそうです。二つめは山梨県の山高神代桜。これは樹齢2000年 日本最古にして最大の桜です。2000年前というと日本では弥生時代。海外ではローマ帝国初期に当たります。それ以来、どれだけの文明が栄え滅び 何人の人が産まれ夢み、希望と絶望の狭間で去っていったのでしょうか?三つめは岐阜県の根尾谷淡墨桜。花の色が淡いピンクから白へ、散り際に淡墨色へと変化することからこの名前が付けられたそうです。この桜木は樹齢1500年。1500回以上そうして花を咲かせ散らせています。桜の花を見ていると「春だー」と感じます。気がつけばいつしか日も伸びてきた。緑色の草も黄色いたんぽぽも生えてくる。寒くて凍える日も消えていく。心が少し明るくなるようです。それは多分私だけでないと思います。千年前の人もそう感じたのではないかな?そして千年後の人も。もう何千年も前から桜は日本人に春を告げてきたのですね。この後、また何千年も春の初めのほんのひととき花を咲かせ散らせ続けるのでしょ。その永遠を今年も見に行こうと思います。
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チスイコウモリ

病院で採血する時 肘の内側を出して 血管に注射針を刺すのですが私の血管は 特に右腕のは外側から全然見えません。左はうっすら見えるような気がする程度で 看護婦さんは少し困った顔をして何度も指で確認してから 針を入れます。さすがにベテランの看護婦さんは上手に採血します。苦痛も少ない。けれど新米さんとか不慣れな看護婦さんに失敗されたことは何度かあります。 そういう時、私は「大丈夫ですよー」と笑顔を作るのですが 内心全然大丈夫ではない。だって痛いじゃないですか。だから注射は凄く嫌いなんだ。 しかし南米に住むチスイコウモリは特殊な視力を持っていて 皮膚の上から血管の場所をリアルに感知するそうです。 すごいぞチスイコウモリ。 人類よチスイコウモリにできる事がなぜ出来ぬ。ところでこのチスイコウモリは社会性が非常に豊かで お互いに助け合うことで有名なのだそうです。赤ちゃんのいるお母さんコウモリは 他のコウモリに赤ちゃんを預けて食事に行くとか。竪琴アザラシなどは絶対に他人の子供の面倒は見ません。(それはもちろん生きる環境が厳しいせいで アザラシは悪くないのだけど)他にもチスイコウモリは仲間が飢えていると 自分が吸った血液を仲間に分けてあげます。その仲間が自分の親族でなくてもそうするそうです。すごいぞチスイコウモリ。なんて感心なやつなんだ。しかも自分が飢えた時に 血を分けてくれた相手を覚えていてその相手が飢えると(恩返しに?)今度は自分が積極的に助けてあげるし そして逆に自分が困っている時助けてくれなかった相手には全く助けないか 助けることに消極的であることが観察されたそうです。チスイコウモリにも
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マンボウ

マンボウは飼うのが難しい、と聞いたことがあります。ストレスに弱く、すぐ死んでしまうそうです。1億個も卵を産むけれど 育つのは2匹くらい。他の魚に食べられるというのもあるけど前に海亀がいるとぶつかりそうになって、驚いて死亡水面で日光浴をしていると鳥に突かれ死亡寝ていたら陸地に打ち上げられて死亡岩にぶつかって死亡仲間が死んだストレスで死亡マンボウの最弱伝説は尽きません。弱い生き物なんですね。水面を横になってプカプカ浮いているイメージですがあれは日光浴をしているそうです。海面と海面下200メートルの深さの所を行ったり来たりしていて深く潜るのは クラゲを食べるために潜るとか海の深いところは水温が低いので 海面上で横になって日光浴で体を暖めるのだそうです。現在、日本ではいくつかの水族館に飼われていて泳いでいると水槽の壁にぶつかって死んでしまうので透明なビニールを張り巡らせたり、八景島シーパラダイスでは円柱状の水槽に水流を作って、壁にぶつからないようにしているなど工夫を凝らして飼育最長記録を更新しようと各水族館は頑張っています。この期を逃さず マンボウを見に行こうと思います。食うか食われるか 生存競争厳しい海の世界でなんの反撃の手段を持たない最弱マンボウがプカプカ水面でお昼寝なんてなんか悲しくて可笑しい。
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宇宙人

こーんなにたくさん星があるのだから 一つや二つ地球外生物が住む星があってもおかしくないと思う。そしてその地球外生物も同じことを考えるに違いない。どこかに見知らぬ生き物が暮らす星がないだろうか? と彼らは科学力の進歩とともに青く輝く水の惑星、地球を発見する。彼らは絶対なんとしても来るだろう。興味しんしんで来るに違いない。目にするものは人類だ。そして人類の構成する社会。まずは観察する。次に宇宙人は地球上で実験を行うのではないだろうか?この段階でこの要素を挟んだら、人間社会はどう変化するのかな?とかとか実験しているような気がする。歴史を顧みて どうしてこのタイミングで こんなことが起きた?というような偶然にしては出来過ぎているような事もあった。それってもしかしたら宇宙人が 絡んでいるのかもしれない。それにしても惑星間を移動できる船を持っているなんて素敵だ。どうやって時間の問題を解決しているのだろう?地球に来たのだから 出発した場所はあるのだろう。それはどこでどんな場所なのだろうか?私の子供の頃はアニメも宇宙ものが多かった。今は異世界ものが多い。もちろん異世界ものも好きだけど子供の頃そうだったように 今でも星を見上げると吸い込まれるような気持ちなる。あの遠い星の彼方には何があるのだろうか?いつか人類も宇宙船を開発して 銀河の果てまで行けるそんな時が来るのだろうか?自分の短い人としての一生が悲しい。せめて土星の輪だけでも 火星の赤い荒野だけでも見に行きたいものだ。宇宙人さん 誰にも言わない 秘密にするから(私は口は硬い方です)今晩あたりあなたの宇宙船で連れて行って(太陽系だけでもいいので
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私の子供達が幼稚園生だった時、先生が一番上のお兄ちゃんに聞いた。「大きくなったら何になるの?」お兄ちゃんは「お巡りさん、警察の人、泥棒を捕まえるの」二番目のお兄ちゃんにも同じことを聞いた。「消防士! 火事を消すの」そしてサイレンの口真似をした。そして 一番下の子にも聞いた。 大きくなったら何になりたいか、と。「僕 ぶどう」  しかしさすが 幼稚園の先生、プロである。「そう、立派なブドウになってね」と励ました。年齢が低いと、同じようなことが起きる。小さい子供は深い考えもなく、自分の好きなものを答えるみたい。私もそうでした。私は「花、花になりたい」と答えた。(幼稚園アルバムにも残っている)その後少しして なりたいとは 職業の事(お母さんも可)を尋ねているのだと判明。判明しても答えが出せなかった。なるとはなんだろう?例えば私が花屋になろうが政治家になろうが、私は私ではないか、私は私にしかなれない、そんなふうに感じていた。だったら花でもいいじゃないか。やがて私は成長し結婚した。結婚する前に父が私に「農家にお嫁に行くとなれば、嫌なこと、辛いことたくさんあるだろう。でも雨が降ったら倒れても、空が晴れたらまた起き上がって 花ひらく野花のようでなければいけないよ」この通りではないけど、だいたいこういう意味のことを言った。あれから30年経った。 子供達は成長し 家族みんな仲良く楽しく穏やかに暮らしている。その30年間がどうだったかなんてどうでもいい。私は夢が叶って 立派な野花になれたんだ。多分。
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父と娘

会社の同僚の田中さん(仮名)には、愛する一人娘がいる。まだ小学生なのだけど動物が大好きなのだそうだ。彼女を喜ばせようと「つくばわんわんランド」に連れて行った。彼女はそこで1匹のブラックレトリバー犬と触れ合い、遊びすっかり仲良くなったそうだ。それ以来、「お父さん、私ブラックレトリバーを飼いたい」とねだりお父さんを困らせている。お父さんとしては 愛する娘を喜ばせてあげたい。それに一人っ子で寂しいだろ。ペットがいるのも悪くない。ただレトリバーかぁ〜小学生の娘にその世話を全てさせるのは難しいだろうな。と田中さんは考える。妻は動物には関心がないし。となると毎日の散歩くらいは自分が行くしかないのではないか?しかし田中さんの仕事は一日中立ちっぱなしのなかなかの激務である。家に帰ってから 大型犬に運動させるのはきつい。せめて小型犬ならなんとかなると と思い「シーズじゃダメかい?」と聞いてみる。しかし娘は「いいえお父さん。 私、ブラックレトリバーが飼いたいの」と譲らないのだそうだ。田中さんは山好きだ。副業で山のガイドを務めることもある。田中さんにとって山は素晴らしく、青春であり、人生でもある。当然、愛する娘とも、山の美しさ、その感動を分かち合いたいと願う。だから 娘を山に誘う。しかし娘は「私、山が楽しいとは思わないわ、山って坂道と木しか無いじゃない。どうしてそれがいいと思うの?それよりデズニーランドに行きたいわ。そこには夢があるのよ」とにべもない。そして母親や友達と夢のある場所へ遊びに行ってしまう。父と娘の間には山より高い壁があるのね。
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モンゴル

もう10年位前の話。私の女友達がモンゴルに行った。モンゴルの大平原で馬に乗ろうという企画だった。モンゴルでの乗馬は最初は良かったそうだ。みんなで美しい原野を駆け足して喜んでいた。すると突然友達の乗っていた馬が一直線に疾走し始めた。手綱を引こうが声をかけようが馬は止まらない。ぐんぐん走っていく。友達もなんとか馬にしがみついていたが突然馬は止まり180°回転し、もと来た方角にまたすごい勢いで走った。けれどその馬が180°回転した時 友達はバランスを崩し、落馬したのだそうだ。馬は見る見る彼女の視界から去っていった。見渡せば 恐るべき広さのモンゴルの大地。「私はここで、この広大な大地の上で最後を迎えるのかもしれない」と彼女はこの旅のガイドとインストラクターが馬を連れて助けに来るまで 泣いていたそうだ。なんて羨ましい体験なんだ。私も360°何もない荒野で泣いてみたい。泣き疲れて夜中にみる天の川 垣間見る銀河系の姿に 何を思うだろう?美しい湖も良い。みどり豊かな森や草原も大好きだ。けれど荒々しい岩と土の原野が一番気に入っている。そこは特別な気がする。例えば私はいつも何かの私だ。子供の私。大人の私。女性の私。何が得意で何が嫌い。職業は何で 未婚や既婚 そういった属性がいっぱい山ほどつく。でも荒れ果てた原野や広大な荒野を見ると ただの私に戻れる気がする。いい私でもない。悪い私でもない。なんの定義も持たないただの私。つまるところ電気信号を有する普通のタンパク質。なんでもない私。その感覚がとっても心地よい。このまま土の一部となって数億年 数千億年 移り変わり形を変える星座を眺めていたい。それにして
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タヌキ

私の家の周りにはタヌキがいるらしい。夫は見た、というが私はここでは見たことはない。けれど以前 松戸に住んでいた頃は タヌキ一家が夜毎 庭に遊びに来た。夜食を振る舞ってやると 親は子供にまず食べさせていた。子ダヌキ兄弟の中にひときわ体の小さい子供がいて 食事の時すぐ兄弟に押し出されてしまう。するとお母さんタヌキが鼻で他の兄弟を詰めさせて その子を食事の列に押し込んでいた。やがて子供が満腹になると やっと母タヌキは食事を始める。子供思いの優しいお母さんダヌキだった。知り合いの家ではタヌキを飼っていた。リビングのソファーの上に丸くなって寝ていた。噛み付くから触ってはいけないよ と言われた。なんでもご主人の言うことしか聞かないのだそうだ。野生動物は難しい。難しいから今まで愛玩用や家畜にならなかったのだろう。飼うのは難しいがタヌキは人の近くで もう大昔からよく生き抜いて来ていると思う。雑食性なので生きやすいのかな?警戒心と順応性のバランスがいいのかも。顔に似合わず賢いのかもね。顔に似合わないと言っても 顔が悪いわけではなくて大変可愛い顔をしている。キョトンとした無邪気な顔だ。もふもふしたい。寒い日に膝に乗せたら暖かそう。けれど飼い慣らしてはいけない。野生は野生でいいのだと思う。地球という家があって 人も動物もそれなりにやっていけるのであればどんなにいいだろう。どこの街に行っても人しかいないように見えるけど実はひっそり人のそばで生きている野生動物を密かに応援している。
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虫は考えるのか?

蜘蛛の巣に捕らえられた蝶は恐怖を感じるのだろうか?夏の早朝 成虫になり飛び立っていく蝉は希望を感じるのか?ある暑い日、蜂が獲物を運んでいた。大きい獲物なのでとても運べそうもない。蟻も寄ってくる。私は興味が湧いて 洗濯物干しを中断してどうするのだろう?と観察していたら、結局運ぶのを諦めて 蜂はどこかへ飛んでいってしまった。蜂はこんな時「残念だ」とか「悔しい」とか「今度はもっと小さい獲物にしよう」とか考えるのだろうか?「虫は本能や習性で生きている生物で 感情とか思考とかはない」という意見もあるが 実はひっそりと 虫だって感じるし考えるのではないか と思っている。牛舎小屋にのコンクリの壁に何匹もの蝿が止まっていた。日光でコンクリートが温まるので きっと蠅たちは居心地が良かったのだろう。しかし ハエトリグモはそれを見逃さない。ハエトリグモに襲われて 1匹が犠牲になった。ハエトリグモは獲物を抱え込んで 食事にしようとしていた。とその時別の蠅がフッと飛んだ。そしてそのハエトリグモに体当たりをしたのだ。ハエトリグモは獲物をポトっと落とした。獲物はもう死んでいたがそれにしても なぜ今 別の蠅が体当たりしたのだろうか?牛小屋掃除をしていた私はスコップを手にしたまま 考え込んだ。「もしかして 今 仲間を助けようとした? そんなはずはない。だって君ら蠅じゃないか」あの日以来 もしかして虫にも心があるのではないかと思っている。その話を職場の同僚にした。彼は50歳を過ぎた独身男性だ。「俺は虫にも心はあると思うな。昨日も俺の部屋にダンゴムシがいた。俺は無傷で外に逃してやった」なかなか優しい男である。(部屋
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登山

高校生の時ワンダーフォーゲル部にいて 山に登っていた。私は足弱だったけど 山が好きだった。大学に進学するとき母に言われた。「大学には行かせてあげる。でも山に登るのだけはやめて頂戴」と。それで山を辞めたのではない。ただ大学には馬術部があって 山より馬に夢中になってしまっただけだ。しかし山が好きなのは変わらない。いつか登りたい 槍 穂高 その憧れの峰々。ずっとそう思っていた。けれどきっかけがなくて 行くとしてもせいぜい近所の筑波山に登る位だった。私の職場に山のガイドを副業でやっている方がいた。その方と話す機会があって「高校生のとき上高地から西穂を目指して登ったけれど山荘辺りで 力尽きて 引き返したことがあって悔しかった。いつかまた登りたい」と話したら「西穂辺りは 穂高らしい岩場で危ない所も多い、 ロープウェイを使ってとりあえず独標まで行ってごらんよ。もしそこで怖いと思ったら その先は行かないほうがいい。」と言うのだ。それで 試しに行ってみた。 や!怖い。何これ、落ちたら死ぬじゃない!そんな場所が1箇所あった。この先はおそらくそんな場所の連続なのだろう。とりあえず独標まで行って それで満足だわ。満足なはずだった。それなのに 「みんなで北アルプスを目指そうツアー」に申し込んでしまった。なんでも最初は低い山で練習して最後は槍ヶ岳を目指すそうだ。まあ ちょっとやってみてダメなら やめればいいし…ツアー最初の岩殿山に行ったら 足が遅くてみんなに迷惑をかけてしまった。「あんたなんか山に来るな!」とインストラクターに怒鳴られた。帰ってさっそくジムに入会する。変だな やる気満々じゃないか。
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夕方の光景

太陽が沈んで でもまだほんのり明るくて 家の窓に明かりが灯る夕方。人々は帰宅し お風呂に入り その日の疲れを洗い流す。台所では やかんや鍋から湯気が立ち昇り 美味しそうな匂いが流れてくる。そんな夕方。終わらない1日はない。これからちょっとホッとできる時間。少なくとも明日の朝までは。いや もちろん夜の仕事に行く人もいるだろう。塾に行く子供もいるだろう。これから長い長い夜を過ごさなければならない病院の患者さんもいると思う。今から夜の闇に覆われる。そんな時間。インディアンのチェロキー族の祖父母と少年の話である「リトル・トリー」という小説がある。そこに登場する祖母が 夕方になると外に椅子を出して沈みゆく太陽や移り変わる空の色を眺めるのを習慣にしている という話が忘れられない。 私の家は小説のおばあさんの家のように高い山の上にあるのではないが それでも夕焼けが美しい日は 外のリンゴ箱に座って 空を眺めたりする。「金曜ロードショー」の昔のオープニングが好きだった。夕方の海辺で青年が犬と戯れたり 夕日に煌めく海を眺めたりしている。やがて辺りは濃紺の夜に包まれる。バックには「フライデー ナイト ファンタジー」トランペットのミステリアスな音楽が流れる。もうこれだけで 映画だね。空はいつも美しいが夜と昼が入れ替わる時はいっそうドラマチックだ。美しい夕空を眺め お風呂とお食事をとり暖かい布団に潜り込んで眠れるのならそれは最高に贅沢な人生だと思う。
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サバンナの動物たち

カーサファリをする。木の影にライオン一家がいてサファリカーが複数台で彼らを囲んだ。お父さんライオンとお母さんライオン達 そして可愛い子供もいる。お母さんライオンは私たち人間が囲んでいるせいか落ち着かない。立ったり座ったりしている。車は群れから30メートル位離れてはいるが子供もいるし 心配だよね。お父さんライオンは寝ている。が、やおら立ち上がって私たちをひとにらみ。そして「あんな奴ら ほっとけ!」とまたゴロっと寝てしまった。お母さんライオンも「それもそうね」とゴロっと寝て もうそれっきり起きてこなかった。しっかりお父さんをやっている雄ライオンだった。食事中のハイエナにも出会う事ができた。5匹いて1頭だけ お肉を分けてもらえない。一口だけでも、と側によると 脅されたり噛まれたりして追い払われる。どうしてだろう?いじめ?仲間はずれ?嫌われ者?それとも働きが悪かった?すごく悲しそうに泣いていた。草食動物達は夕方になると丘陵の上の方に移動する。上の方が逃げやすいし 敵を発見しやすいからかもしれない。こんなにたくさんの野生動物がいて みんな考えたり 会話したりしながら生き生きと暮らしている。なんか地球って凄い。アフリカ旅行行って良かった。また 行きたい。行けるかな〜?
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記念撮影

マサイ村へも行った。そこの酋長さんは「斉藤さん」だ。3回聞き返して やはり「my name 斉藤」というので間違いなく斉藤さんだ。マサイの皆様が歓迎のジャンプを披露してくれた。おうちも訪問させてくれた。写真を撮っていいというので撮影した。小さい学校もあった。学校には見えない。ただの物置のような小屋だ。子供達が勉強していた。本も鉛筆もない。黒板と机だけ。なのに 英語を話している。私より数段うまい。子供達が勉強しているところを 写真に撮っていいと言う。金髪の外国人たちがパシャパシャ 子供達を撮っている。私には出来ない、だって失礼だろう。もし 自分や自分の子供達が まるで野生動物のように観光外国人から写真を撮られたら どう感じる?私だったら怒ると思う。私は撮らなかった。撮っていいよと言われたのでちょっと困って「ゼイ ハバ プライド」と言ったらでは外で子供達と記念撮影をしよう。と斉藤さんと先生から提案されたので、みんなで記念撮影を撮った。これならOKよ。斉藤さんに「これ 子供達へのプレゼント」と言って100均で買って用意していた、かわいいメモ帳を沢山渡した。メモ帳の中には「ペン付き手帳」もあってそれは斉藤さんが自分のものにしていた。子供にあやとりをして見せたらちょっと受けた。一緒に遊ぶ。元気で陽気な子供もいる。 恥ずかしがり屋の子供もいる。なんだ日本と全然変わらないじゃないか。この次行く時は 折り紙を待って行って折って見せて受けを狙いたい。
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ハクナマタタ

木山さんからオプションで気球に乗ってみませんか?と提案された。値段を聞いてみると結構高額だ。日本円にして4万円位する。そんなに持っていないわ。と言うとカードが使用可能だという。私はカードはあまり使った事がない。木山さんは 「大丈夫 ハクナマタタね」と言う。気球申し込みの場所に来て カードを使うが暗証番号がわからない。普段カードは使わないし 使うのは乗用車の修理や車検の時だ。その時だって暗証番号を聞かれた事がない。だから 「ダメね。仕方ないアバンダン。 諦めるわ」と言うと大丈夫 ハクナマタタだと言う。後で銀行へ行くから大丈夫だという。(アフリカに私のメインバンクの地方銀行があると思えない)とにかくそのハクナマタタで乗ることにした気球。乗ってよかった気球。いや 本当に広いな〜360°地平線だ。野生動物もいっぱいいる。こんなにいるんだ。しかも着陸地点にまで車が走ってきて 豪華な朝食とシャンパンだ。 アフリカに行くならこれは外せないね。さて 乗り終わった後、銀行へ行ったけど やはりお金はおろせない。カードも暗証番号が分からないので使えない。しかし木山さんは「大丈夫 ハクナマタタね」とニコニコしている。やっとハクナマタタの意味がよくわかった。ここで無賃乗車で捕まっても どうなってもハクナマタタなんだ。だってここは生と死が近隣するサバンナなんだもの。私は日本人だ。自分の身は自分で救う。私はスマホで渋谷のオフィスに勤めている長男へ電話する。びっくりするくらいクリアに声が聞こえる。「至急 海外送金頼める?」「いいよ 母さん どこへいくら送る?」送り先を聞こうとキョロキョロするが 木山さんがいな
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アフリカ3

飛行機は一晩中飛び続け アブダビで乗り換え また飛行機に乗ってナイロビへ向かう。 時間がよくわからない。スエズ運河あたりで 朝になった。 ついに来たぞ! 子供の頃からの憧れの暗黒大陸 アフリカ!やっとナイロビに着く。時間がまるでわからない。なんか倉庫みたいな飛行場だった。ナイロビは雨だった。普通に雨。雨でもかまわない。アフリカの大地を踏みしめる。やった!もう思い残すことはない。外に出るとガイドさんがいた。アフリカ人で大柄の男性だ。「ナイス ミーチュー」とやっと言う。ガイドさんの名前は「木山」さんだった。日本人みたいな名前だ。字は違うかもしれない。木山さんは日本語はよくわからないけど ハクナマタタで大丈夫なのだそうだ。ハクナマタタてなんだ?驚いたのは「津波 OK?」とか聞かれたことだ。こんな遠いアフリカまで 東日本大震災の事が届いているんだ。「私も家族もOKよ」というと凄く喜んでくれた。いい人かもしれない。キリンと触れ合える公園にいく。馬や牛に近づくように向き合わず 自分の側面を見せてそっと寄り キリンのおやつを差し出す。長いまつ毛 憂いを含んだ瞳 シンファニーというキリンの女の子と遊ぶ。シンファニーは顔を寄せてすりすりしてくる。なんでも彼女は孤児で係員さんが育てたそうだ。だから人によく馴れている。一緒に少し歩く。キリンがこんなにに美しい生き物とは 今まで気が付かなかった。鳥がいる。青いピカピカした鳥だそれがスズメのようにいっぱいいる。どこにでもいる。ブーゲンビリアの花が咲いている。夜 ホテルの窓から外を眺め 後悔した。どうして もっと早くここに来なかったのだろう。 
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アフリカ1

2018年に受けた健康診断で初めて「血圧が高い」という結果が出た。それ以前は 全て基準値内に収まっていたのでちょっとショックだった。大袈裟な言い方だが 初めて死というものを意識した。生き物に永遠はない。当然自分にもだ。それはいいとしよう。けれど「自分は死ぬ時何を後悔するだろう?」と考えた。そうだ アフリカだ。 私はまだアフリカへ行っていない。今のままでは 死ぬ時に「いつかアフリカへ行ってみたいと思ったけれど結局行かなかったな」とそう思いながら 最後を迎えるに違いない。 それだけは避けたい。しかしハードルが高すぎないか?それ費用は?家族は?仕事は?とりあえず情報収集だ。と某旅行会社に立ち寄りパンフレットを探した。私が「アフリカ ケニア タンザニア」のパンフレットを眺めていると後ろから声がかかった。「アフリカ旅行をご希望ですか?」振り返ると 旅行会社の社員とおぼしき若い男性がニコニコしながら立っている。優しそうな笑顔だ。この人なら私の思いを解ってもらえないかと 人生でいつかアフリカに行ってみたい事健康診断の事 いつか死ぬ時にするであろう後悔の事を早口で話しはじめた。社員の方は私の話に熱心に耳を傾け「それで ご予算は?」と聞くので自分の通帳を頭に描く。あんまりないな。「貯金が30万円程」足りないよねー。全然足りないに決まってる!「申し遅れました、自分は吉田と言います。お話はよくわかりました。かりんさんのアフリカ旅行実現させます。 全てこの吉田にお任せください」えぇーと思った いや今日はただパンフレットを貰いにきただけで そんないきなりは絶対無理! まだ行くとは言っていないじゃないか!
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小さい生き物

家の前に水田があったのだけど、持ち主の事情で水田は畑に変わった。何も植えていない畑‥私の周りの農村は急激に姿が変わっていく。水田が無くなったせいか アマガエルを見なくなった。糸とんぼも見ない。糸とんぼは綺麗だ。体が緑で尻尾の先だけ青い。神様は小さいからって手を抜かない。見れば見るほど精巧で美しい。しかもあんなに繊細なのに ちゃんと飛ぶ。昔 子供が蛙を沢山捕まえて帰ってきたことがあった。とりあえず 水槽やら水桶やらに 収容したのだけれど 夜になると 蛙たち大声でみんなで大合唱し出して お父さんは怒るし うるさいし 仕方なく真夜中に 田んぼに蛙を返しに行った。田んぼは暗くて転んで泥沼にハマって大変な目にあった。今となっては いい(あんまりよくもないが)思い出だ。水田を作るのは大掛かりで無理だけどこの冬 ビオトープとか作ってみようか?春になって また 糸とんぼやアマガエルが戻ってきてはくれないだろうか?
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山月記

教科書にも載っているので 知っている人もたくさんいるであろう中島敦著の「山月記」主人公の友人が虎になってしまう。という話。私は全然いいよ。虎になっても。それに私は虎になっても人は襲わない、人を襲うと人は駆除しにくるし。別に虎だって争い好んでいるわけじゃないと思うんだ。もし虎になれたら 月の美しい夜に 虎のスピードで森や荒野を走ってみたい。そして小さな川だったらピョーンて飛び越すんだ。虎だから 夜の森も全然怖くないぞ。お化けも怖くないだろう。だって虎だもの。夜の恐れから解放される。なんて自由なんだ。虎になったのは「山月記」の李徴という男だが虎になったことを恥じている。いや 虎でよかっただろう。ウサギや亀だったらどうする?人間の心の方が獣である虎の心より高いなんてそれ ホント?もし虎になれたら どうにかして人間の女の子と友達になりたいものだ。夜、待ち合わせて 散歩をして ガンジス河を見にいく。水面に月の光が映って綺麗だろ。女の子は華奢な腕を私の首にかけて 夜の川面を見つめている。私が「山月記」を書くなら そんなふうに書きたい。
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宝石

子供の頃 緑色の石を持っていた。山や川で採取したのではない。 砂利が積んであってそこから見つけた。すごく綺麗だった。宝石だと思った。宝石だったかもしれない。私にとっては宝石だった。大切にしていた。日本でも色々な宝石が取れるらしい。糸魚川の翡翠は有名で聞いたことがある。なんと翡翠は日本の国石だという。サファイアは奈良県でアメジストは宮城県岩手県では琥珀が採れる。岩手県久慈市にある「久慈琥珀博物館」では琥珀の間があって癒されたり、スタッフと本格的な琥珀発掘体験ができるそうだ。行ってみたいな。私は宝石が大好きだ。誰だって好きだろう。見つめていると地球の歴史 膨大な時の流れを感じて引き込まれる。地球についてはわからないことが多すぎる。例えばなぜ地球はこんなに綺麗に丸いのだろう?なんでも 最初はでこぼこだったけど水や風が でこぼこを削って丸くなった、というけどでは月は? 月が丸いのも風や水のせい?とか地球はもう出来て随分 時間が経つのになぜマグマは今も熱いのか?冷えないのか? 熱源は何か?とか聞くと最初は答えてくれても だんだん怒り出す人がいてもう誰にも聞かないことにしている。きっとよくわかっていないのだろう。多分その当事者である宝石は知っている。宝石がひっそりとその秘密を囁く。だからあんなにも人の心を奪うのだと思う。
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柿の木があった家

私の実家にはかつて柿の木があった。おばあちゃんが大切にしていた木だったけれど今はない。おばあちゃんが亡くなった後家の建て替えする時があって、その時に切り倒してしまった。「柿の木の枝はサーと簡単に裂けるので登ってはいけないよ」とよくおばあちゃんに言われた。それで木の枝が二股になっているのを 長い棒につけてそれを使って柿の実を取ったりした。隣の大後のおばあちゃんは柿をくれる。「今は美味しいお菓子があるから 柿なんて誰も欲しがらないでしょう」と言いながら持って来てくれる。いえいえ 私は欲しいです。柿は好きだ。美味しいし。紅葉した葉っぱも綺麗だ。紅葉のように一面 赤でもなくイチョウのように 一面 黄色でもない。複雑に様々な表情を見せて 秋の夕暮れによく似合う。大後のおばあちゃんは 柿の木の上の方の実は鳥のために残してあげている。優しいな。でも柿の木のある畑はもう管理が大変なんで売ってしまう話が出ているそうだ。そこもソーラーの発電所になるのかな?田舎の風景が少しずつ変わっていく。ちょっと淋しい。
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誰もいない家

空き家の話ではない。昼間はお父さんは仕事で家にはいない。お母さんも仕事で家にいない。 子供も学校で家にいない。平日は 家には誰もいない。そんな家も今は多いのではないだろうか?我が家では仕事を在宅に切り替えた私が今では家にいる。それ以前の20年間 我が家も昼間は誰もいなかった。家のまえに欅(ケヤキ)がある。大きく枝を張っている。午後になると欅の向こう側に太陽が回り込むので欅の枝葉の影が我が家を覆う。午後になるとリビングの木目の床には 木漏れ日と欅の枝葉の影が遊ぶ。柔らかな風に揺れる光と影 これが非常に美しい。20年もの間 誰もいないリビングで この光は見る者もなく 揺れていたのだろうな。もともとアウトドアライフを愛していたから山や海に美しい光景を求めて旅することが多かった。でもこんなに安らげる美しさがまさに我が家にあったとは。まるで青い鳥の童話のようだ。夜になると 玄関灯がつく。ソーラー仕様で橙色の灯だ。やがて 子供や夫が帰ってくる。夕食をだす。我が家の灯りはきっと暗闇の中で温かく浮かび上がっているだろう。灯りって凄く綺麗だ。
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お母さんの手

あるテレビ番組での実験。 お母さんとその子供が何組か登場する。子供は幼稚園生。 子供は集めておいて、お母さんには白い「ついたて」の後ろに行ってもらい、丸い穴から手だけ出してもらう。子供を放すと 姿も顔もわからないのに 子供は間違えずにお母さんの手の所へ行く。小さい子供は手の表情を覚えている。私も可愛がってくれた祖母の手を知っている。だから「7匹の子ヤギの話」は少し無理だ。狼の手を白く塗っても お母さん山羊の手にはならない。私の子供たちが小さい頃 ある日、私が買い物から帰ると子供達が玄関の戸を開けてくれない、という事件が起きた。私がお母さんに化けた「山んば」かもしれない、と言うのだ。絵本の読み聞かせのせいか はたまたテレビのせいか?しかしこの用心深さは高評価したい。私の母は高齢になり 歩くのが遅い。先日郵便局まで行く、と言うので一緒について行った。途中 横断歩道を渡っていると 信号が点滅し出したので手を握ってあげた。お母さんと手を繋ぐなんて 何十年ぶりだろう!どう言ったらいいのだろう?なんか 照れた。いくつになっても 二人とも高齢になってしまったが親子で手繋ぐのは ちょっと恥ずかしいけど悪くないよ。
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サンマ

今晩の夕食はサンマの塩焼きにした。サンマには必ずなめこの味噌汁がつく。我が家の定番。結婚当初 夫は「俺は実家では サンマを骨ごと食べていた。お前が焼いたサンマは焼きが足らなくて 骨ごと食べられない」と奇妙な事を言って私を困らせた。普通に焼いたサンマは骨は残すでしょう。骨ごと食べられるまで焼くってなんだ? 炭になるぞ。私の実家でまだ私が学生だった時 母が帰ってきてサンマを焼いた。珍しく早く帰ってきていた父が母に文句を言った。「普通サンマは塩をして1,2時間置くものだ。それを塩を振って すぐに焼くとはなんだ。」母だって パートの帰りに買い物をして、それから急いで夕食の支度をするのである。 例え父の言うことが正しいとしても そんなふうに言うもんじゃない。可哀想だろ。そう思った私は父に反論した。「あら、お父さん このサンマは新鮮で ついさっきまで海にいたのよ。海ってホントしょっぱいの。もう充分塩してあるのと同じよ。」父は思わぬ方向からの愛娘の反論に 「えーっ そんなわけないだろ」とちょっと狼狽えた。夫の骨まで食べられるサンマの謎は少しして解明した。夫が食べていたのは 干物にした丸さんまだった。これは焼くと確かに骨までいける。目刺しみたいなものだ。先日、実家に帰って 偶然サンマの話が出た。あの海でさっきまで泳いでいた思い出のサンマ話。父は10年前に故人になってしまった。「そんな事もあったね」とお母さんが笑う。「お姉ちゃん 何言ってんのかと思った」と妹が笑う。「結局あの時お父さん ぺっろと2匹食べたよね」と私も笑う。笑った後 優しかった父を思い出しちょっと泣きたくなった。
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雪降って

「雪とけて 村いっぱいの子供かな」と俳句があったがあれは雪国の話で雪があまり降らない地方だと 朝 目が覚めて銀世界が広がっていたら日頃 勉強やゲームで家にこもりがちな子供達も喜んで外へ飛び出していく。子供だけじゃない。大人だって ちょっとワクワクする。見慣れた景色が一変するし やっぱり雪景色は綺麗だなと思う。間違っても雪合戦や雪だるまを作る歳でもないが 雪兎くらいなら作ちゃう。間違って 雪だるまも作るかもしれない。誰も歩いていない新雪に自分の足跡をつけるのはなんであんなに楽しいのだろう。犬も馬も喜んで走り回る。犬など喜ばせておけばいいが 馬に乗っているとちょっと怖い。馬だって喜んでピョンと跳ねたりゴロゴロ転がりたい。北海道出身の子が多いから 子馬の頃を思い出すのかもしれない。車に乗っているともっと怖い。それは最悪だ。スタットレスタイヤなんて履いてないから すごく危ない。ちょっと急な坂だと上がれなかったりする。洗濯物も増える。天候によっては乾かない。暖房もおそらくつけっぱなしだ。雪なんか降らない方がいい。そのほうが日常生活がスムーズに送れる。でももし降ったら降ったで仕方ないじゃない、天候だもの。アオキの木が赤い実をつけている。雪兎の目はあれを使おうと思っている。
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最終学歴は畜産系の学校で 就職したのは牧場だし結婚したのは畜産家と 牛や馬との付き合いは長い。牛や馬は言語より 自分の気持ちを 自分の相手に対する立ち位置と体のどこを見せているかで 伝えてくる。人間は馬を見ると なぜか正面から寄ってくる。そして事もあろうに 馬の顔に触れてくる。誰だって知らない人が向こうから歩いてきて 顔に触ったら嫌だろう。どうして馬なら平気だと思うのかな?馬は人をまあ理解しようとしているし 寛容であろうと務めているし仕方ないと諦めて触らしてくれる子もいる。 馬によっては「失礼な奴!」と歯を向いて威嚇する子もいる。相手に体の正面を見せて近づくのは 威嚇であり 攻撃の意図を含む行為と馬や牛は感じる。仲良くしたいなら 自分の側面を見せて横から近づき 何か相手の好物でも差し出すといい。それが仲良くしましょう。という言葉となる。テレビを見ていたらホストクラブが映っていた。ホストのお兄さんが相手の女性の横から声をかけながら横向きに近づき そっとグラスを差し出す。そうそう そういう感じ。してみると 馬も人も変わらないのかな?人同士は普通は正面から近づき お辞儀したり握手したりする。あれは仲良くしましょうの合図かな?それとも交渉をしているのかな?
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綺麗ね

12月 庭の植物達は皆おとなしくなった。コスモスもケイトウも枯れた。菊がまだ少し頑張っているがあちこち、茶色い土がむき出しになっている。冬だもの。しかし心配はいらない。地面には球根 チューリップやムスカリ、スイセンがみっちり植えてある。青い忘れな草の種は100均で買い占めてこれでもかと撒いてある。春が楽しみだ。去年も同じことをした。庭が賑やかになっって 嬉しかった。花を友達に見せた。「わー大変だったね。こんなに植えるの大変だったでしょ!」と言う。我が友よ。あなたは悪くない。でも評価するところが少し違う。夫に見せる。「こんな所に花なんて植えるなよ」我が夫よ。あなたは悪くない。でも、この人に見せたのが間違いだった。娘に見せる。花をチラッと見て「お母さん 私 スマホはiphonにしたい。」わかった。買ってあげよう。で?スイセンやムスカリは冬の硬い地面を破って、まだ寒風吹く中、 いの一番に緑の小さな芽を出す。去年の忘れな草は 花が咲く前に大雨が降って、根ごと流され半分くらいダメになってしまった。 そうしてやっと咲いた花達にかけるべき言葉があるだろう。花を見て普通に言うべき言葉ってあるじゃないか。それを一言も聞いていない。みなさん 忙しすぎるのかな?来春 再挑戦だ。
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海の中

今年は一度だけ 伊豆の海にシュノーケリングに行った。沖縄ほどではないにしろ 夏の伊豆にはたくさんの綺麗な魚がいる。今年はクマノミにも会えた。アオリイカの赤ちゃんもいた。群れで泳いでいる。アオリイカの赤ちゃんの群れはすごい速さで通り過ぎていった。が なんか1匹だけ取り残されている。不思議に思ってよく見ると 腕にイワシの稚魚を抱えている。そのせいで みんなと一緒に早く泳げないのだ。私の存在を警戒しているのか 大好物のイワシを捕まえて興奮しているのか体の色を目まぐるしく変えてピカピカ光っていた。海の中では 上にも下にも横にも斜めにも自由に動ける。常日頃地上で いかに自分が重力に縛り付けられているのかよくわかる。地上でヨタヨタしているペンギンが海に入って自由に泳ぎまわる時 きっと「解放」を感じるに違いない。私も海面に浮いている時 すごくリラックスする。そういう訳でダイビングはやった事ないが シュノーケリング大変楽しい。それに色々な生き物の小さな日常を見ることもできる。水族館も好きだが 水族館ではみられない生き物達の豊かな表情が海にはある。沖縄に行きたいなー沖縄に行って毎日毎日毎日 海に潜ったら色々な発見 生き物との交流 美しい景色等忘れ難い思い出がいっぱいできるに違いない。なんとか家族を説得しよう。ところであの1匹だけ取り残されたアオリイカの赤ちゃんどうしたかなあ。ちゃんと群れに戻れたのだろうか?それとも 今でもたった一人で 波の間を心細くさまよっているのではないだろうか?
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狐の子供

子狐は春先に産まれて 夏が過ぎれば「子別れ」といって親に追い出される。そのあとほとんどの狐は人間や放し飼いにした犬に殺されたり 獲物が獲れず弱ったり 病気で死んでしまう。どんな生き物でもそうだが 全員が生き残れるわけではない。しかし例外的に雌の子供が母親の元に残る場合もあるのだそうだ。親元に残れる個体が羨ましい。 一人になった経験不足の新米は幾多の困難に直面する。死と破滅がお待ちかねだ。全員が生き残れるわけではない。生き物の宿命だ。私が働くプログラミングスクールに新しく希望に燃えた生徒さん達がやってくる。このスクールは挫折率の低さを売り物にしているがどのみち生徒さん達だって 生き物の宿命からは逃れられない。例えその中の一部が首尾よく 転職やフリーランスになれたとしても。まだその先がある。全員が生き残れるわけではない。他の業界だってそうだろう。生き物の宿命だ。負けて負けて負け続けても 失敗に失敗を重ねても小狐は生き残ろうとするのだろうな。獲物の多いテリトリーを確保する。安定して払いのいい会社に所属する。良いお客さんを確保できるフリーランスになる。生きがいの持てる仕事に従事する。みんながそうなれるわけではない。全員が生き残れるわけではない。生き物の宿命だ。お山が雪に覆われる冬が来た。がんばれ小狐。
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小学校

私は港区立鞆絵小学校出身だ。プールがあってね。その手前に鉄棒と鈴懸の木があって鈴懸の木ってプラタナスといったりもするんだね。今となっては変な話なんだけど そのプラタナス君とお友達だった。いやいやいや 別に私は変人じゃない。人間のお友達もいる。ただ鉄棒が苦手で 逆上がりとかできなくて。一人で練習をするのだけどそれでもできないんだな。悔しくて絶望していると 頭上でサワサワとプラタナス君が笑う。見上げて なんだよーって思う。また練習する。手を離してしまって 頭から落ちる。痛い、結構痛い。泣いているとプラタナス君がまたサワサワと笑う。結局出来た。つまり腕を伸ばすから出来なかったんだ。腕を曲げたまま 胸に鉄棒を引き付けて 腕ずくで腰を引き上げる。人生初の成功体験だった。やったーと思ったらまたプラタナス君がサワサワと笑った。そういうわけで プラタナスって自分にとっては特別な存在なんだ。鞆絵小学校は廃校になって現在は取り壊されてしまった。何年か前にそれを見に行った。あの辺にプールがあって鉄棒があってプラタナス君がいて。プラタナス君に「すずかけの木」と名札が巻き付けてあったのを今でも鮮明に思い出す。例えチームを組んでいるとしても頑張る時は大抵一人だ。一人で頑張っている時 サワサワと今でもプラタナス君が笑っているような気がする。
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寂しいと死んじゃうウサギ

寂しいと死んじゃうよ。ウサギは小動物なんだ 大切にしてみっちり世話してやらないとすぐに死んじゃう。あの「ウシジマくん」もウサギ達を大事に世話していたじゃないか。小鳥もそう。ウサギより繊細だ。夏目漱石の「文鳥」という小品が高校生だった時の模試に出た。文鳥の首から肩が芸者のなんとかに似ていてとか、餌をやり忘れたら死んだ。とか書いてあって 設問に「著者の動物への愛情を表しているところはどこでしょう」とあったから「飢え殺しておいて愛情とは笑止」と書いたら❌だった。へんだな。寂しいと死んじゃう。 ウサギでも小鳥でも金魚でも牛でも馬でも子供でも。だから がんばって世話して 寄り添って大切にするんだ。そうしていたら 寂しくはない。心が満たされる。明日も頑張ろうと思える。寂しいと死ぬのは うさぎだけじゃない。
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熊の立場

熊はヒグマにしろツキノワグマにしろ日本最大の猛獣だ。山野を歩いていて間違っても出会いたくない相手だ。本来なら熊が先に気付いて人を避けてくれるはず。でも絶対とはいえない。私は熊が怖い が嫌っているわけではない。熊って母子が一緒にいる以外は大抵一人でいる。友達とか仲間とかそういう考えは どんな熊にもない。いつもひとりぼっちだ。ひとりぼっちの熊は夜はどうしているのだろうか?眠っているのだろうか? 眠れない夜はどうしているのだろう?星を見ているのだろうか?きっと山の中で天の川とか綺麗に見えるのだろうな。熊にとって星ってなんだろう?それとも遠くに見える街の明かりを見ているのだろうか?「あそこに行けば何か美味しいご馳走とかないかなあ?」なんて考えたりしないのかな?人間は悩みや苦しみがあると 人に相談したり 支えてもらったり励ましてもらうとかあるけど 熊にはない。熊はひとりぼっちだ。 自分で自分を励まし、支え、慰め、鼓舞するしかない。熊は半年冬眠する。寝ているとはいえほぼ絶食だ。充分食べて脂肪をつけなければ冬を越せない。でも食べ物が少ないと不安だろう。怖いだろう。自分の身は自分で救わなければと思うだろう。星空を眺めてそう決意するはずだ。やはり山で熊にだけは会いたくない。
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ラベンダーの香り

お隣の大後さんちに回覧板をもって行ったら 80歳の大後(だいご)のおばあちゃんが種まきをしようとしていた。その中にラベンダーがあった。「おばあちゃん ラベンダーの種を蒔くの? この種の袋には『花が咲くのには2~3年かかる』と書いてあるよ」と言うと「えぇ そんなにかかるのかえ? それじゃ花が咲くまでに死んじまう」「いや いや いや!そんな事言わないでよ。あのさ、この種私に頂戴。代わりに私のイングリッシュラベンダーの苗あげるから。」というわけで 交換したラベンダーの種。実際に撒いたら10日後やっと発芽した。ラベンダーの成長はゆっくりなのね。あの素晴らしい香りはじっくり時間をかけて生成されるものなのかもしれない。ラベンダー大好きのお友達とラベンダースティックを沢山作った思い出がある。 二人の大好きなサザンの曲を聴きながら。ただそれだけなのに 「凄く良い時間を過ごした」感が半端ない。私は花が好きだ。特に山吹とマーガレットとコスモスが好き。なぜなら子供の頃にそばに咲いていた花だからだ。愛してやまない祖母が育てていた。思い出があるのだ。時は移り 人は去っていき 街は変わる。遠い失った日々と今でも変わらないのは花の姿と香りだけだ。あの日もあの人ももう戻らないのに。花の向こうに 私の人生の時間がみえる。ラベンダーを種から育てるのは なかなか大変だ。時間もかかる。いつかこの花が咲くまでいえいえ それ以降もずっと元気でいて 大後のおばあちゃん。
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クリスマスのプレゼント

ラジオの英会話入門のテキストでサンタと男の子が出てくる場面があった。サンタが「プレゼントは何がいい?」と尋ねると 男の子が「世界平和」と答える。サンタは予想外の答えに困って「おもちゃじゃ だめかい?」と問いかける。その狼狽ぶりが面白かった。「世界平和」なんて望みが大きすぎるだろう。(悲しいことに)以前 私はある事業所に勤めていたが 採算の面から閉鎖になることが決まってしまった。リストラにはならないだろうが 新年度からどこに飛ばされるのか不安だった。ちょうどクリスマスの時期だった。その日 山城君と営業回り 東京昭和通りの多慶屋からワムの「ラストクリスマス」が流れていた。つい浮かれて「山ちゃんだったら サンタさんに何をお願いする?」と聞いたら「安定していて 雰囲気の良い職場」とニコリともせず、冷ややかに答えた。「ああ 山ちゃん今の私たちに その言葉は辛いわ」一気に浮かれた気分が覚めてしまった。サンタさん お願いです。もし、いらっしゃるのなら 英会話入門の男の子には「世界平和」を山ちゃんには「安定して雰囲気の良い職場」を私はあなたの「空飛ぶ橇」に乗ってみたいです!
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きのこの山

近所に「きのこの山」と名付けた林がある。倒木が多く 色々なきのこが仲良く生えている。 きのこは争わない平和な生き物だ(と思う)。競合もせずそれぞれの場所で 控えめに生きている(ような気がする)。みんな仲良しだ。きのこは名前がちゃんとついているのは 日本で約3千種 世界には約2万種いるというが(どうやって数えたんだろ?)それらはなんでも きのこの総種数の一割にも満たない。9割は名無しのゴンベ君なのだそうだ。私の好きなきのこは「オニフスベ」という白くてまんまるでバレーボールのようなきのこ。小学校の時見つけて先生の所へ持って行ったら、先生は図鑑で調べて名前を教えてくれた。男子がやってきて「オニフスベ」君を蹴ったり投げたりしてボロボロにしてしまった。すごく悲しかった。きのこは動物でも植物でもない。静かでおとなしい生き物だ。今度「きのこの山」は整地されてソーラーパネルが設置されるそうだ。きのこはみんないなくなってしまうのかな?それとも 条件さえ合えば パネルの足元や 転がった丸太のかけらの隅にひっそりと息を吹き返すのだろうか?
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