アフリカ3

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飛行機は一晩中飛び続け アブダビで乗り換え また飛行機に乗って
ナイロビへ向かう。 時間がよくわからない。
スエズ運河あたりで 朝になった。 
ついに来たぞ! 子供の頃からの憧れの暗黒大陸 アフリカ!

やっとナイロビに着く。
時間がまるでわからない。
なんか倉庫みたいな飛行場だった。
ナイロビは雨だった。普通に雨。雨でもかまわない。
アフリカの大地を踏みしめる。やった!もう思い残すことはない。

外に出るとガイドさんがいた。アフリカ人で大柄の男性だ。
「ナイス ミーチュー」とやっと言う。
ガイドさんの名前は「木山」さんだった。
日本人みたいな名前だ。字は違うかもしれない。
木山さんは日本語はよくわからないけど ハクナマタタで
大丈夫なのだそうだ。
ハクナマタタてなんだ?

驚いたのは「津波 OK?」とか聞かれたことだ。
こんな遠いアフリカまで 東日本大震災の事が届いているんだ。
「私も家族もOKよ」というと凄く喜んでくれた。いい人かもしれない。

キリンと触れ合える公園にいく。
馬や牛に近づくように
向き合わず 自分の側面を見せてそっと寄り キリンのおやつを差し出す。
長いまつ毛 憂いを含んだ瞳 シンファニーというキリンの女の子と遊ぶ。
シンファニーは顔を寄せてすりすりしてくる。
なんでも彼女は孤児で係員さんが育てたそうだ。だから人によく馴れている。
一緒に少し歩く。
キリンがこんなにに美しい生き物とは 今まで気が付かなかった。

鳥がいる。青いピカピカした鳥だ
それがスズメのようにいっぱいいる。どこにでもいる。
ブーゲンビリアの花が咲いている。

夜 ホテルの窓から外を眺め 後悔した。
どうして もっと早くここに来なかったのだろう。 










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