雪降って

記事
デザイン・イラスト
「雪とけて 村いっぱいの子供かな」と俳句があったが
あれは雪国の話で
雪があまり降らない地方だと 朝 目が覚めて銀世界が広がっていたら
日頃 勉強やゲームで家にこもりがちな子供達も
喜んで外へ飛び出していく。
子供だけじゃない。大人だって ちょっとワクワクする。

見慣れた景色が一変するし やっぱり雪景色は綺麗だなと思う。
間違っても雪合戦や雪だるまを作る歳でもないが 
雪兎くらいなら作ちゃう。
間違って 雪だるまも作るかもしれない。
誰も歩いていない新雪に自分の足跡をつけるのは
なんであんなに楽しいのだろう。

犬も馬も喜んで走り回る。
犬など喜ばせておけばいいが 馬に乗っているとちょっと怖い。
馬だって喜んでピョンと跳ねたりゴロゴロ転がりたい。
北海道出身の子が多いから 子馬の頃を思い出すのかもしれない。

車に乗っているともっと怖い。それは最悪だ。
スタットレスタイヤなんて履いてないから すごく危ない。
ちょっと急な坂だと上がれなかったりする。

洗濯物も増える。天候によっては乾かない。
暖房もおそらくつけっぱなしだ。

雪なんか降らない方がいい。
そのほうが日常生活がスムーズに送れる。
でももし降ったら降ったで仕方ないじゃない、天候だもの。

アオキの木が赤い実をつけている。
雪兎の目はあれを使おうと思っている。



サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す