▼これから5年間は守りの時代 起業ではなくスキルアップを考えましょう
コロナ禍によって社会が大きく変化しましたが、5月にコロナの扱いが5類になることで、少しずつ元の生活を取り戻しつつあります。
まだマスクをしている人を多く見かけますが、梅雨が明けて暑くなると、やがてマスクをしている人も少しずつ減少していくでしょう。
最近起業に関する情報をよく見かけるようになりました。
You Tubeを見ていれば、必ずといって良い程、企業案件のCMが流されています。
でも、本当に今起業すべきタイミングなのでしょうか。
私はむしろ、これから5年から7年は起業は避けるべきだと思います。
理由は大きく分けて2点あり、一つは市場が縮小化していくことと、2つ目は社会変化の予測が難しいからです。
1つ目の市場の縮小とは、一段と少子高齢化が進みます。
国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、2010年の日本の人口は約1億2,8000万人。
それが2030年には、1億1,6000万人で、2,000万人の減少。
東京都の人口が約1,4000万人で、千葉県の人口が約620万人ですから、この20年で東京都と埼玉県を合わせた人口が消滅してしまったわけです。
人口が減少すれば、それだけ消費量が減りますので、色々な企業の売上も下がります。
また人口が減少した分、納税額も減少しますので、自治体の事業も縮小になるでしょう。
人口の減少は、少しずつジワジワと企業の業績悪化を招きます。
まず外注や委託を止めて、出来るだけ社内で完結しようとします。
経費を抑えるためです。
雇用でいえば、まず派遣社員、次にパート社員、そして正社員という順番で、社員を削減していく。
当然社会全体の景気が悪くなります
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