「お客様と仲間を守れるデザイナー」を目指すことにした日の話
危険なにおいがするような…?3年ほど前のことです。当時、私はとある企業様から、販促用印刷物のデザインを受注していました。デザイナーとしてはお客様のご希望に添いつつも、できればご希望以上のものをお作りしたいところです。
お客様のご要望の一つは、ある公的な認証マークを入れたいというものでした。私はマークの存在は知っていたものの、実際に自分で使う機会がなかったため、最初は特に何も考えず、サンプルデザインの中に組み込んでいきました。ですが、作業をしているうちにふと、「このマークはもしかしたら、使い方にルールがあるのではないかしら?」という考えが脳裏をよぎりました。何というか、危険なにおいがするような気がしたのです。
お客様と私の行く手を阻む「ガイドライン」
念のため調べてみると、想像した以上に細かいガイドラインが定められていることが分かりました。こういう場合、人間が取り得る行動は2パターンあると思います。
①ガイドラインは見なかったことにして、お客様のご希望通りのデザインを納品する
②ガイドラインの内容をお伝えし、ガイドラインに沿った形でマークを使うか、もしくはマークの使用を取りやめるか、どちらかを選んでいただく
ひとまず、今の時点でお客様に不満を感じさせるリスクがなくて簡単なのは、①です。ですが、①を選択した場合、あとになってお客様が責任を問われたり、お客様の社会的信用が失わたりといった問題が起こるかもしれません。また、そういう場合は、デザイナーも責任を追及されることがあると聞きます。このときは私個人での受注でしたが、デザインチームとして受注している場合は、仲間にも責任が及ぶ可能性が
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