異業種からの参入・・

異業種からの参入・・

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承前
 さて、前回の続き・・・建設業から飲食業へ参入した経営者の話しですが、いろいろとインタビューをいたしました。
 まずは立地戦略らしきものの存在について
何故この場所に出店したのですか・・・
① ともかく交通量が多かったという事(漠然とした感想で店前を走るスピードや車種については全然調べてない)
② 家賃が安かったという事(貸倉庫を経営していた方がいて、建設業社長の友人だったこともあり高齢のため引退したいといった理由から後を引き継いだという事と建築されていた倉庫の躯体は鉄筋で頑丈だったという事)
③ 内装づくりには自信があり建材や設備に関しての技術があったという事(要するにローコスト、中古の厨房機器などの活用によって初期条件投資を抑えることが出来損益分岐点売上が低くなるため出店しようと思ったという事)
こういった内容でした。
以前このブログに書いたと思いますが、店前の交通量がそのまま商圏の拡大や市場規模とは直接関係なくて、車種、道路前の平均速度、そもそもの道路の性質、などによって商業立地として適正かどうかが決まるという話をしました。 例えば同じ会社名のついた営業車が毎日同じように走っているという道路と色々な車種の車が走っている道路とは全然違います、乗っている人数、運転している人の服装等細かな点を観察していかなければならないし、道路の形も考慮しなければならないのです。ただ単に交通量だけでは判断できません。又
入りやすく出やすい駐車場であるか、危険を感じないかなどなど。
路面店、車優先の道路に面している立地は必ずしも良くありません。
 残念ながら件の経営者・社長はこの細やかな飲食立地に対して無頓着だったという事になります。まず初期投資が少なくて済む。店前の交通量は多いといった表面的な立地選択が失敗の第一の理由。・・・
 それではと社長曰く・・・どこにもない商品、特徴があっておいしい、名人が作った料理を提供するといった店にしたらどうか 少ない客数で成り立ち、オンリーワン匠の店という構想なのですが・・・それはそれで新進の店では無理なのです。つまり「匠の店」という事なのですが、同時に「高級店」を意味します。それなりの格式、歴史、そうして今ならマスコミが取り上げるようなシェフの存在、建物にしたってもともと倉庫だったところを改装したといったレベルではとてもお客満足にはつながらないし、そもそもが、何度も言いますけど交通量の多さ故、それも営業車、トラック等の排気ガスで商業的にみても不備なのです。
 投資額にしても中途半端では済まないし、著名な料理人の名前を利用するにも相応のコストがかかりますよ・・という事をお話させていただきました。
 当初の理念、方針のあいまいさと立地選定、優先順位の間違い店舗の陳腐さなどから閑古鳥のなく店になってしまったのです。
 こんなやりとりを経て私の提言は「撤退しましょ」という事でした。幸い投資も少なかったために会社の損失も最小限で済んだという事です。
 かわいそうだったのは従業員のこと、解雇という事ですから・・つくづく経営の難しさを改めて知ったのです。
一筆はこれ👇 鮨が喰いたい・・・回ってない寿し
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