なぜ同じ薬なのに複数名前が存在するの?
同じ薬なのに複数名前が存在するのは、一つの薬剤名(一般名)に対して多くの商品名が存在するからです。そのせいで前回説明した勘違いが起きるんですよね笑笑では、なぜ同じ薬なのに複数の名前(商品名)が存在するのでしょうか?商品名とは製薬企業が独自につける名前です。なので一つの薬に対して、製薬会社の数だけ名前があるのです。例えば、ジフェンヒドラミンという一般名の薬があります。これはヒスタミンという体内物質の働きを阻害することでアレルギー症状を鎮める薬です。そこでいくつかの製薬会社が、同じジフェンヒドラミンを含む薬に『レスタミン』『ベナパスタ』など違う商品名をつけました。また、多くの人に印象が残るように、ユニークな名前が商品名としてつけられることがあります。ヒスタミンには眠気を引き起こす作用もあり、そこでジフェンヒドラミンを睡眠導入薬として、『ドリエル』(dream wellに由来)という商品名で発売した製薬会社もあります。(同じ有効成分が入っていますが、製薬会社ごとに添加剤が違ったり、薬の形が違うなどの差はあり、完全に同じという訳ではありません。)同じ人物だけど、ペンネームや本名、複数のあだ名を持っている感覚ですね笑笑商品名の由来を知ると、薬の名前が覚えやすいこともあるので、気が向いたら調べてみることをおすすめします!
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